特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

カテゴリーアーカイブ エンディングノート

著者:エンディングノート普及協会

人生会議って結局どうなの?と思われたみなさん事前登録はお済みですか?

2019年11月30日(土)13時30分〜15時30分「第3回これからの看取りを考える講演会〜人生会議を始めよう!〜」を開催いたします。

会場は広島県福山市ですが、どこからでもWEB参加が可能です。

もう事前登録はお済みですか??

開催まであと3日となり、告知にも力を入れ始めたところ、厚労省のポスターの件で話題沸騰中(??)の人生会議。初めて「人生会議」を聞いた方には「それなに?」と思われている方も多いでしょう。

少しでも興味を持たれたみなさん、ぜひ現場の声を聞いてみませんか?

中国新聞に告知掲載していただきました

11月27日には、中国新聞さんのくらし面にご案内記事を掲載していただきました。

また、11月27日19時〜、インターネットテレビ「ネットアイランド」さんに出演させていただきました。

インターネット放送 ネットアイランド

ネットアイランドと言えば・・・

なんと2001年12月からず〜〜〜っと、ネットラジオに始まってインターネット放送草分けの頃から、毎週水曜日の夜放送されている福山発信の全国・全世界への情報発信番組。

今回はその732回に出演して、11月30日の告知を約30分にわたってさせていただきました。

第732回 ネットアイランド

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あーてれA-TERE

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福山の情報をお届けするインターネット放送ネットアイランド

告知に力を!と思っていたところ、こちらのポスターで#人生会議 がバズったようで・・・

注目されるのは良いことですが、誤解はいけません。

なぜバズったか???なぜニュースになったか???

みなさんの目で確かめてください。

そして、11月30日は「ACP実践者」から、本当の人生会議について聞いてください。

当日見ることができなくてもOK!

11月30日のその時間は、ネットも見ることができない・・残念だ・・

諦めないでください!

事前のお申し込みと500円の参加費をご入金くださった皆様は、会場の様子を録画し視聴のご案内をさせていただきます。

鋭いツッコミのドキュメンタリー作家 奥野修司さんと、在宅医療専門医でACPを実践されている丸山典良先生の「机上の空論ではない現場の話」を知る、貴重なチャンスです。

お申し込みはこちらのフォームから行なってください。

第3回これからの看取りを考える講演会お申込みフォーム

お支払いは、クレジット決済、ゆうちょ振替、銀行振込からお選びいただけます。

11月30日は、会場で、ネット上で

お待ちしております!

 

 

著者:赤川 なおみ

エンディングノートも自己啓発も、隙間時間を活用してまずはやってみる

あちらこちらで自己啓発セミナーが開催されていたのは、数年前。少し下火になったように見えますが、実は手法が少し変わっただけで、意識高めの男女が集まる自己啓発セミナー全盛期よりも、今の方が関心を集めているかもしれません。

セミナー全盛期は、ちょっと高級なホテルのラウンジやセミナールームで、ちょっと意識高めの綺麗な格好をした人たちが、参加者よりもちょっとだけ情報を先取りした講師から話しを聞く・・・そんなセミナーがあちらこちらで開催され、そこで何を学ぶか?よりも「自分がその場にいることに満足する」という、なんとも不思議な状態をよく見かけました。

先ほど「今の方が関心をあつめているかもしれない」と書きましたが、正しくは「誰でも、気軽に、どこでも参加できるようになった」というのが正しいかも知れません。実は私も、以前は地方から都会に「特別なセミナー」とやらに出かけたことは、一度や二度ではありません。地方に住んでいるとセミナー開催も少なく、どうしても都会にでかけて参加することになってしまいます。

が、今はどこにいても、いつでも、動画で様々な情報を入手できる時代。ちょっと検索すれば「○分でわかる△△」など、以前なら大枚叩いて参加したようなセミナー内容を無料で入手できるようになりました。本は読む時代から聞く時代に変化しつつあり、時間がないから読書はできないと言っていた人たちも、本を読み上げてくれる機能を使って移動中でも、ストレッチしながらでも、本を読んで(聞いて?)います。それでも時間がない方には、本を数分で要約して解説してくれるようなまとめ動画も沢山あります。

