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子育て・食事・介護 昭和女の独り言

著者:赤川 なおみ

子育て・食事・介護 昭和女の独り言

休日のお昼。
4つくらいの男の子とお母さん。
ドーナツを買って食べていました。
まぁ、至って普通の光景かもしれません。
しかし・・・

その親子が購入していたドーナツの数は7つ!
しかも、惣菜系のドーナツはなくて、甘いものばかり。

2人で7つって凄い・・・と思うと同時に、これがお昼ご飯?と複雑な気持ちに。
小さい子にこれってどうなの?と思ってしまうのは、昭和の母の証拠なのか。

まぁ、菓子パン2個で終わり、なんて普通なのだろうし、ドーナツをお腹いっぱい食べさせるだけ、良い母親なのかな。
確かに、家でおにぎりだけで済ませちゃうのだって、同じじゃないの?って言われるかもしれないですよね。
どっちにしたって、炭水化物だけなのだから。
でも、家でお母さんが握ってくれたおむすびの味や、握り加減は覚えているけど、お店のドーナツの微妙な堅さや揚げ具合の違いなんて、覚えてないと思う。
そして、この時期にこういうのでお腹を満たしてしまう事を覚えると、どんな身体になっちゃうの?って思う。

しかも、お母さんは珈琲を頼んでいるけど、子どもには持ってきたジュースを飲ませてる。
これも、お店ではマナー違反。

離乳食期ならまだしも、もう販売しているジュースが飲める年齢。
そうなると、持ち込みで子どもに与えるのは、だめでしょう。

そして、途中からは持ち込みのバナナまで登場。
堂々と、店内でバナナまで食べさせちゃうんだ・・・

一番気になるのは、子どもの表情。

たまのドーナツに「やったぁ!」という表情ではなく、淡々と食べ続ける。
たぶん、珍しいことではないんだろうな。

いつもは、厳しくご飯を食べる習慣があって、たまに羽目を外して「今日はドーナツ食べ放題だよ!」なんていうのなら、子どもはもっと嬉しそうかな?と思ったりする。
きっと、食に対する感覚が「2人が好きなドーナツをお昼ご飯にすることって、いけないの?」くらいの感覚なんだろうな。
テレビで、現代の食卓事情が特集されていた時に、最近では、家族で同じものを食べないというのをやっていました。

同じ食卓にいても、それぞれが好きなものを食べる。
子どもはパスタだったり、ラーメンだったり、菓子パンだったり。親はご飯とおかずだったり。

「それって、作る方はたまらないよ!」と思った瞬間、全てはレトルトかスーパーで買ってくる惣菜だということアナウンスが。
「なるほど、買ってきて出すだけだから、全員が違うメニューでも大変じゃないんだ」
それはとても衝撃だったけど、その日の放送を思い出しながら、目の前の親子を見ていました。
自分の価値観で物を考えてはいけない、今と昔は違うから・・・
とはいえ、これが子どもにとって、良い事ではないと思うのは、昭和人間すぎますか?

唯一の救いは、お母さんが子どもそっちのけでスマホを操作しなかったことかな。

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