特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

献体という選択

著者:赤川 なおみ

献体という選択

こんにちは。

「夢をあきらめない生き方」「最期まで自分らしく生きる!」をエンディングノートを通してナビゲートする赤川 なおみです。

「献体」をご存知ですか?

 献体とは、医学・歯学の大学における解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。
(財団法人 日本篤志献体協会より)

これは「自分の死後、遺体を医学・歯学の教育と研究のために役立てたい」という人が行うのですが、生前に「献体登録」をしておきます。

献体したい大学や関連の団体に名前を登録、死後、遺族あるいは関係者がその遺志にしたがって遺体を大学に提供します。

生前の献体登録には「肉親の同意」が必要で、肉親も署名捺印をして登録します。

では献体登録をしておけば、必ず献体されるのか?

これは、本人が「献体してほしい」と強く願っていたとしても、その死後に親兄弟など親族の中で一人でも「反対」ということになれば、献体は実行されません。

また、臓器移植にも登録があり、献体にも生前契約する場合には、病院と大学間の連携なども必要になるために、事前の申し出が必要になったり、様々な確認事項のもと行われます。

臓器移植についてもエンディングノートに「臓器移植をする しない」の意思表示をという項目がありますが、献体も一つの選択。

臓器移植のように、必要としている人の「生きる」ための力になるのか、形は違えど人が生きていく上で大切な研究のための力になるのか。

エンディングノートを書く際に、今一度考えて見たい項目ですね。

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