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著者:エンディングノート普及協会

おばさんの献体を経験して〜ラジオ番組「エン活始めました!」Vol.23〜

エン活始めました
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おばさんの献体を経験して〜ラジオ番組「エン活始めました!」Vol.23〜
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stand.fm で放送しました

著者:エンディングノート普及協会

オリジナル会葬礼状をスタンダードに

会葬礼状とは

会葬礼状は、通夜や告別式に参列してくださった方へのお礼状です。お清めの塩やハンカチなどの会葬返礼品と一緒に渡します。
忌明けのあいさつ状は、四十九日頃に香典返しと一緒に添えて送るのが一般的です。

出典:くらしの友葬儀 

葬儀などに参列したり、お香典を渡すと返礼として受け取る会葬礼状。

一般的には葉書サイズのモノクロで

亡父 ○○ ○○の通夜葬儀に際し
ご多用中にもかかわらず
遠路わざわざ会葬くださり・・・・・

のようなお決まりの文章が印刷された物をイメージしますよね。

亡くなった人のことがなんとなくわかる程度、家族も「とりあえずお渡しする物」という感じで、私は常々「資源の無駄遣いなのでは?」と感じていました。

そんな時、Twitterで葉月美雨さんの投稿を拝見したのです。

そこには、心のこもったオリジナルの会葬令状が投稿されていました。

オリジナル会葬礼状

葉月さんはプロのライターさんとして様々な執筆のお仕事をなさっていますが、会葬礼状ライターとしても活動されています。

会葬礼状ライター?

会葬礼状なんて、テンプレートから選ぶのではないの?と思われますよね。

葉月さんは、プロの会葬礼状ライターとしてご遺族からお話を聞き、オリジナルの会葬礼状を作成されています。

私が感動したのは、こちらのオリジナル会葬礼状。

こちらは61歳の女性をモデルに、生前に自分で書いておくサンプルとして書かれたものだそうです。

これを拝読した瞬間「これよ!!!」と感動しました。

私は以前から、すーちゃん(故 田中好子さん)が葬儀の際に、ご自身が最後に録音されていたお礼の言葉が式場内で流れる場面をテレビでみて、これこそが参列してくださった方への本当のお礼だと思っていました。

このようなオリジナルの会葬礼状をつくることができれば、そして会場礼状といえば故人の生きた証として生前に自分で書いておくもの、ということが一般的になれば良いと思いませんか?

エンディングノートの思い出のページから

とはいえ、突然会葬礼状を自作するのは難しいですよね。

そんな時には、エンディングノートの「大切な人へのメッセージ」や「思い出」のページから始めませんか?

口で伝えるのは照れ臭いけれど、でも伝えておきたい気持ち、どなたにもありますよね。

大切な人を思いながら書くエンディングノートは、今の自分を見つめるきっかけにもなるのです。

おうち時間の長いいまだからこそ、気持ちを書き出してみませんか?

 

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著者:赤川 なおみ

気持ちを書き出す習慣作りでエンディングノートも気軽に書こう

皆さん、日々の生活の中で「誰かに気持ちを伝える」ということをしていますか?

「本当の気持ちを聞いておけば良かった」と思ったり「聞いておけばよかった」と思うのは、死後や自己の意思が伝えられなくなった時だけではありません。

まだ一人で食べることも、トイレに行くこともできるけれど、一日中何もすることがない、、、と日々を楽しむことができない、ただただ座ったり寝たりして一日をやり過ごしている。介護に関わる人なら「介護サービス使って、デイサービスを利用するのがいいですよ!」なんて、勧めてくださるのでしょうか。

どこかで会って話しても、まさか認知症が進んでいるなんて思えないだろう認知症初期の人。全てにサポートが必要なわけではないけれど、本当は何に悩み、何がしんどいのだろう。何に不安をいだいているのだろう?