実は私も、これらを利用するようになりました。

時間を作って本を読もう

時間を作ってセミナーを受講しよう

時間を作って・・・

いやぁ、時間できますかね?なかなかできないですよね。私もこれらの時間の捻出に苦慮します。

そして次に陥るのは

時間を作るためにやるべき○○

上手な時間の使い方

など、時間管理術を学ぼうとしてしまう。しかし、これって「時間を作るため」に大切な時間を費やし、余計に本を読む時間がなくなるということにもなります。

そんな堂々巡りの中で出会ったのが「ながらでできる」という方法でした。もちろん、要約された本を100冊読んでも(聴いても)、本当に本を100冊読んだことにはならないでしょう。要約仕切れなかったところに、自分に大切なヒントがあるかもしれません。要約で聴けば、内容を違った捉え方をするかもしれません。

それでも「いつか時間ができたら」と本を読めないでいるよりも、まずは読みたい本の概要を知ることができます。要約を聞いて「もっと知りたい!」と思えるほど面白ければ、時間を作って読みたくなるかも知れません。そうなればなんとか時間を作るでしょう。「時間を作ろう」ではなく「時間を作りたい」と思えば、忙しい毎日の中でも時間を作るために行動します。

この「ながら」で読書やセミナーに参加しながら気づいたこと。それは

そうか!エンディングノートだってながらで、隙間時間でいいんだよね

ということ。

エンディングノートを書こうとして断念する、エンディングノートが書けないという方の理由の多くは「時間がない」というものです。「大切なことだから、落ち着いて時間がある時に書こう」と思っていると、先ほどのように「時間がない」問題に陥ります。

時間がないから書けない

この理由を聞いても、エンディングノートは書きなさい!と強要するものでもありませんし、書かなければ天罰が降りますよ!というものでもありません。ただ「書いておけばよかった」「書いておいて欲しかった」というのも、残された家族や大切な方の声として多く寄せられるものです。ということは・・・

時間がないから、きちんと書きたいから、しっかりと時間をとって書こうと何も書かないよりも、とりあえず必要なことだけをメモしておく、書き留めておくことの方が大切だと思いませんか?隙間時間に、何かをしながら、思いついたらメモをする。大切なことに気づいたら書き留める。内容よりも完成度よりも、まずは「自分の気持ちを書く」こと。

今は読書やセミナー以外にも、ダイエットや掃除も「隙間時間」を活用し「ながらでもできる」が注目されています。エンディングノートも終活も、忙しい毎日を送る皆さんだからこそ「隙間時間」を活用し「ながらで」できれば、気軽に始めることができますよね。

エンディングノートも自己啓発も、隙間時間を活用して「まずはやってみる」ことが大切ですね。

 

著者:エンディングノート普及協会

EN日2018のご報告

7月に西日本に甚大な被害をもたらしたH30年西日本豪雨が発生。

直後より理事長赤川が浸水被害の大きかった広島県三原市本郷町で復旧支援を始め、他の理事や関係者もプロボノ支援として避難所などの生活支援を続ける中で、EN日2018を開催することになりました。

今回は「西日本豪雨災害チャリティ企画」も緊急開催することになり、昨年とは少し違ったEN日を迎えました。

  • 専門家に「これ聞いてみたい!」を直接聞いてみよう!
  • エンディングノート展示ブース
  • エンディングノート普及協会理事長・理事による「エンディングノートとACP」対談
  • お掃除・お片付け専門家による相談ブース

などを準備して開催されました。

また今回は、参加してくださった各専門家にインタビューをさせていただきました。

専門家から聴く!終活の「ここだけの話」

◎生前整理・遺品整理の専門家 山ノ内マキさん

これまで、当協会でも相談者様のご実家のお片付けなどをお手伝いいただいた山ノ内さん。

福山市を中心に、女性目線・利用者目線で丁寧なサポートしてくださっています。

山ノ内マキ さん

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日

 

◎葬儀の専門家 神辺ふかしな葬祭 黒田哲朗さん

地元密着で人生最期の葬儀だけでなく、見守りや様々な地域活動を行っておられる黒田さん。

今回は葬儀のプロが「ここだけは!」の普段聴くことのできないお話をしてくださいました。

ふかしな葬祭 黒田哲夫さん

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日

 

