特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

日別アーカイブ 2016年2月5日

著者:赤川 なおみ

エンディングノートは遺言書じゃない 科捜研の女15第11話より

大々的に終活・エンディングノートがストーリーに組込まれるとあって、久しぶりに推理ドラマを見ましたよ。

そのドラマは、人気ドラマとしてシリーズになっている「科捜研の女」。

今回は、終活セミナーで出会った女性二人を中心に展開。

事件解決には、被害者が残したエンディングノートが使われるというストーリーです。

科捜研の女で終活やエンディングノートがテーマに

突然の入棺体験シーンで始まったドラマですが、これは最近「終活セミナー」や「終活フェア」で人気?の体験会です。

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ドラマでは、エンディングノートの「やりたことリスト」に、違う人が書き込んでいるという筆跡鑑定が出ます。

個人が記入するものに、いったい誰が書き足したのか?と、書き込んだ人の特定から犯人割り出しへ・・・

そして、最後は思いも書けない展開へと。

今回のドラマは、予告のあらすじで考えていたよりも、随分面白い内容でした。

終活セミナーでエンディングノートに記入した「やりたいことリスト」に沿って、終活セミナーで仲良くなった友人と一緒に、一つ一つやりたいことを実現していく。

ただ実現するのではなく、実現するなかで芽生える友情や、達成することで感じる喜びまで表現されていました。

今回、単に「終活ブーム」というだけでなく、しっかりと取り上げてもらえたことには、終活を伝えるものとして、ありがたい気持ちです。

ただ一つ・・・

被害者となったノートの持ち主が、エンディングノートを片手に「もうあんたとは一切関係ないからね。何もしないから!縁を切るわ」と、弟に絶縁を言い渡すシーン。

言った本人は「あーすっきりした!」と去って行くのですが、これはダメですね。

エンディングノートに「弟とは一切関係ない」と書いたとしても、直接口で伝えたとしても、正式には遺言書が必要です。

いくらしっかりとエンディングノートを書いて、サインや印鑑があったとしても、遺言書にはなりません。

ここだけは、ドラマをみて誤解しないでくださいね。

終活が「暗いもの」ではなくなり、前向きに生きるための終活になるよう、そして「笑顔で毎日を過ごすための終活」を、いつも応援しています!

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エンディングノート普及協会まで

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