特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

日別アーカイブ 2016年3月7日

著者:赤川 なおみ

きものをどうするのか?は終活の大きな課題

以前より、終活ときものについては、ことあるごとに書かせていただいております。

 

私が終活ときものを組み合わせて考えるのは、終活の出発点が祖母のきものを譲り受けて着ることになったから。

 

講演時にも、かならず「きものは早めに譲り先を決めてくださいね」とお話ししますが、なかなか進まないものです。

 

先日は、旧家の整理などを頼まれた友人から「きものいりますか?」と連絡がありました。

 

かなりの量でしたが、一旦お引き受けしました。

 

今回は、ある程度その方が選別しておいて下さったのですが、それでも再度仕分けが必要になります。

全て広げてみて、シミの状態やほつれや穴空きなどのチェックをして、本当に着ることができるかどうかを判断します。

 

その後、どうしても着ることが難しい状態のものは、はぎれとして使っていただけるかどうか、譲り先を考える。

 

こうしていくと「はい、差し上げるわ」と譲っていただいても、かなりの手間と労力がかかるのも事実です。

 

もし、着ることになっても、洗いに出したりすると、そこでまたお金がかかりますしね。

このように、着る機会が少ない(ほぼない)のに、お金がかかるから譲ってほしくないという声が多いのも、わからないでもありません。

 

それでも、できるものならきものを捨てないでほしい。

 

ということで、色々動き出しております。

 

昨日はほころびのお直しを教えてくださる会に参加。

 

なんとなく「きものがほつれたらどうにもならない」と思いがちですが、昔はみんな自宅で直していただのですよね。

 

もちろん、きちんとしたお直しはプロにお任せしたいですが、ちょっと家で応急処置ができれば、着ることのハードルは下がります。

 

そして、思い切ってきもので出かけることで、仲間と意気投合!ということも多くなりました。

同じ趣味や考えの仲間との出会いは、本当に嬉しいもの。

 

こうして、自分で着ながら「終活ときもの」についての理解を深めていきます。

 

きものに関するご相談はお気軽に!

 

 

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