◎相続の専門家 梶野相続&サポートコンサルティング株式会社 梶野雅章さん

元銀行員から独立され、現在は相続や各種サポートを手がけておられる梶野さん。

ご自身の体験を元に「資産500万円以下のふつうの家族がなぜ相続でもめるのか?」を出版されています。

梶野相続&サポートコンサルティング株式会社 代表梶野雅章さん

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日

 

◎マンダラエンディングノートの専門家 ファシリテーター 伊藤かすみさん

EN日を一緒に立ち上げた一般社団法人マンダラエンディングノート普及協会で、広島地区を担当するファシリテーターの伊藤さん。

マンダラエンディングノートを使ったワークショップを開催してくださいました。

EN日2018@福山 マンダラエンディングノートのブースのご紹介です

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日

 

◎協会理事長と理事による対談

エンディングノート専門家として普及啓発活動を行っている理事長赤川と、在宅医療専門クリニックで看護師として現場で看取りまで行っている専門家の金山理事による「エンディングノートとACP」についての対談です。

EN日2018@福山 最後の講座は「エンディングノートとACP」をテーマにお送りいたします。

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日

 

その他にも、

お片付け相談ブース

延命治療について聴くブース

メディカルアロマブース

エンディングノート展示ブース

など、エンディングノートや終活に関する情報満載で開催させていただきました。

EN日に取り組む中で感じること

2017年から始まった取組ですが、8月1日〜15日までの2週間をEN日週間として、「エンディングノートに触れる機会」「エンディングノートを始めるきっかけ」を作っていくことが少しでも定着していけばと思います。

これからも、年齢に関係なく

  • 日常にあるもの
  • 誰でも書くもの

として身近に感じていただけるように、エンディングノートをお伝えしたいと思います。

EN日、そしてEN日週間に参加してくださったみなさま、講座やワークショップを開催してくださった講師のみなさま、取材やシェアで盛り上げてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

 

EN日2017の様子はこちらからご覧ください

 

著者:赤川 なおみ

死生学カフェinヒロシマが4月15日に開催されます

みなさんは「死生学」をご存知でしょうか?

死生学とは?

「死への準備教育」を目的とする極めて学際的な学問である。 死生学は尊厳死問題や医療告知、緩和医療などを背景に、1970年代に確立された新しい学問分野である。(ウィキペディアから)

上記に「新しい学問分野」とあるように、日本でも多くの大学で「死生学」を学ぶことができるようになりました。

大学で学ぶこと以外にも、2015年からは一般の方も参加することのできる「死生学カフェ」が開催されています。

死生学カフェでは、死生学という学問について一方的に学ぶということではなく、

生と死にかかわる多様な課題について
出会いと探求の姿勢を大切にしながら
対話を試みる場

という部分に、私は非常に興味を持ちました。

私自身、生きることや死ぬことについて「こうである」という一つの正解があるわけではなく、その人それぞれの中にあるものが大切なのではないか?と思っています。

ですから「対話を試みる」という部分には興味を持つと共に、そのような場でみなさんのお話を聞いてみたい!とも思っておりました。

ただ、死生学カフェは静岡で開催されており、なかなかすぐに参加が難しい(広島県在住なのです)と思っていたところ「広島で開催されますよ!」と情報をいただきました。

死生学カフェinヒロシマ

主催は広島県福山市に本社のあるリミット通販株式会社さま。

実はこちらの会社は、当協会事務局のご近所にも社屋があります。とはいえ知り合ったのは全然違う場所だったのですが、ご近所さんということもあり、情報交換をさせていただいております。

そして今回の死生学カフェは、代表取締役の有木さんの強い想いが伝わり広島で開催されることになったとのこと。

これは伺うしかありません。

絵本『かないくん』

今回の死生学カフェinヒロシマでは、死生学の第一人者 竹之内裕文静岡大学教授と金子稚子さん(ライフ・ターミナル・ネットワーク代表)をお迎えしての対談と、絵本「かないくん」(谷川俊太郎作、松本大洋絵)を用いたワークショップという内容。

静岡で開催されている死生学カフェのように、参加者さんもグループにわかれて、それぞれに対話ができる構成だそうです。

「かないくん」は、死をテーマにした本。

死ぬとどうなるの?

