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エンディングノート普及協会

タンスの肥やしじゃもったいない!着ない着物も、人目に触れさせよう!

著者:赤川 なおみ

タンスの肥やしじゃもったいない!着ない着物も、人目に触れさせよう!

こんにちは。
エンディングノートの書き方・終活講師の赤川なおみです。

先日、広島県福山市内で
「第1回 タンスの肥やしじゃもったいない!
 まずは人目に触れさせよう(着物編)」
を開催いたしました。

このイベント・・・
終活の講座をさせていただくと、多くの女性が悩んでいる
「着物をどうしよう?」を、少しでも解決できるようにと始めました。

エンディングノートの書き方をお伝えする際、
「着物は貴重品にはならない時代。どのようにするか、持ち主が考えておきたいですね」と言うのですが、みなさん「タンスの肥やしなのよねぇ」と言われます。

確かに、日常的に着物を着る方はほとんどいません。

「着物が沢山あるんですよね。しつけがついたままの物もあります」

「着ないのですか?」

「もう、着る事はありません!」

「じゃ、捨てますか?」

「いえ・・・捨てるのは・・・」

「じゃ、いつか着るかもしれませんしね」

「いえ、もう着ません!」

こんな会話が日常的。

着ないけど、捨てられない。
娘に譲りたいけど、娘も着ない。

結局「タンスの肥やし」なんですね。

私は、普段着きものが大好きで、「どうせ着ないし、捨てちゃうかもしれないなら、着てからでいいじゃん」と思っています。

なので、「汚れたら困る…」と言われても「汚さなくても、どうせ捨てちゃうんですよね?」と思うのです。

「捨てられない」と思うくらい、大切なものなんですよ。
だったら、一度でも人目に触れさせてあげてほしい。

そんな想いから、このイベントを開催しています。

当日は、長年着物問屋さんに勤務し、全国の着物に関連する職人さんたちと交流し、本物を見てこられた「おしゃれ工房 昴」代表の保阪さんに着物を見て頂きました。

保阪さんは、着物をご覧になっただけで「いつ頃、どこで、どんな風に織られた」ということが分かる方。

その日も、お持ちくださった方の着物をみなさんで囲み、色々なお話しをうかがいました。

持ち主さんは「良いものはないんですよ」と言われていましたが、保阪さん曰く「こんな立派な長襦袢なんて、今はないですよ」と言われるくらいで、他の着物も良いものばかり。

その日は、お持ちになった方は「もう絶対着ないので、もしも着る方がいらっしゃれば…」ということで、着付けを習い始めたうちの娘が譲っていただく事に。

そして「この着物は、一旦お預かりして大切に着させていただきます。もしも、お孫さんが着られることがあれば、いつでもご連絡くださいね」とお約束。

着物は、着てこそ活きる物。

タンスの肥やしじゃもったいないと思いませんか??

次回は6月22日(月)、広島県尾道市にて開催です!

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日 時:6月22日(月) 10時~14時
    ※12時からはランチをしながら質問タイムです
場 所:着付け教室檸檬家 尾道教室 
    尾道市十四日元町3-14
参加費:500円
持ち物:タンスの肥やしの着物や帯、小物類又は気になっている着物
    ※着物に関係するものなら、どんなものでもお持ちください
主 催:日本終活サポート協会、エンディングノート普及協会
ご協力;着付教室 檸檬家、おしゃれ工房 昴
問合せ;赤川 080-4265-4279

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