こんな風に「その人の本当の気持ち」とか「その人がやりたいこと」というのは、状況によって変わるります。そしてその人の性格によっても変わるわけで「こうなったら聞いておく必要がある」とか「この時期までには聞いておいた方がいい」というものではありませんね。

人は誰でもオギャー!と生まれた瞬間から、人生の最期(END)に向けて進んで(ing)います。だからこそ、自分の意思が示せるようになったら、自分はどんなことがしたくて、どんな風に生きたいのか?を考えることは大切ですよね。
子どもなら「将来○○になりたい!」と周りの人に宣言することも、成人して今後の人生設計を立てたり、保険に加入する際にライフプランニングを立てることも「自分の気持ちを伝える手段」ですね。

エンディングノートや遺言書、ACP(アドバンスケアプランニング)というと「特別なもの」と構えがちですが、その時々で何度でも書き換え可能なのだから「その時」の気持ちを「その時々に」書けば良いのです。

子どもの夢が毎年変わってしまうように、ライフプランは何度でも変更するように、少しでも体調や生活環境に変化があり、気持ちが変わったら「いつでも書き換えればよい」のです。

子どもの夢が毎年変わっても、ライフプランを毎年立て直しても、怒る人はいませんよね。
エンディングノートや遺言書、ACPも同じ。毎年書き換えても、怒る人なんていないのです。

それでも構えてしまう!という時には、改まって書くのではなく、日常使いの手帳でも、家計簿でも、お薬手帳でも、その時の気持ちをちょこっとメモに書く。そんな日常の生活の中に「自分の気持ちを伝える」習慣を作っていきませんか?

「気持ちを表現する、伝える」ことが特別なことではなく日常になったなら、自分も大切な人もいつも笑顔でいられるはず!

 

書き初めに悩んでしまう方やどんなもの?と思われている方におすすめ!

★エンディングノートの書き方に関する質問に答えます

https://coconala.com/services/1765073

著者:赤川 なおみ

使う人の手で進化するのが「終活箱®︎」です

今日から始める終活のために

終活もエンディングノートも「いつから?」「どのタイミングで?」「何から?」が最大のテーマ。

  • テレビや雑誌によく出てるあれ?
  • 気になっているけどまだ実行していない
  • 気になるけどもう少し先の話かな?

これはごくごく一般的なこと。

少し終活に興味を持っている人は

  • ノートを買ってみたけれどまだ書いていない
  • 片付けが毎日気になって仕方がない
  • 親にエンディングノートを渡してみたけど書いた様子がない

エンディングノートを買ってみたなど、行動には移してみたけれどそこで止まってしまっている。

どちらにしても、今日や明日やらなければ生きていけない!というような、生きる中で「重要事項」とまではいかないものですから、どうしても後回しになってしまいますね。

そこで、特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では

今日から始める終活・エンディングノート

をテーマに、様々な活動をしています。

その一つの取り組みが

終活箱®︎

特別仕掛けがあるわけでもなく、とてもおしゃれなわけでもない。でも「今日から始める」にはピッタリの箱なのです。

終活箱®︎ってなぁに?という方は、ぜひこちらをご覧ください。

忙しい人にこそ終活箱®︎

こんなの欲しかった!を利用者さんが実現してくださいました!

2月と3月に2回連続講座として開催した”40代女性のためのエンディングノート書き方講座”に参加してくださったみなさま。

終活箱®︎はこんな、なんの変哲もないお道具箱です。

中身については、先ほどの記事を読んでいただくとして、2回目に来られた参加者さんの一人がこのようにして持って来られました。

お分かりになるでしょうか?

ゴムバンドでとめてある!しかもこれ、利用者さんの手作り!

で、これを見た他の参加者さんも「これいい!これほしい!」「持ち運ぶとき、パカパカしてどうしようかと思っていたのよ!」と食いつく、食いつく!

そして、皆さんより食いついたのが開発者の私でした〜(笑)

ぜひともこれを作って欲しい!とお願いしました。

というのも、作ってこられたのはハンドメイド作家さんの田中裕美さんだったから!

1本のゴムを両サイドにかけるのがおしゃれで外れない!

そして、終活箱®︎とコンビを組むなら、生地にはやはりこれを使って欲しい!

いただいたけれど、大きなシミがあったり擦り切れていたり、着物としての役割は十分に果たしている。
でもどうしても捨てることのできない着物たち。

これを使って欲しいのです!と裕美さんにお願いして・・・

できました!生まれ変わりました!

なんと、それぞれの生地に合わせて少しずつ幅も変えてある!着物が生まれ変わって、また新しい役目を担ってくれます。

「生地にも個性があり、とても勉強になった」とおっしゃってくださった言葉に「あぁお願いしてよかった」と、改めて思ったのでした。

終活箱®︎は使う人の手によってどんどん変化する!