誰もが一度は抱く疑問です。そして生きている限り永遠のテーマなのかもしれません。

この「かないくん」を、同じように死に向き合う人たちと語り合うことができると思うと、今からとても楽しみ(不謹慎???)です。

みなさんもご一緒に、対話してみませんか?

金子 稚子さん

私が会いたい方のお一人です。

私の終活・エンディングノート講座では、かならず金子哲雄さん、稚子さんの書かれた2冊の本をご紹介しています。

エンディングノート 残す人・受け取る人 《金子哲雄の妻の生き方》を読んで

金子哲雄さんの「僕の死に方エンディングダイアリー500日」では、まさしくご自身の最期を、そして残される最愛の人を想い準備する様子や気持ちが表現されています。

エンディングノートを書くということ、終活をするということについて学ぶことが多い本です。

そして稚子さんの「金子哲雄の妻の生き方 夫を看取った500日」では、エンディングノートとも言えるダイアリーを受け取った、最愛の人を看取った側の気持ちが綴られています。

死に向き合い、生きる最愛の人をどのような気持ちで支え、看取るのか。

2冊の本を読むことで、書く側、受け取る側のどちらの気持ちもわかるので、いつもご紹介させていただきます。

金子稚子さんは、現在はライフ・ターミナル・ネットワークを立ち上げ、ワークショップや講演会など積極的に活動されており、テレビでもよく拝見します。

また、現在では厚生労働省による「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」の構成員としても活躍されています。

本をご紹介させていただいているし、ぜひともお会いしたい!とずっと思っておりましたので、今回「死生学カフェinヒロシマ」でお会いできることを楽しみにしています。

死生学カフェinヒロシマお申込み方法

2018年4月15日(日)に広島市内で開催される死生学カフェinヒロシマは、もう少し残席があるそうですよ!

今回は葬儀・供養関係者さまということですが、そのほかにも介護職の方や看護や医療に関わる方、終活に関連したお仕事をされている方など、お仕事として「死生観について考えたい、学んでみたい」という方なら、参加可能とのこと。

広島でお二人が揃ってお話をされる機会は本当に珍しいので、ぜひこのチャンスを逃さないでくださいね!

私も他の会員さんと一緒に参加いたします。

お申込みはこちらからどうぞ!

http://www.limit-tsuhan.com/2018cafe/

会場でお会いできることを楽しみにいたしております。

 

 

著者:エンディングノート普及協会

認知症当事者の方から学ぶエンディングノートの有効性

先日の若年性認知症イノベーションフォーラムin笠岡の午後の後援で、丹野さんと当日急遽登壇した36歳の男性との会話。

丹野さんは、ご自身の本「丹野智文 笑顔で生きる」(丹野智文 著、奥野修司 監修 文藝春秋) の中でも、仕事の仕方について書いておられます。

認知症当事者のお二人から学んだ「書くこと」の大切さ

若年性アルツハイマー病と診断されても、同じ職場で仕事を続ける丹野さんの仕事術は「とにかく書く」というもの。

とにかくなんでも書いてある。

仕事の手順やら気をつける点やら、丹野さんは書き込んだ2冊のノートを使ってお仕事をしているらしいのですが、なんとそのノートは丹野さんの同僚にも大人気。

同僚の方もそのノートをみれば、仕事ができる!ということで、人気の丹野さんノートらしいのですが「返ってきたノートにその人の書き込みがしてあることもあるんですよ」というほど、みんなにとって必需品となっているそうなのです。

フォーラムのステージ上で、急遽登壇した36歳の男性にも、丹野さんから

「仕事はどのようにやっていますか?」

という質問が投げかけられたのですが、やはりその男性も

「とにかく書きます。なんでも。忘れちゃいけないと思うから、なんでも書いています」

と、やはり「書く」ことを大切にしているとおっしゃっていました。

人間誰でも、頭の中だけで覚えておくことには限界がありますし、覚えていたとしても頭の中で全てを整理するのは限界があります。

だから書く。書いて整理する。

この会話のお二人は、仕事は現役。働き盛り。

この日のお二人の会話を聞きながら、やはり認知症と診断されてもされなくても、仕事に対しての「向き合い方」や「書いて(入力して?)整理する」ということは、誰でも変わらないなぁと再認識しました。

