特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

月別アーカイブ 5月 2016

著者:赤川 なおみ

認知症の初期症状?家族はそこに気付いていますか?

近所の激安スーパーは、午前中のシニア率が高いのですが、色々感じることがあります。

先日は「本日広告の品」が多い日だったのか、シニアの多さはかなりのもので、しかもみなさん「我先に」状態。

あまりの殺気に「この時間は避けた方が良いかも・・・」と真剣に思ったほどでした。

そんな午前中の激安スーパーですが、今日は急いでいてその時間に行くことに。

なんとかレジを済ませ、袋に詰めるコーナーに移動すると、商品の入ったかごが置き去りに。

あらら?と思っていると、周りのおばあちゃんが「こりゃ、あの人が忘れていったんだわ」と。

他の人も「そろそろ気がつかないかしら?」と見回しているけど、全く気配はなし。

レジの人に「買ったまま忘れて帰ったみたいなので、預かってあげて」とおばちゃん。

「何しにきたのかねぇ」なんて笑っているけど、私は結構笑えない状況でした。

というのも、ただ忘れたなら良いのですが、認知症の初期だったとしたら・・・

買い物に出かけることはできる。

自分で欲しい物をかごにいれ、レジも済ませる。

そしてかごを置いて次のことをしようと思ったら・・・

一瞬で「今何をしようとしていたのか?」がわからなくなったり「◎◎に行かなくちゃ!」と他のことを考えて動き出してしまったり。

そうなっている事実を、家族は知っているのだろうか?

買い物に行けるくらいだから、まだまだ元気!なんて思っていないだろうか?

このように、一見普通に見えても、ギリギリのところで生活している独居の高齢者の方は多いと思うのです。

午前中の激安スーパーで、またまた考えさせられる場面に遭遇し、終活専門家として「伝える努力」にもっともっと力を入れなくては!と考えた1日でした。

終活専門家による終活セミナーのご案内
5月の終活セミナー

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著者:赤川 なおみ

産經新聞夕刊 関西版「暮らしの?ハテナ」に掲載されました

5月10日(火)の産經新聞関西版夕刊の「暮らしの?ハテナ」で、エンディングノートについて特集されています。

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その特集に関して、エンディングノート専門家としてインタビューを受け、専門家の意見として掲載していただきました。

インタニューは1時間半にわたり、記者の方はノート10ページ以上にびっしりとメモをしておられました。

取材のご依頼が有った際には「エンディングノートをどうやったら書きやすいか?」とか「親に書いてもらうには?」という点でお話しを伺いたいとのことでした。

しかし、お会いしてお話しをするなかで、私達の協会がこれまで4年にわたって「エンディングノートは気になっても書けないもの」という、本当の悩みがここにあることをお話しすると、大変関心を持たれました。

まずは関心をもつこと。

まずは何から?必ず書いてほしいものは?など、自分事として考えてほしいということを、しっかりと伝えてくださっています。

しっかりと理解してかいてくださったことに、本当に感謝です!

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