特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

「なんとかなる」は「なんとでもなる」

著者:赤川 なおみ

「なんとかなる」は「なんとでもなる」

こんにちは。
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人の赤川です。

「まぁその時にはなんとかなるもんよ」

もしもの時の話をしているときに良く耳にする言葉です。

しかし「なんとかなる」というのは、本人の「あなた」の意思とは関係なく、なんとかしてくれる人の意思で動かされるということになります。

「延命治療はしたくない!」と日ごろから友人に言っていたAさん。
仕事中に倒れて病院へ。一命はとりとめましたが、病院の医療器具につながれた状態になってしまいました。

「葬儀はできるだけ町内の方やおつきあいのあった方に来てほしい」と行っていたYさん。
ご家族や親族のご意向で家族葬となり、ご友人が参列されることはありませんでした。

「家のお墓には入りたくない!散骨でもして!」といい続けておられたSさん。
Sさんの想いは届かず、嫁ぎ先のお墓に埋葬されました。

この3例はすべて「なんとかなっている」のです。ご本人の意思通りだったかどうかは別にして「なんとかなっている」。

でも、ご本人は納得しているのでしょうか?

このように、日ごろ周りの人に自分の気持ちを伝えていたとしても、もしもの時にはその場を仕切る人たちの気持ちで進んでいきます。

口頭で伝えることは限界があります。
緊急事態には通用しないのです。

まずはエンディングノートに書き出し、誰に何を伝えるのか?を考えて見ましょう。

そして、本当に伝えたい、実行してほしいことは専門家に相談して確実なものに。

ご自身を大切にしている方!ぜひ前向きに考えてみませんか?

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赤川 なおみ administrator

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