なんでも書く(入力する)

書くのが苦手な人もおられますね。

私はどちらかというとメモ魔なので、なんでも書きたくなります。

トレードマークとなりつつある「スヌーピーのモレスキン手帳」は、どちらかというと大きめで荷物になるタイプ。

毎日1枚の書き込み欄があるごっついタイプなのですが、これになんでも書きます。

書くことが苦手な人は

  • 綺麗に書きたい
  • こんなことは書くまでもない

など、先に頭で考えてしまうことが多いように思います。

確かに、手帳って「自分がわかれば良い」と思う人と「とにかく綺麗に書きたい」という人にわかれますよね。

みなさんはどちらですか?

私も、モレスキンのノートを使い始めた頃には「綺麗に書かなくちゃ」と思って、何もかけない時期がありました。

しかし、書かないままではノートを持っている意味がない。それなら、なんでも良いから書いてみよう。

そう思って書くようになると、字が綺麗とは決して言えないけれど「私のモレスキンノート」が出来上がっていきました。

とにかくなんでもこれに書いてある。

そのノートには、とても愛着が湧いて「大好きな私の記録」として毎年積み重ねています。

もちろん、アナログが全てではないので、スマホやタブレットのメモに全て入っているというのでも構わないと思います。

こうして考えると、エンディングノートがかけない人も、きっと

  • 綺麗に書きたい
  • こんなことは書くまでもない

と思ってしまって、手が止まっているのかもしれませんね。

書き過ぎたら消しても良い。だからまずは書いてみる

先ほどのフォーラム登壇者のお二人も

書かなくて不安になるくらいなら、書き過ぎでもなんでも書いたほうが安心

というお話をされていました。

エンディングノートって、まさにこれ。

  • 何を書こうか・・
  • こんなことは書かなくても・・・

なんて思っていると、いつまでも書けないと思うのです。

  • 整理してから
  • 何かが決まってから

そう思いながら、頭でごちゃごちゃ考えていませんか?

エンディングノートには法的な効力はありません。遺言書のように「こう書きなさい」という決まりもありません。

正しい書き方なんていうのもない。

でも、書いたから褒めてくれるわけでも、何か賞をいただけるなんていうものでもない。

でも、いろいろ書いておくことで、自分にもしものことがあった時や、判断能力が亡くなった時でも、自分の意思を尊重してもらえるチャンスがあります。

最期まで自分らしく生きたい

自分らしくありたい

そう思う方は、ぜひともエンディングノートに書き込んでください。

書く内容は何でも良いのです。書き始めに構えてしまうようであれば、

  • 自分の今の気持ちでも
  • 忘れたくないことでも、
  • れだけは伝えたいということでも
  • 隠してあるけど何かの時にはみつけて欲し物の置き場所でも

何でも良いので書き始めてみる。

もちろん、ノートだって何でも大丈夫。

売っているエンディングノートは好みじゃない!という方は、お好きなノートで始めてください。

私のようにお気に入りの手帳がある方は、そこに書いてみましょう。

 

それでもエンディングノートがあったほうが書きやすいなぁ・・と思う方、協会オリジナルノートの購入もできますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

 

著者:エンディングノート普及協会

中国新聞さんにEN日@福山を掲載していただきました!

8月1日に初のEN日(エンディングノートの日)週間が始まり、日々講座や8日のイベントのご協力などで走り回っております。

そんな中、中国新聞さんが8月5日の新聞に告知記事として掲載してくださいました。

記者の川村さんは入社2年目とのことでしたが、取材申し込みの時からとても真摯に向き合ってくださる方という印象でした。

取材お申込みフォームからお問い合わせいただいたあと、こちらから折り返しのお電話をした時の声も「あ!お電話いただいてすみません!」の元気そうな声が印象的でした。

 

私は当日の取材をしていただいて「こんなイベントがありましたよ〜」って書いていただけたらなぁと、新聞に掲載していただくことだけでありがたいと思っていたのですが「当日の取材記事はスペースが小さくなるので、事前記事にしてしっかり書きましょう!」とご提案くださいました。

