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一人っ子終活の旅(番外編)・変わらぬものと再会の感動

著者:赤川 なおみ

一人っ子終活の旅(番外編)・変わらぬものと再会の感動

3月末に両親を連れて終活の旅をしましたが、今回はその番外編。

 

前回、母がずっと「また食べたい」と言い続け、買って帰りたかった物がありました。

 

残念ながら、お店がお休みで手に入らず。

 

泣く泣く諦めて帰ったのですが、本日リベンジ!&おまけにしてはもったいない程の出会いがありました。

 

どうしても母が「また食べたいもの」はこれ!

”ゆねり”です。

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ゆずを砂糖で炊いたもの。まぁ和製のマーマレードのようなものですが、マーマーレードでは代用できない、なんとも言えない味です。

 

これは、昔は祖母が炊いて送ってくれていたのですが、作らなくなってからは、祖母の家のご近所のお店(小さなスーパーのような酒屋さん)で手作りしているものを、いつも送ってくれていました。

 

私も好きですが、母はとにかくこれが好き!

 

祖母が自分で送れなくなってもう10年は経つと思うのですが、ずっと「また食べたい」と言い続けていた一品です。

 

今回、仕事で愛媛に渡ったので「もしや!」と思いお店へ。

 

ありました!!!

 

4つあったゆねりを買い占め(ご近所さんごめんなさい)、レジでお店の人と話していると「え!◎◎さんのお孫さんなんですか!」と、祖母を知っている方でした。

 

そのお店のお嫁さんは、祖母が我が家の近くの施設に入るまで、祖母の家にお惣菜などを配達していてくれたとのこと。

 

急に注文がなくなり、お家も引っ越されているようだし、すごく心配していたんです!と涙を浮かべてくださいました。

 

近況を報告し、写真を見せると安心してくださいました。

 

この10年で合併があり、町にはコンビニができ、色々なことが様変わりしても、こうして変わらぬ人がいる。

 

「母の思い出の味」が引き合わせてくれた出会いに、とても感動した瞬間でした。

 

やはり「思い出の地」「思い出の味」を巡るって楽しい!

 

その当時のことが蘇るだけでなく、あらたな発見や出会いがある。

 

そして、次世代に受け継がれていく。

 

皆さんも、終活の旅に出てみませんか?

 

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