実は、ゴム以外にもこんなアレンジを施してくださっていました。

同じくハンドメイド作家さんですが、作る以外に「描く」こともとってもお好きな作家さん。

いつもいいな〜と思っていたのですが、終活箱®︎にも描き描き。

実はこれで完成ではなく、ここからどんどん広がっていくのが彼女流。どんな風に広がりを見せるのか、とっても楽しみです!

終活箱®︎は今日から終活を始める、エンディングノートを書き進めていただくために開発したものですが、使いながら「自分色」になっていくのが楽しいのかな?と思っています。

生活していれば日々変化があるように、終活箱®︎も中身も、どんどん使う人の生活に合わせて変化していく。

エンディングノートは一度書いたら終わりじゃない。

だから、いつでも、何度でも開けたくなる箱になってほしい。

みなさんの終活箱®︎はどんな宝箱になるのでしょう?

終活箱®︎についてのお問合せは以下のフォームにご入力後、送信してください。

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メッセージ本文

著者:赤川 なおみ

当事者とつくる新時代 ・パートナーと見つけた希望

これまでに何度もアンコール放送されているハートネットTVのシリーズ認知症「当事者とつくる新時代 」

39歳でアルツハイマー病と診断された丹野智文さんやオーストラリアのクリスティーン・ブライデンさんなど、当事者の方にスポットを当てた番組構成ですが、今夜10月18日(水)20時〜の再放送では「パートナー」にもスポットが当たります。

パートナーとは、介護者でも支援者でもなく、丹野さんが呼ぶ「対等な立場でともに行動する人」のこと。

丹野さんをはじめとする日本認知症ワーキンググループJDWGのみなさんは、みなさんの行動によって認知症に対する意識を変えていく活動をされています。

この活動は、認知症当事者の方に対する認識だけでなく、寄り添うパートナーに関しても様々な発信や投げかけをしています。

全てを「してあげること」が支援ではない

認知症に対する誤解や偏見は、これまでの様々な情報によって作り上げられてきました。

「診断されたらこの世の終わりだ」「何もできなくなる」「何もできない人」のようなイメージが先行し、認知症と診断された人が本来どのように生活しているのか?を見ることなく、ただただ恐れ、絶望していたように思います。

私の講座でも「認知症になるくらいなら・・・」と言われる方がいらっしゃいます。それは、認知症になったら全てが終わるようなイメージだからでしょう。

しかし、丹野さんや当事者のみなさんをみて「人生終わっている」と思うでしょうか?

6月にお招きした広島の竹内さんも、先のことをくよくよ考えるのではなく、日々楽しく生活することを心がけておられます。

それなのに、認知症当事者の周囲の人たちは、診断されるとすぐに「介護」「助けてあげなくてはいけない」となんでも手を差し伸べるようになります。

診断される直前まで手を出さなかったことでさえ、手を差し伸べてしまう。手を差し伸べた人は「優しさ」かもしれませんが、手を差し伸べられた人は「今までと違うのだ」と感じることでしょう。

このように、なんでも手を差し伸べることが支援ではなく、当事者の人たちが必要としていることではないのです。

このことを、ハートネットTVのシリーズ認知症「当事者とつくる新時代 ・パートナーとみつけた希望」では伝えています。

失敗を繰り返しながら学ぶ当事者支援

9月に岡山県笠岡市で開催された若年性認知症イノベーションフォーラムでも、二人のパートナーの方にお会いしました。

これまでにテレビやネットなどではパートナーの方の存在を知っていましたが、お会いするのは初めてでした。

会場での様々な場面を拝見し、当事者の方の笑顔は、パートナーの方との絶妙な距離感によって生み出されるもので、それは手を差し伸べすぎず、つき離さずという、一朝一夕ではなしえない関係なのだなと感じました。

こちらにその時の様子を紹介された、町永俊雄さんの記事があります。

当事者支援は失敗が創る

誰もが当事者となり、誰もがパートナーとなりうるこれからの時代。

もっと積極的に認知症について学んで参りましょう。

丹野智文さんの著書

丹野智文 笑顔で生きる(文藝春秋)

 

 

 

