特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

お金は大切!だけど、最期は人 なのです

著者:赤川 なおみ

お金は大切!だけど、最期は人 なのです

エンディングノートや終活に関わる活動をしていると、何度も

やっぱりお金は大切だよなぁ・・・

と思わされます。

 

だから、ライフプランナーやファイナンシャルプランナーと言われる人たちは、そのお金の大切さや蓄え方、活かし方を伝えているのでしょう。

 

確かに、今の日本で生活していく上で、生きていく上では、お金はあるにこしたことはありません。

 

しかし、最後の最期、

自分らしく生きるためには人

なのではないかなぁと思うのです。

お金は自分から動かない

お金は必要です。

どんなサービスを受けるにも、ご飯を食べるにも、お金がかかります。

 

ただ、最期は人ですと言ったわけは

お金は自分から動いて悩みを解決してくれない

からです。

 

一生困らないくらい持っているけれど、自分で動くことができない状態だった場合。

 

あぁ、お金があったわけじゃないけど、入院中の私がそうでした。

 

売店には売っていないもので、でも必要!という物が出ました。・・・

 

これ、困りました。

 

その時、友人に無理を言って買って病室まで届けていただきました。本当に助かった。

 

これはほんの一例ですが、どんなにお金があったとしても、自分ではできない時には、人に頼るしかない。

 

その「頼れる人がいない」という時には、いくらそれができるお金があったとしても「自分でしたいことやしなくてはならないことができない」ということです。

 

お金は、自分で動いて頼める人を連れてきてはくれませんもんね。

お金がなくても生きていけることもある

もう一つ切実に感じていること。

 

それは

助けてほしい!手を貸してほしい!

を言えるかどうか。

 

誰かに伝えることができるか?

伝える人がいるか?

ということ。

 

困窮極まって母娘で亡くなったニュース。

 

老老介護に疲れ、長年連れ添ってきた大切な人に手を上げてしまうニュース。

 

もし「困っている」ということを誰かに伝えることができたら、公的機関の支援を受けるとか、何か方法があったはずなのです。

  • エンディングノートの書き方講座でも、必ず
  • エンディングノートを書いたこと、書いた内容を伝える人はいますか?
  • エンディングノートを渡す人はいますか?

と聞いています。

 

そして、

渡す人がいない方、すぐに相談してください!

と伝えます。

 

いくら完璧なエンディングノートを書いたとしても、誰にも渡さず、誰にも見てもらうことがなければ、役目を全うすることはないのです。

 

お金同様、エンディングノートが一人で渡す相手を見つけてきてはくれません。

 

反対に、手を貸して!と言える勇気と言える相手がいたとしたら、それはお金がない時でも、生きることはできるはずです。

お金もエンディングノートも使い方次第!

昨夜見たドラマ「ボク、運命の人です。」でも、登場する謎の神様は「恋を勝ち取るためにはまずは「お金」が必要だ」と言います。

 

そんな時、会社のボーナスキャンペーンの賞金10万円を手に入れることができた主人公。同時にその日が彼女の誕生日であることも知り「神様が言っていたのはこれだ!」と10万円に喜びます。

 

しかし、その賞金は強制的に同僚をごちそうする流れとなり、手元に残ったのは520円。

しかし、その520円が運命の人である相手の心に響く520円となる・・という内容でした。

 

謎の神様に「あぁなるなら、先に教えておいてくれたらよかったのに」と愚痴る主人公に「教えておいてもあぁはならないから。君の努力があってこその運命だから」と。

 

そう。10万円のプレゼントではなく、残った520円の使い方でした。

 

ちょっと話はそれましたが、お金があるなしだけではなく、最期は人なのでは?ということです。

 

金銭的に悩んでいるなら、その悩みを相談できる人を。

 

お金はあるけど自分のエンディングノートを渡す人がいないと悩んでいる人は、渡せる人を探すための相談ができる人を。

 

最期まで自分らしく生きるために大切で必要なもの。

それは

だと思いませんか?

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赤川 なおみ administrator

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