特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

月別アーカイブ 3月 2016

著者:赤川 なおみ

一人っ子終活 親子3人で終活の旅その1

一人っ子の私は、実家のお墓のこと、離れて暮らしている両親が介護状態になった時のことなど、両親と相談しながら少しずつ準備を進めています。

 

もちろん、実際に困るだろう?ということの準備は必要なのだけど、もう一つ一人っ子として、生まれた場所を離れて生活している自分には、大切なことがあります。

 

それは、自分のルーツを知ること。

 

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私の場合は、父も本家の長男とはいえ末っ子で、姉3人のうち2人は他界、1人もすでに話すことができません。

 

母は一人っ子で、小さい頃に父を戦争で、母を病気でなくし、母自身が自分のルーツを沢山は知りません。

 

それでも、昨年母の「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金」を申請するために、戸籍を集めてまわったことをきっかけに、少しずつわかったことがありました。

 

しかし、私が5歳の頃に愛媛県から広島県に引っ越し、それから40年以上がたっています。

 

以前は両親も、ことある毎に愛媛に帰っていました。

 

しかし、ひとり暮らしをしていた祖母を広島に引き取り、父も身動きが取りにくくなってからは「お祭りの時には帰りたいねぇ」と言いながらも、実現しないまま数年たっていました。

 

今回は「誕生日頃に愛媛に連れてってくれんかね」の父の一言で、半ば強引に「じゃ行こう」と1泊二日の終活旅行を決行。

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こうして父の終活・母の終活・そして一人っ子の私の大切な終活の旅が始まりました。

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著者:赤川 なおみ

エンディングノート無料ダウンロード版の上手な使い方

各地でエンディングノートや終活について講師をさせていただくのですが、毎回聞かれるのは「オススメのエンディングノートはありませんか?」ということです。

 

この質問をいただいた時の、エンディングノート専門家としての答えは・・・

 

「どれでも良いですよ。ご自身の好み、これかな!ってときめいたもので」

 

です。

 

え???専門家がちゃんと選んでくれないの?

 

そんな声が聞こえてきそうですね。

 

でもね、実際そうなんですよ。

 

書けない人、途中で止まっちゃった人は、その人が選んだエンディングノートが悪かったわけではなく、何をどのように書けば良いのか?がわからなかっただけなのです。

ここ数年、エンディングノートの無料ダウンロード版が沢山でていますね。

 

これらのエンディングノートをダウンロードされた方も多いと思います。

ダウンロードした方、実際に使ってみられましたか?

 

結構多いのが、ダウンロードして安心し「明日から頑張って入力しよう」という人。

 

これは、書店でノートを購入される方にも共通しますが「手に入れると安心して、そこで止まってしまう」ということですね。

 

エンディングノートを書くって勢いも必要です。

 

気になる→探す→手に入れる→すぐ書き始める

 

これです。

 

書き始めるのは、最初からではなくても大丈夫。

全体を見て、自分が気になった部分をまずは入力する。

 

プリントアウトした方は、まずは目に留まった部分に書き込む。

とにもかくにも始めなくちゃ!

 

気になった、手に入れた、この勢いのある時に始めましょう。

 

それでも「多くてどうにもならない」「やはり専門家がおススメするノートが安心」という方は、エンディングノート普及協会オリジナルの、スターターセットをお使いくださいね。

 

エンディングノートスターターキット

 

 

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著者:赤川 なおみ

着物文化を20代に広めよう!きもの&浴衣を有効活用しよう

私がきものを着るようになったきっかけはおばあちゃんのきもの。

 

捨てたくない&売れないのなら…という気持ちから、着るようになりました。

 

きものに触れるきっかけは、こんなちょっとしたことなんだろうと思います。

 

近頃、20代や男性など、これまで着物文化にふれたことがない人たちが、きものに興味を示してくれていると感じています。

 

テレビでも、タレントさんや女優・俳優さんたちが、きものを着ていることが多くなりましたね。

 

その影響もあるのかな?

 

いずれにしても、嬉しいことです。

 

たぶん、20代とか男性は「着物=大変」という固定概念がないから、案外気軽に着たりできるのではないかと思うのです。

 

着物を知っている世代は「管理が大変」「汚したら困る」「お金がかかる」と、色々なことを理由に、着物を着ません。

 

でも、20代や男性にとっては、ファッションなのかな?

 

着付けに携わっている長女が、同級生たちに「きもので出かけよ~」とこれまでに2度、お誘いしました。

 

みんな楽しんできてくれたのですが、その中の一人は「すごく楽しかったから、安いものだけど自分の着物買ったの~」と、嬉しい報告をしてくれました。

こうして「楽しい!」が広がると、もっともっと「きものを着てみよう」と思ってくれるかな?

