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エンディングノート普及協会

最期の別れは「乾杯の歌」で・大先輩の葬送の時

著者:赤川 なおみ

最期の別れは「乾杯の歌」で・大先輩の葬送の時

こんにちは。
エンディングノートナビゲーター®の赤川なおみです。

お世話になった恩人の、葬儀に参列しました。

音楽をこよなく愛し、後進の指導を熱心にされていた恩人は、多くの音楽家誕生にも尽力されました。

葬儀は粛々と執り行われ、最期のお別れの時となりました。

場内では、恩人を見送るために参列したご友人のご提案で、故人を囲んで、参列者の有志が歌を歌い始めました。

♪杯を乾せや 我が友よ

 若き日は 若き日は 再びは

 帰らぬものなれば 歌わまし

 若き日の恋 時過ぎ去らぬまに♪

恩人在りし日には、飲めば必ず大合唱だったと言います。

寂しいけれど、悲しいけれど、大きな声で歌う有志の人たち。

ご家族の方は、とても喜んでおられましたね。

祭壇に飾られた遺影も、恩人らしい、マイクを持ったお元気なお顔でした。

ご親族からのご挨拶も、故人が生まれ、戦前、戦中、戦後を必死の思いで生きてこられたこと、終の住処となった地で、音楽と仲間を大切にされてきたこと。

最近では聞く事ができないような、素晴らしいご挨拶でした。

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最期まで自分らしく。

葬儀を通して、悔いなく生きてこられたことが伝わる、素敵な葬儀でした。

最期まで自分らしく生き、終えるために、エンディングノートを書いてみませんか?

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