取材当日も、あらかじめご自身で疑問に思われることをノートに書き出し、一つ一つじっくり質問。少しでも気になることは、何度も私に尋ね直し「うーん、どうなんだろう?」「うーん、しっくりこないなぁ」と悩みながらも質問を繰り返します。

同席してくれた協会メンバーにも答えてもらいながらの取材は、あっという間に1時間がたっていました。

川村さんは「決まりました!これでいきます!」と笑顔でノートを閉じ、新たに気合いを入れ直しておられました。

福山地方のたくさんある情報の中で、このようにスペースをさいて掲載してくださったことに、改めて感謝です。

今回の取材を通して、私自身が改めて

知らない人にエンディングノートや終活を伝えることの難しさ

を実感しました。

いつも講演でお話しさせていただきますが、自分なりにわかりやすく伝えている「つもり」です。

しかし、実際には何の予備知識もない方にとっては、

全てが初めて

なのですね。そして、日常にはないことを聞いても、想像の世界でしかなかったり、想像すらできないこともあるのだということです。

今回のイベントについても、あちらこちらで話しをさせていただく時には、案外わかっている方が多いのですんなり伝わっているように思いましたが、新聞を読まれる方にとっては「全く初めてのこと」です。

そこを踏まえて私に質問し、ご自身が理解するだけでなく読む人に伝わるにはどう表現したら良いのか?まで考えておられたのだなぁと思います。

こうしてEN日(エンディングノートの日)を企画したことで、新たな出会いがあり、気づきがあり、絆が生まれました。

初のEN日週間は15日まで各地で講座やワークショップが開催されています。

福山では、8月8日(火)にリム福山7階でイベントを開催します。会場でお会いできることを楽しみにしております!

EN日イベント@福山

EN日週間の全国で開催される講座

 

 

著者:エンディングノート普及協会

シニアライフセミナー2017@福山市新市公民館

当協会が広く講演活動をさせていただくことになったスタートは、4年前のこちらの福山市新市公民館で開催されるシニアライフセミナーでした。

こちらで登壇させていただいてから、主事さんのご尽力もあって様々な方面からご依頼をいただくようになり、今では全国からご依頼いただいております。

さて、今年のシニアライフセミナーは「今年は認知症をテーマにしようと思うんです」というご連絡から始まりました。

主事さんは、認知症について知識を学んだり、予防を学んだり・・とお考えだったようなのですが

認知症なら、予防よりも「認知症を正しく知る」ことに絞りませんか?

とご提案させていただき、今回の4回シリーズが決まったのでした。

自分のため、家族のために知ってほしい認知症

今回4回のシリーズでは、一般的な情報としての「認知症とは?」ということよりも、実際に現場で深く関わっておられる方、そして当事者の方の声を聞き「認知症とともに生きる」を考える流れで進むことにしました。

参加者の方は、概ね70代・80代の地域の方で、暑い中にもかかわらず皆さん毎回熱心に参加してくださいました。

第1回目の講師は、東京で長年介護福祉士として働かれ、ご主人の地元福山に5年前に帰ってこられた杉原玲子さん。

現在杉原さんは、認知症専門クリニックで相談員としてお仕事をされる他、毎年北海道から沖縄までをタスキでつなぐ「RUN伴」の実行委員をされていたり、認知症当事者の方との交流などを積極的にされています。

積極的に新しい取り組みをおこなっておられる杉原さんからは、認知症についての基礎知識はもちろん「認知症になっても、安心して暮らせるまちづくり」をテーマに、参加者さんと一緒に考えていただきました。

2回目では、日本認知症ワーキンググループのメンバー、認知症当事者として全国、世界をも飛び回っておられる広島市在住の竹内裕さんにご登壇いただきました。

竹内さんは59歳で若年性認知症と診断されたそうですが、67歳の現在もご自身で全国を飛び回り、多くの認知症当事者の方たちを勇気付けておられます。

参加者のみなさんの「認知症の人」というイメージは良い意味で打ち砕かれ、竹内さんの明るさ、前向きさ、行動力、そして認知症と診断されて年数が経過してもやりたいことはできる!という姿に、希望を生み出したことと思います。

3回目は地域包括支援センター、認知症疾患医療センターから3名の専門員さんがこられて「もしも?」と思った時にどうすれば良いのか、また予防などについてお話くださいました。

認知症にいては様々な取り組みが行われていますが「予防や対策」といった講座が多い中、今回のような当事者の方の声を聞く機会をいただいく講座は、これからもっと多くなれば良いと思います。

元気な時にできることってなんだろう?

