特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

月別アーカイブ 11月 2016

著者:赤川 なおみ

福山市内の安養寺さまにて終活講座

公民館での終活講座がご縁で、お寺の檀家さんよりご依頼いただき、安養寺様で終活のお話をさせていただきました。

今日うかがった安養寺様は、真言宗のお寺で、本日は檀家さんの中でもお世話などをされる方々の総会が行われるとのことで、その総会の前にお時間をいただきました。

 

お話をさせていただくのは慣れてきたとはいえ、お寺のご住職様を前にお話するのはいささか緊張・・・

 

ご葬儀やお墓のこと、死生観など私などよりも専門家でいらっしゃいます。

 

とはいえ、一般的な葬儀がどのような流れになるのか?お墓に対してどのように考える人が多いのかを含め、今すぐ始める終活を中心に約1時間お伝えしました。

 

中でも、エンディングノートについて気になっておられるようでした。

今回も「まずはメモから始めていきましょう」と、お気に入りの箱を準備して中に何を書いていれるのか?から始めてみました。

 

延命治療については、様々な考え方があるのですが「本人の希望に添えない」という現実問題が起こっておることを交えてお伝えしていきます。

 

いくらノートやメモに書いていても、実際にはその場になったら気が動転してしまう、医師から入院を勧められるなど、状況は様々なです。

 

よほどしっかりと気持ちを伝え、家族で話し合っておかなければ、希望が叶わないことも多々有ります。

 

先日もこのような記事が出ていました。

 

救急車を呼んだ医師 最期まで家でと言い出せない家族

(日経メディカル 2016,11,1)

 

この中でも「最期は家で」と本人の希望があったとしても、駆けつけた医師によっては「病院へ」と言われることもあります。

 

ご家族は容態の変化だけでも慌てている中で、医師から病院へと言われると「それでも家で」とは言い難いものです。

 

しかし、本当に希望しているのであれば、主治医とも事前に話をする、家族ともしっかりと話をするなどして「最期まで家で」という希望を叶えることはできるはずです。

 

誰しも住み慣れた家にいつまでもいたいものです。

 

希望が叶えられない場合に辛いのは、本人よりも「希望を知りながら叶えてあげられなかった」と思う家族です。

 

どうぞ、延命治療について「しなくていいよ」と一言で済ませないで、家族と話をしてみてください。

 

身近なことから考え、今日から始める終活のお話は、全国どこでも行っております。

お気軽にご相談ください。

 

 

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