 

とは言え、やはり着物や浴衣を持っていない人にとっては「購入しても着るかどうかわからないしなぁ」と、尻込みしてしまうかも。

 

そのハードルを下げるために、我が家では譲り受けた着物を着てもらったり、気に入ってもらったら譲ったりということを始めています。

 

終活で問題になっている「着物の処分」も、また新たに袖を通して着てくれるとしたら、有効活用できそうですよね。

 

終活専門家として「大切な着物をどうするか?は、早めに決めておきましょう」というだけでなく、どうしたら良いの?という悩みも解決していきます。

 

終活のご相談はこちらから

エンディングノート普及協会

 

 

 

 

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著者:赤川 なおみ

追加料金一切なし!◎十万円〜!のお墓や葬儀の価格破壊

イマドキの葬儀では「プラン価格」で提示している葬儀社さんが多くなりました。

 

葬儀に関する様々なものが含まれ、しかも低価格。

 

しかし「見積と請求額が大幅に違う!」のトラブルも続出し、消費者センターに相談が増えているというのも事実です。

 

そこで、最近では「追加料金一切なし!」という見出しも出ている葬儀。

 

確かに、テレビの特集でも「追加料金一切なし!」と言っていましたよね。

確かに追加料金もなくて、安心明朗会計かもしれないけれど「全国対応」には、疑問を感じています。

 

というのも、一覧になっている会館の中に「ここって葬儀できたっけ?」という所があり、実際に行ってみたことがあります。

 

すると、会館の方では全く把握しておらず、しかもプランにあるような流れの葬儀には対応できないとのこと。

 

きっとココだけではないでしょうね。

 

イマドキはオソウシキにもオハカにも、昔のようにお金がかけられない。

 

「お金をかける意味がない」と思う(必要性を感じない)人もいれば、「お金をかけたくてもかけられない」という人もいます。

 

だからこそ、明朗会計で低価格は嬉しいし、求められているのかもしれません。

 

そして、お金をかけたから、従来通りにやったから素晴らしい・納得のいく葬儀になるか?といえば、それだけでもないでしょう。

 

イマドキのオソウシキと現実の葬儀で考えること

 

シンプルだから悪いわけではないのです。

 

要するに「何を大切にするのか?」だと思いませんか?

 

できる範囲の価格で、かけられる最大限の時間内に、なっとくのいく葬儀やお墓を考える。

 

自分のこと、大切な人のことだから、しっかり考えてみませんか?

 

実際の葬儀やお墓のこと、終活のお話しをしています。

終活セミナー講師のご依頼はこちらから

 

葬儀やお墓のご相談はこちらまで

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著者:赤川 なおみ

イマドキのオソウウシキでは何が大切か?

今朝のテレビの特集では「イマドキのオソウシキ」でしたね。

 

始まってすぐに紹介された「ドライブスルー葬儀」。

 

え????なんで??それはダメでしょう!

 

と思いましたが、企画した側は「高齢化がすすみ、参列したくても難しい方が増えています。少しでも参列しやすい形を考えたらこうなりました」とのこと。

 

たしかに、そう言えば納得かもしれません。

車から降りなくてよければ、足が痛くても大丈夫でしょう。

 

そして「お通夜なしでシンプルに」「火葬まで3時間」というプラン。

 

これも都会では主流になりつつありますね。

 

「なんでそんなにシンプルにしちゃうの?」ということもありますが、その中でしっかりと故人に向きあ会うという内容でした。

 

決めごとが少ないので、向き合う時間が長くなるという考えもあります。

 

有働アナの「故人と向き合うより、葬儀会社の人と話している時間の方が長かったような気がします」というコメント。

 

その通りかもしれませんね。

 

葬儀もお墓も、劇的に変化しています。

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その中で「大切なものは何か」「大切にしたいものは何か」を考える必要がありますね。

 

多様化するなかで考えること。

 

エンディングノート・終活セミナーでは、その部分について現代の事情も含めてお話ししています。

 

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著者:赤川 なおみ

きものをどうするのか?は終活の大きな課題

以前より、終活ときものについては、ことあるごとに書かせていただいております。

 

私が終活ときものを組み合わせて考えるのは、終活の出発点が祖母のきものを譲り受けて着ることになったから。

 

講演時にも、かならず「きものは早めに譲り先を決めてくださいね」とお話ししますが、なかなか進まないものです。

 

先日は、旧家の整理などを頼まれた友人から「きものいりますか?」と連絡がありました。

 

かなりの量でしたが、一旦お引き受けしました。

 

今回は、ある程度その方が選別しておいて下さったのですが、それでも再度仕分けが必要になります。

全て広げてみて、シミの状態やほつれや穴空きなどのチェックをして、本当に着ることができるかどうかを判断します。

 

その後、どうしても着ることが難しい状態のものは、はぎれとして使っていただけるかどうか、譲り先を考える。

 

こうしていくと「はい、差し上げるわ」と譲っていただいても、かなりの手間と労力がかかるのも事実です。

 

もし、着ることになっても、洗いに出したりすると、そこでまたお金がかかりますしね。

このように、着る機会が少ない(ほぼない)のに、お金がかかるから譲ってほしくないという声が多いのも、わからないでもありません。

 

それでも、できるものならきものを捨てないでほしい。

 

ということで、色々動き出しております。

 

昨日はほころびのお直しを教えてくださる会に参加。

 

なんとなく「きものがほつれたらどうにもならない」と思いがちですが、昔はみんな自宅で直していただのですよね。

 

もちろん、きちんとしたお直しはプロにお任せしたいですが、ちょっと家で応急処置ができれば、着ることのハードルは下がります。

 

そして、思い切ってきもので出かけることで、仲間と意気投合!ということも多くなりました。

同じ趣味や考えの仲間との出会いは、本当に嬉しいもの。

 

こうして、自分で着ながら「終活ときもの」についての理解を深めていきます。

 

きものに関するご相談はお気軽に!

 

 

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