著者:赤川 なおみ

若年性認知症イノベーションフォーラムin笠岡2017

9月26日(火)岡山県笠岡市の笠岡市民会館にて、若年性認知症イノベーションフォーラムin笠岡2017が開催されました。

主催はきのこグループさんで、丹野智文さんを招かれるのは昨年に続いて2回目。

当日当協会では、丹野さんの本「丹野智文 笑顔で生きる」(丹野智文 著、奥野修司 監修 文藝春秋)の販売ブースを、RUN伴広島、RUN伴岡山の皆さんと一緒に担当させていただきました。

若年性認知症イノベーションフォーラムin笠岡2017

会場では、認知症カフェコーナーが設けられ、11時のスタートからお茶を飲みながら情報交換をする人たちで賑わっていました。

丹野さんを交えたフォーラムのプログラムは午後からでしたが、午前中には岡山県内の認知症当事者の方と日本認知症ワーキンググループメンバーで、笠岡に駆けつけてくださっていた、広島の竹内祐さん、名古屋の山田真由美さん、そして丹野さんとの交流の時間が持たれました。

今回のイノベーションフォーラムに先立ち、主催者からは「岡山には若年性認知症の方がいない」と言われていたそうですが、当日は5人の方が集まりました。

しかし今回は、35歳で診断されてから、誰にも言わず、家族の会などの支援団体にも入らず、ずっと一人で悩んでおられた男性が勇気を持って一歩を踏み出すという、とても嬉しいことが起こりました。

これまで絶望的だったその男性は、今回のフォーラム、同じように39歳で診断された丹野さんを知って、勇気を出してコンタクトを取ってこられたそうです。

そして、認知症当事者の皆さんと会い、話す中で「自分も今日から変わろう」と決心をされた。

この勇気と希望を与えたのは、家族でも医師でもない。

同じように若年性認知症と診断され、絶望を味わい、そして仲間によって笑顔を取り戻した皆さんに出会えたからですよね。

おれんじドアが笠岡にやってきた

仙台では、丹野さんを中心にした「ご本人のためのもの忘れ総合相談窓口 おれんじドア」が開設されています。

丹野さんも診断された当初は落ち込み、引きこもったと本にも書かれているのですが、その丹野さんを笑顔にしたのは、今回も参加されている広島の竹内さんでした。

丹野さんより先に若年性認知症と診断され、診断された時の絶望も引きこもりも経験し、今は笑顔で全国を飛び回っておられる竹内さんに会ったことで、丹野さんは生まれ変わったように笑顔になったそうです。(丹野智文 笑顔で生きるより)

その経験から、今では丹野さんご自身が、

認知症と診断された人の、
その不安を一緒に乗り越えられたら…

と活動されているのがおれんじドア。

通常は仙台市内を中心に活動されているのですが、今回はまさに「笠岡におれんじドアがやってきた!」という感じだったのではないでしょうか。

本を広めて「全国どこでもおれんじドア」に!

前述の丹野さんの本もそうですが、2017年に入って認知症当事者の方が書かれた本が相次いで出版されています。

これまでの「認知症になったら何もできなくなる」というイメージを覆し、「認知症=絶望ではない」ということを、認知症当事者の方たちが発信しています。

先に認知症になった私たちから仲間たちへ

本以外にも、日本認知症ワーキンググループのみなさんが積極的に講演活動を行っておられますが、やはりそれには限界があります。

丹野さんの場合、特に平日はお仕事ですから、現在でもかなりのハードスケジュールで全国を回っておられると思うのです。

その点、本は全国どこでも手に入れることができ、最近では書店がない地域でもすぐに届くシステムが充実しています。

そしてその本には、当事者の皆さんが悩んだこと、不安だったこと、その中で見出した光、希望などを、経験したから伝わる言葉で書かれているのです。

これを手に取って読むことで、丹野さんのおれんじドアに参加できなくても、最初の一歩をふみだせる方がたくさんいることでしょう。

ですから、特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、本の販売を積極的にお手伝いさせていただきたいし、当事者ブックフェアも開催していきたい。

どんな小さな取り組みであっても、一歩を踏み出すことが大切ですね。

フォーラム終了後には、会場で丹野さんの本を買ってくださった方に、丹野さんがサインをしてくださいました!

あらかじめお名前を聞いて行ったのですが、講演終了と同時に長蛇の列!

