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エンディングノート普及協会

悲劇のヒロイン誕生のとき

著者:赤川 なおみ

悲劇のヒロイン誕生のとき

こんにちは。
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。

「病名はがんです」

この医師からの説明を聞いたとき、あなたはどんな気もちになるでしょうか?
何を考えるでしょうか?

現在ではがんは珍しい病気ではなく日本人の死因のトップとなりました。
「病名はがんです」以前ならドラマのワンシーンのようですが、現在こう告げられる人はとても多いということです。

高齢になってくると、特に多くなります。
そして今は若年層、働き盛りの方でも多く、私も友人知人で「がん」の手術や治療を受けた方が何人もおられます。

ただ医療の進歩はめざましく「がん=死」というイメージとは違って、早期発見、治療で感知する方も多くおられます。

それでも
「病名はがんです」
と告げられた瞬間は目の前が真っ白になったという方がほとんどでしょう。

それは一瞬にして「死に向き合うから」ではないかと思うのです。

「これからどうなるんだろう?」
「あとどのくらいなのか?」
「本当に死んでしまうのだろうか」

きっと1分くらいの間に頭はフル回転し、悲劇のヒロインが誕生します。

現在ではがん専門医では特に「本人への告知が原則」となっているので、当然本人に病名が告げられます。その時あなたはどうするか。

悲劇のヒロインが誕生してしまうのは、きっと「死」が他人ごとで、自分にはなだ関係ないと思っているからというのが大きいかもしれません。

なので不安が襲ってくる。

もちろん準備をしていたとしても、死への恐怖というものが拭い去れないかもしれません。しかし、原因不明の恐怖を感じることはなくなります。

エンディングノート
作成時に、まずは「死」というものがどういうものかを考え、受け入れてみる。必ずやってくるその時までに、自分が何をしたいのか、どんな風に生きたいのか考えてみる。

これをするだけでも「死」は突然襲ってくるものではなく、誰しもいつかは訪れるものということで少し冷静になれるはずです。

話が少し「がん=死」のようになってしまいましたが、そんなことはありません。先にも書いたように、最先端医療ではがんも治る病気、付き合っていく病気へと変わりつつあります。

まずは健康を保ち、自分らしい生活を送ること。
そしていつか迎えるその時まで、どうやって自分らしく生きるのか。

一緒に考えていきませんか?

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