まとめとなる昨日の4回目は、これまで3回の講座に参加されて「認知症に対するイメージ」はどう変わったのか?

そして、元気な時にできることってなんだろう?を考えてみました。

いつもはプロジェクターに資料を映し出してお話しをさせていただきますが、今回は皆さんに発言していただいて書き出していきました。

シャイな方が多い地域です。みなさん声を出してくださるかしら?と思っていましたが、心配には及びませんでした。

とても積極的に、ご自身の経験、ご家族を介護された時のこと、今回の講座で感じたこと。次々に声を出してくださって、あっという間に書き出していた模造紙が埋まっていきました。

様々な声を書き出すなかで、講座を受ける前のイメージとしては「知られたら恥ずかしい」「暴言や妄想がある」「何度も同じことを聞く」など、一般的な声があがりましたが、受講後のイメージの中に

  • 自分だけではなく、家族にももっと認知症のことを知ってほしい
  • 近所にも知ってもらった方が良い

と、とても嬉しい声が上がってきました。

これが、本来のこの講座の目的でした。まずは受講してくださった方が正しく知ること、そしてその方がまた周りの方に伝えてくださること。

最近出版された本ですが、おれんじドア代表で認知症当事者として活動されている丹智文さんの本の中にも、予防よりも大事なことが書かれていたのですが、まさに予防しても絶対にならにわけではありません。

インフルエンザだって予防接種をしてもなるときはなるし、予防は前もって防ごうとする行為ではありますが、それでならないということが約束されるわけではない。

それなら、そうなっても良い準備や環境づくりに力を入れた方が、みんなが楽しいし幸せなのではないでしょうか?

そして「認知症になっても、安心して暮らせるまちづくり」こそが、これからの時代には必要であり、現状を知り、何をするか考えることは、とても大切なことだと思います。

エンディングノートは、まさにその「現状を知る」「何をするか考える」ツールとしてはぴったりなもの。常々お伝えするように「いつか、正式に決まったら書きとどめて伝えよう」ではなく

今のことを書く

というのが大切です。今の状態を書き出し、それを伝えるとともに、できていなかったり考えないといけない部分は

これから何をしていくか考える

ことで、問題や不安は解決していきます。

自分一人がやっても何も変わらない・・・いいえ、まずは自分が変わり、友人を巻き込み、地域を変えなければ何も始まらない。

今回の4回の講座を開催してくださった福山市新市公民館のみなさま、そして講師としてご登壇くださった皆さま、ありがとうございました。

 

8月8日はEN日(エンディングノートの日)

 

 

著者:赤川 なおみ

展示用エンディングノートを募集しています

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、2017年8月8日に開催されるEN日(エンディングノートの日)イベント福山会場にて、各種エンディングノートを展示いたします。

EN日(エンディングノートの日)イベント福山会場では、

エンディングノートをあなた専用にカスタマイズ!

をテーマに、参加してくださったみなさんが、その方に必要な情報を盛り込んだエンディングノートを作成していただきます。

会場内には、エンディングノートや終活関連の展示ブース、エンディングノートナビゲーター®や終活専門家によるアドバイスコーナー、エンディングノート体験コーナーなどを設けます。

会場内で必要な情報をご自身で探したり、質問したりしながらエンディングノートを書き上げることができます。

今回募集させていただくエンディングノートは、展示ブースで展示させていただくエンディングノートです。

下記募集要項をご覧いただき、ご賛同いただけるみなさまのご応募をお待ちいたしております。

◆展示目的◆

EN日(エンディングノートの日)イベント福山会場 展示ブースでのエンディングノート展示は、エンディングノートに関心を持っている、探している、書いてみたい、どんなものか知りたいという来場者の皆さんに、様々なエンディングノートを手にとってご覧いただくことによって、さらに関心を深め、エンディングノートを書く人が増えること、エンディングノートの普及を目的としています。

