特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

孤独死と食生活と生前の人間関係

著者:赤川 なおみ

孤独死と食生活と生前の人間関係

 

ちょっとショッキングですが、こちらのネットニュースを目にしました。

http://news.livedoor.com/article/detail/12840025/

 

孤独死の問題は様々な要因がありますし、実は今の世の中では「特別なことではない」と思っています。

 

孤独死=身寄りがないおひとりさま

 

とイメージされがちですが、そうとは限りません。

 

孤独死はおひとりさまだけではない

このニュースの男性も、身寄りがないわけではなく、疎遠になっているだけ。

 

清掃の方が言っているように、身元確認や死後事務のために身内に連絡が取れる人たちも多いということです。

 

意図して疎遠ではなかったとしても、田舎暮らしの親に連絡が遠のいていたとか、、、そういうケースだってありますよね。

 

一人暮らしの方は、多少の不安を持ちながらも「自分は大丈夫」と思っていたり「その時はその時だ。死んだあとのことまでは知らない」と考える方も多い。

 

確かに、20代や30代で一人暮らしをしている人が「孤独死」を考えるか?といえば、なかなか繋がらないでしょう。

 

日頃の連絡の取り方を考えるのも終活の一つ

とはいえ、実際には20代・30代の死因の第4位が心疾患、第5位が脳血管障害(厚生労働省HP 死因原因より)となっており、決して高齢の方の疾患ではありません。

 

もちろん、毎日会社に通うような生活方なら「あれ?出勤してこないよ?」ということで連絡が入り、早い時点で気付いてもらえるでしょうが、不規則な仕事だったり、出勤のないようなフリーのお仕事の場合、なかなか気づいてもらえないかもしれません。

 

こうしてみると、意識して「終活」と言わなくても良いのですが、日頃から「連絡の取り方」を少し気にかけてみる必要は、どの世代にもあるように思います。

日頃は誰と連絡をとっていますか?

先ほどの記事の中に

孤独死は、生前の人間関係を映す鏡なのかもしれない

と締めくくられているのですが、最近のご相談の中でも強く感じることがあります。

 

ご家族がいても「迷惑をかけたくない」と、ご本人から連絡を遠ざかっている方もおられますが、介護が必要になったり、施設に入所する際に職員さんや民生委員さんがご家族に連絡をしても「関係ない」「関わりたくない」と断られることもあります。

 

様々な理由で家族と疎遠になってしまったり、家族との関係が難しくなったりしていることはあると思います。

 

中には「今さら連絡されても困る」と、これまでの事情から感情がもつれることもあるでしょう。

 

その場合には、ご近所の方や専門家に早めに相談してください。

もしもの時に連絡が取れる人がいない!とSOSを出してください。

 

先ほども書きましたが、これは一人暮らしをするすべての世代の方に共通します。

 

10代でも、40代でも、日常的に「SOS」を出せる人がいない方は、早めに相談してくださいね。

 

後見人をつける、専門家と契約するなど、様々な方法がありますから、まずは連絡!ですね。

 

気になる方は、こちらからご相談ください

 

 

 

 

 

—–

著者について

赤川 なおみ administrator

    コメントを投稿するにはログインしてください。