特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

日別アーカイブ 2015年8月13日

著者:赤川 なおみ

墓掃除で増える無縁墓を見るたびに先祖代々の墓について悩む

私は、本家の長男の一人っ子。

でも、本家の長男に嫁いで25年が過ぎました。

嫁いだとは言え、そこは一人っ子のお役目で、実家のお墓についても、ほったらかすわけにはいきません。

先祖のお墓は、両親が住んでいる所からも、私が住んでいる所からも、車で2時間くらいかかる場所です。

以前は、比較的お墓に近い祖母が、その後は私の両親が毎年夏やお彼岸に、お墓掃除をしていました。

しかし、3人とも自力でお墓の掃除に行くのは難しくなり、年に一度の墓掃除は、嫁いだ私と夫の仕事になりました。

今年は、初めて息子と二人で行く事に。

息子は、いわゆる”跡取り”ですから、本来は私の実家のお墓について、詳しく知る事はないのかもしれません。

しかし、私が一人っ子であるため、嫁いだから知らないとは言えませんし、私に関わる事ですから、子どもたちにも知っておいてほしい。

これは、実家のお墓問題を解決しないまま(永代供養か、移転か…)、私に何かあった場合、今の代々のお墓も無縁墓になってしまうのでは?と心配するから、というのもあります。

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実家のお墓がある場所は、共同墓地のような所なのですが、最近の共同墓地ではないので、管理料を納めるタイプではなく、昔の世話役さんたちが開いた墓地のようです。

なので、管理はあってないようなもの。

利用する私たちとしては、お金がかからないのでありがたいですが、その分自然災害などでなにかあった場合には、全て当事者負担です。

それと、だれも管理する人がいないような無縁墓についても、そのまま放置の状態。

我が家の隣は、もう20年くらい誰も来られていないので、今ではお墓があるかどうかさえ、わからないほど、草が生い茂っています。

そして、ここ数年、毎年掃除に行くたびに「ここ、去年から誰も来ていないのでは?」と思えるお墓が、増えています。

お子さんたちが遠方で、そのままになったのか、きちんと伝えていなかったのか…

この無縁墓の問題は、今後もっと深刻になります。

空き家問題と同じく、少子高齢化と地元から離れて生活し、そのまま地元には帰らない人が増える中、先祖のお墓が気になりながらも、そのままになってしまう。

気になるけれど、パッと解決するのは難しいお墓の問題。

あなたは、お墓に関わる問題に関係していますか?

自分にとっての終活の問題をみつけるには、エンディングノートを書いてみるとわかりやすいですよ。

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