サイン本を手にした皆さん!ぜひお友だちや周りの皆さんにもご紹介くださいね。

 

当事者ブックフェアに関するお問い合わせはこちらから

 

著者:赤川 なおみ

WAM NET(ワムネット)さんにご紹介いただきました

5月20日に愛媛県松山市で開催していただきました「ライフイベント茶話会」の様子を掲載した記事を、福祉・保険・医療の総合サイトWAM NET(ワムネット)さんに掲載していただいております。

親の最期、備え早めに Fushime塾(松山)が茶話会

ライフイベント茶話会は、茶話会前に開催された「一期一会のワークショップ」(講師:前田めぐるさん)に参加してくださった皆さまを対象に、Fushime塾主宰の一色麻生さんに企画・開催していただいたもの。

「就活」の専門家一色さんと「終活」の専門家赤川のコラボ、そして様々な働き方の提案・実践をされ「前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?」他2冊の本を出版されている前田さんとのコラボとなれば「生きている中で様々なライフイベントをどう考え、どのように行動するか?じゃない?」ということで「ライフイベント茶話会」となりました。

茶話会当日も、介護ってどうなの?終活っていつから?ということに終始するのではなく「生きていれば様々な節目(Fushime)があり、ライフイベントがあるけれど、少しの工夫と準備で、どんな時にも自分らしく諦めることなく生きられるよね」というお話しをさせていただきました。

NPO法人エンディングノート普及協会が常にお伝えしていることも、

  • 離れて暮らす親が倒れて突然の連絡が入った
  • 急に家族の介護が必要になった
  • 考えてもいなかった相続があることを知らされた

など、生きていく上では避けて通れない突発事項にも、周りの環境に振り回されることなく、自分らしく生きるために「今できること」が何か?ということです。

そして、そのためには「エンディングノートを書いてみては?」とご提案しているわけです。

もちろん、準備なく急な環境の変化に直面する場合もありますね。

そんな時の支援もさせていただいております。

 

今回掲載していただいた記事を読んでいただいて「どうしたら良いのかな?」と不安になった方は、お気軽にご相談ください。

また、ライフイベント茶話会をベースに前田めぐるさんがプロデュースしてくださっている

『介護やみとりで考える生き方と逝き方』トークライブ』

の開催をご希望の方も、下記よりお問い合わせください。

 

著者:赤川 なおみ

自立と依存は繋がっている

みなさんは

自立する

という言葉を聞いてどのようなイメージが浮かびますか?

  • なんでも自分でできる
  • 自分で生きることを完結できている状態
  • 人に依存することなく生きていける

そんなイメージでしょうか?

 

子育てしていると、自立するというのは、学校を卒業して就職するとか、家を出て一人で生活するとか、そんなイメージもあります。

 

私も、つい先日までは

自立と依存

は、相反するものだと思っていました。

依存とは?

依存(いそん・いぞん)とは、

他のものによりかかり、それによって成り立つこと

と説明があります。

 

さっきのイメージはこの説明のように「他のものによりかかり」という、誰かに頼っている状態からきているように思います。

 

そして、もう一つ「それによって成り立つ」というところですよね。他の、よりかかったものによって成り立っている。

 

ようするに、自分では立てない、立っていられない状態ということでしょうか。

 

人の成長過程でも「ひとり立ち」できるようになるまでには、手足を使ってのハイハイがあり、物につかまって立つ「つかまり立ち」があり、どこかを持ちながら歩く「伝い歩き」という過程があります。

 

そして年齢を重ねると、逆戻りをしていきますね。

 

一般的には「自立する」「ひとり立ちする」と、自分で生きる糧を得て自分で生きていくというイメージになりますが、果たして自立したら、本当に一人で生きていけるのでしょうか?

自立とは?

では、自立とはなんでしょうか?

自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと

自分の力で物事をやっていくこと。確かにそうかもしれません。

 

もう一つ興味深いのは「支配を受けずに」というところ。

 

こうやって改めて調べるまで「自分以外のものの助けなしで」というイメージはありましたが、「支配を受けずに」というイメージはありませんでした。

 

そうすると、依存している状態は、その寄りかかっている人に支配されている?ということ?

 

支配というと少し意味合いが違ってくるのかもしれませんが・・・

 

確かに依存していると頼れる良さはありますが、助けてもらうには

その人の都合やその人の考えに合せないといけない

と考えると、確かに支配されるという言い方も、納得できるかもしれません。

 

しかし、自立=誰にも頼らず自分の力だけで物事をやっていかなくてはいけない、ということでしょうか?

