特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

日別アーカイブ 2013年8月27日

著者:赤川 なおみ

相続について考えてほしい人「家の権利が父と息子」の場合2

こんにちは。
「夢をあきらめない生き方」「最期まで自分らしく生きる!」をエンディングノートを通してナビゲートする赤川 なおみです。

「相続なんて我が家には関係ないよ。だって住んでいるこの家以外は、貯金なんてほとんどないんだから」と考える人に「家の権利が父と息子」の場合は考えてくださいね~と先日のブログでお伝えしました。

それではパターン別にどんな問題が発生しやすいのか考えてみましょう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
Aさん家族は両親が70歳、長男、次男、長女がおり、それぞれ結婚して家庭を持っています。家の権利は父親がすべて持っているのですが、土地の権利はお父さんが7割、長男が3割で持っています。

【パターン1】
長男が両親と同居してその家に住んでいる

【パターン2】
長男は遠方に住んでおり、両親の介護が必要になったら帰って来て同居する。

この二つのパターンは、父と息子名義の家に、名義のある息子が住む予定。


ということは、財産ではあるけど現金はない!
じゃ、相続の権利のある他の兄妹はどうやって財産分与してもらう?

ここでよくあるのが「住んでいるのだから、どうしようもない。住んでいる者のものだ!」という言い分。

昔なら、その家を継ぐ人がすべてを相続し、兄妹も文句が言えないというのが暗黙の了解でした。

しかし、今はそういう訳にはいきません。

親としては「仲の良い兄妹なのだから、後は話し合ってうまく分けてね」というところでしょうが、そうはいかないのが相続問題。

今回は、家に関しては父親の名義で全てが相続対象。土地は3割は長男のもので、7割が相続対象。

さて、土地を7:3に切っちゃう?
それは無理なお話し。

しかし、
「売ってお金にして分けて!」
「売らないならお金を準備して分けて!」となるわけです。

だから家と土地だけで現金がない場合。しかも権利が父と息子の場合は難しい!

よくあるパターンなので、当てはまる方も多いのでは?

その他のパターンについては、次回問題点を考えていきましょう!

【パターン3】
長男は遠方に住んでおり、そちらでマイホームを購入。実家に戻る予定はない。

【パターン4】
長男が数年前に他界。両親と妻、二人の子どもが一緒に住んでいる。

【パターン5】
長男が数年前に他界。妻は別の家で二人の子どもと生活を始め、両親だけが住んでいるが、離婚はしていない。ただし、妻は飛び出し両親とは絶縁状態。

【パターン6】
長男が数年前に他界。妻は籍を抜き別の家で二人の子どもと生活を始め、両親だけが住んでいる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


エンディングノートを作成して、
早めに事態を把握しましょう!

—–

著者:赤川 なおみ

エンディングノートセミナー「これからを豊かに生きるために」 神戸開催

こんにちは。
「夢をあきらめない生き方」「最期まで自分らしく生きる!」をエンディングノートを通してナビゲートする赤川 なおみです。

8月28日(水)に神戸市でエンディングノートセミナー「これからを豊かに生きるために」がで開催されます。

今回は協会の代表理事 江星優哉がメインでお話しをさせていただきます。

セミナーでは、エンディングノートとは?からエンディングノートの書き方、役割、必要性などをスライドや資料を使ってお話ししていきます。

当日の参加も可能だそうですので、ぜひお気軽にご参加ください。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
「これからを豊かに生きるため」にエンディングノートセミナー

エンディングノートはご人生最期への準備と思っていませんか? 

「エンディングノート」は、作成することによってその時の自分に向き合い、これからの自分の生き方を考えるきっかけになります。 

 今回、講師をして頂く江星さんは、自身のご祖父、ご尊父の介護や看取りを経験されてきています。現在は、一人暮らしになった祖母の介護をしています。

 そんな現状に向き合うなかで、色々と悩むこともありました。それは、ご祖父、ご尊父が「何がしたいのか」「どんな想いなのか」がわからなかったからです。

 ご尊父の死後、病室から見つかった1枚のメモから、江星さん自身には伝えきることができなかった父の想いが存在することを発見します。江星さん自身も、その想いをくみとることができなかったことで後悔の念に苛まれました

 そんな落胆のなかで江星さんが出会ったのが「エンディングノート」でした。
エンディンノートを書くということは、本人の意志を大切な人に伝える作業。

エンディングノートは大切な人のための心の保険だと思っています。生命保険ではお金が保険会社から払ってもらいます。ですが、本人の心の中まではわかりません。

「お金残してるからいいでしょ」

たしかにそれでもいいかもしれませんが、そこに本人の意思がプラスされれば大切な人にとってますます充実した生活が待っていると思います。

大切な家族のために生きている、生きようとしている方、
自分の意思を最期まで貫き通すという方、
一緒にエンディングノート書いてみませんか!
「これからを豊かに生きるため」にエンディングノートを書いてみましょう。

こんな方に特におすすめです。

・毎日が忙しく自分を振り返る時間が持てない人 
・エンディングノートを持っているが書けない人
・毎日楽しく生活したい人
・夢をかなえたい人 
・自分のこれからについて考えたい人

日時:8月28日(水)
    13:30 開場 13:45 開演 ~ 16:30 閉会
講師:エンディングノート普及協会 代表理事
エンディングノート作成&終活ナビゲーター 江星優哉 
場所:神戸市勤労会館 405号室
  アクセス : 市営地下鉄・JR・阪急・阪神・ポートライナー
         各三宮駅から東へ徒歩5分
参加費:1,000円
定員:50名(先着順)
主催:NPO法人しあわせあんしんネット
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

—–