特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

アルツハイマー病と仕事と仕事仲間

著者:赤川 なおみ

アルツハイマー病と仕事と仕事仲間

社会人になって3年目の息子に車で送ってもらうと、あれこれ話す時間ができます。

もともとよく喋る子で、車でも一人でしゃべります。
そんな息子から、最近2回ほど社内のアルツハイマー病を発症した方の話題が出ました。
少しずつミスは増えていたらしいのですが、最近では立ち上がりや振り返りなど、足元の動作にも影響があるらしいのです。
それで、治療に専念するとのことで休職されると。
1度目に息子から聞いた時には、ミスが増えたので仕事の内容を上の人たちが変えたと言っていました。
当たり障りのない業務だけになったそうで、息子は「そこまでしなくてもなぁ」と言いながらも、自分ではどうにもらならない様子。
確かに、息子の会社は「うっかりミスしました」では済まないような事故が起こりかねないので、致し方ない部分もあるのかもしれません。
今日は「その人何歳くらい?」と聞いてみると、どうも50代らしい、、、
そして、会社では2人目なんだそうです。
簡単なことではありませんが、本来ならもう少しサポートしながら一緒に働くという選択もないわけではありません。
しかし、まだまだ日本では、そうはなっていませんね。
この話しを聞いて、直面する問題がまた一つ増えたなと思いました。
いえ、先日の認知症フレンドシップさんが開催された認知症フォーラムに参加して気づいてはいたのですが、こんなにも近くで起こっているんだなと、再認識したという方が正しいでしょうか。
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認知症やアルツハイマー病他、様々な病気は他人事ではないということ。
そして、まだ大丈夫なんて、誰も言えないということです。
とかく家族の問題として考えてしまいますが、これからの日本では「社会問題」なのですよ。
働き盛りの人が様々なことで、仕事を離職せざるを得ない。これは、企業としても大きな問題ですね。
息子も「3人で振り分けてたことが2人になると、さすがに大変だ、、、」と。
今を生きる私たちみんなが、自分ごととして考えていきませんか?
どうしたら良いのかわからないな〜という方は、エンディングノート普及協会にご相談くださいね。
 
 
 
 

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赤川 なおみ administrator

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