自立とは広く依存すること

先日、多世代シェアハウス「庚午のおうち」に見学に伺いました。


(写真は庚午のおうちで毎月開催される「庚午カフェ」のランチ)

 

その時に竹中理事長とお会いできたのですが、竹中さんから

自立は広く依存すること

狭く(一人に・1箇所に)依存してはいけない

というお話を伺って、衝撃を受けました。

 

あぁ、そうなんだ。これからの少子高齢化の中で、とても大切なこと!これだわ。

  • 一人に、1箇所に頼るから、お互いにしんどくなる。
  • しんどくなるから、頼るのを我慢してしまう。
  • 我慢も限界に達してどうにもならなくなる。

悪循環とはまさにこのこと。

 

高齢の方には多いですが、最近の子育て世代にも感じています。

少しの迷惑、お互い様

この感覚が持てないのですね。

 

自分の生活で不自由を感じることがあれば、その部分だけお願いする。

 

少しのことだから頑張ってやるのではなく、少しのことだから、頼まれた人も、気軽に「いいよ!」と言える。

 

毎回じゃなく、何回かに1回だから、快く「いいよ!」と言える。

 

そうして、自分も生活に困らず、できることは自分で、できないことはお願いしながら生活するから「自立して」生活できる

 

竹中さんの

広く依存するんですよ

この言葉、私自身にも、私のこれからの活動にとっても「魔法の一言」でした。

 

竹中さんが理事長として活動する特定非営利活動法人もちもちの木には、そんな魔法がたくさん詰まっていますよ!

 

 

 

 

 

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著者:赤川 なおみ

最期の別れは「乾杯の歌」で・大先輩の葬送の時

こんにちは。
エンディングノートナビゲーター®の赤川なおみです。

お世話になった恩人の、葬儀に参列しました。

音楽をこよなく愛し、後進の指導を熱心にされていた恩人は、多くの音楽家誕生にも尽力されました。

葬儀は粛々と執り行われ、最期のお別れの時となりました。

場内では、恩人を見送るために参列したご友人のご提案で、故人を囲んで、参列者の有志が歌を歌い始めました。

♪杯を乾せや 我が友よ

 若き日は 若き日は 再びは

 帰らぬものなれば 歌わまし

 若き日の恋 時過ぎ去らぬまに♪

恩人在りし日には、飲めば必ず大合唱だったと言います。

寂しいけれど、悲しいけれど、大きな声で歌う有志の人たち。

ご家族の方は、とても喜んでおられましたね。

祭壇に飾られた遺影も、恩人らしい、マイクを持ったお元気なお顔でした。

ご親族からのご挨拶も、故人が生まれ、戦前、戦中、戦後を必死の思いで生きてこられたこと、終の住処となった地で、音楽と仲間を大切にされてきたこと。

最近では聞く事ができないような、素晴らしいご挨拶でした。

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最期まで自分らしく。

葬儀を通して、悔いなく生きてこられたことが伝わる、素敵な葬儀でした。

最期まで自分らしく生き、終えるために、エンディングノートを書いてみませんか?

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著者:赤川 なおみ

国際ソロプチミスト福山さまでエンディングノートのお話しをさせていただきました

エンディングノートの書き方・終活講師の赤川なおみです。

最近では、30代以上の女性が集まれば「終活」の話題になると言われる程、注目を集めている終活やエンディングノート。

講演のご依頼も女性からのお申込みが多いように感じます。

最近では、女性が「自分の生き方は自分で考える」ということで、積極的に活動されている方も多いですよね。

先日は、地域との女性と女児の生活を向上させることを目的に長年活動されている国際ソロプチミスト福山さまでお話しさせていただきました。

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2014年には国際ソロプチミストの認証を受けられて40年になられたそうで、地域への後見活動に積極的な女性の皆さまばかり。

当日のテーマは「最期まで自分らしく生きるためのエンディングノート」。

終活やエンディングノートを書く事も大切ですが、「やり残したことはないわ!」と言えるよう、日々を充実して生活していただくためのポイントなどをお話しさせていただきました。

みなさんも自分の最期に向き合うのは少ししんどいかもしれません。

が、講座などに参加されると「最期を決めるとすっきりして楽なのね」と言われる方が多いのです。

毎日楽しく充実して過ごすためにも、気になることは早めに解決しましょう!

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でもどこから?という方はこちらのセミナーにご参加くださいね。

→セミナー一覧

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