特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

一筆書いておいてもらわないと・・・

著者:赤川 なおみ

一筆書いておいてもらわないと・・・

こんにちは。
「夢をあきらめない生き方」「最期まで自分らしく生きる!」をエンディングノートを通してナビゲートする赤川 なおみです。

ご両親や祖父母のご葬儀をすまされた方が口をそろえて言われること。

「絶対一筆書いておいてもらわないといけない」

みなさん実感されるようです。

今日も先日お母様をなくされた方が「装束も骨壷も、全て どれになさいますか? と聞かれる」「カードの暗証番号がわからないから、葬儀代を払うのに家中かき集めた」「戒名も上・中・下って言われても」と、会うなりお話しになりました。

「葬儀社の説明を聞いて、上・中・下どれにされますか?って聞かれたら、下って答えにくいなぁ。けど、考えたらそこにお金かける必要があるのかどうか」とも。

その方は結局、亡くなられてからお通夜、お葬式と「打ち合わせ」と「決めること」に終われ、悲しむ間も泣く間もなかったそうです。

それで「本人が、骨壷や装束にはお金をかけるなとか、戒名はいらないとか、
一筆書いておいてもらわないと!!
と力説されていました。

この方だけではないのです。
残されたご家族は、ほぼみなさん「一筆書いておいてほしい」と言われますし、「自分も家族が困らないように書いておかないと」といわれます。

大家族で生活していた頃は、生活の中で会話があり、小さな頃から日常的に親や祖父母の意向を聞くことがありました。

なので、特別書き残さなくても困ることはなかった。
今は核家族で生活している人も多く、田舎に住む親から「倒れた」と言って駆けつける人が多い時代。

そうすると家族であっても、故人の日々の生活の様子を知らないので、どこに何があるのか、何が大切なのかわからないのです。

大切な家族を困らせないために、別れを惜しむ時間をしっかりととるためにも、はっきりしているときにエンディングノートを書いて備えませんか?

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