◆募集要項◆

展示日時2017年8月8日(火曜日)午前10時30〜午後5時
展示場所EN日(エンディングノートの日)イベント福山会場内
福山市ものづくり交流館 市民ギャラリーA(リム福山7F)
応募資格エンディングノートを制作、販売しておられる団体、企業様
展示費用無料
募集内容エンディングノート
来場予定人数300人
募集期間2017年7月6日〜8月6日(必着)
送付方法郵送又は宅配便にて元払いでお送りください
送付先フォームにてお申込後、送付先をご連絡させていただきます
その他※展示は、会場にお越しになったみなさまがエンディングノートを手にとって
見ることができるよう、机に並べる予定です
※お送り頂いた展示用のエンディングノートは、お返しすることができません
イベント終了後は当協会にて大切に保管させていただきます

イベント詳細ページ :EN日(エンディングノートを書く日)@福山

◆エンディングノート展示お申込みフォーム

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著者:赤川 なおみ

中島啓江さんを偲ぶ会は本人の希望で音楽と仲間に囲まれて…

2014年11月に急逝したオペラ歌手 中島啓江さんを偲ぶ会が行われたというニュースが目に留まりました。

テレビでも明るく豪快に笑う中嶋さんが印象的でした。

そんな中島さんを偲ぶ会は「音楽と仲間に囲まれて賑やかに」というご本人の希望通り、ディナーショー形式で。

なんとその偲ぶ会にはドレスコードまであり、明るい服でとのことだったと言います。

終活がメディアで取り上げられるようになり、残された人のためにエンディングノートを!とあちらこちらで言われるようになりました。

でも「エンディングノートに何を書くの?」と思っておられる方「書いてないけど大丈夫かしら」と少し不安になっている方も多いようですね。

そんな皆さんにお伝えしたいのは
一つでも、2つでも自分の望みがあればそれを書いておけば良い
ということ。

全てのことを決めて書いておかなくても、全ての準備ができていなくても、中島さんのように「楽しく明るく」という想いを書いておくだけでも良いのです。

あなたの素直な気持、願いは大切な人にきっと伝わるはずですね。

エンディングノート入門講座
→福山  西宮

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著者:赤川 なおみ

イギリスの取り組み エンディングノート(終活ノート)の普及

エンディングノートの書き方・終活講師、エンディングノートナビゲーターの赤川なおみです。

日本でも2010年にコクヨが発売したエンディングノートをきっかけに、エンディングノートへの関心が高まりました。

協会では「エンディングノートを書きたい、書いてみたい」という方のサポートをさせていただいていますが、なんとイギリスでも取り組みが行われているそうなのです。

イギリスは「ゆりかごから墓場まで」と言われた福祉国家。またホスピス発祥の地としても有名で、さぞかし終末期も充実しているのだろうというイメージでした。

しかし、日本ばかりではないのですね。

イギリスでも、個人の最期に対する考え方や意識の変化、国の制度が変わったことなどで、医療現場からも不平や不満が噴出したようです。

現在は政府が「終末期医療ストラテジー」と名付けられた取り組みも行っているようですね。

そんなイギリスでは、ボランティア団体がしっかりと公的社会保障でカバーされない部分をカバーしており、最近ではエンディングノート(終活ノート)への記入を促す活動に力をいれているとか。

イギリス政府がフォーマットを提供し、各ボランティア団体で多少のアレンジを加えた物を使用し、一人でも多くの方に書いていただくように普及活動をしているのだそう。

イギリスでも「自宅で最期を迎えたいという人が60%なのに、実際には60%が病院で最期を迎えている」という現実は日本と同じ。(数字は変わりますが似ています)

話す事ができなくなっても自身の尊厳や意思が尊重されたり、大切な家族が細かいことを決めるのに悩まずに済むというメリットも伝えながらの活動。

またイギリスでは、個人の意思の尊重は社会的な負担の軽減(救急車や病院を使わない、自宅での平穏死を選ぶこと)にも繋がると考えています。

日本に限らず、これまでの習慣と大きく変わり始めた終末期の様々なこと。

意識の変化、理想と現実。

最期まで自分らしく生きるためには、やはり自分の意思を伝えることが大切ですよね!

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