特定非営利活動法人
以前の記事でエンディングノートをどこから書いたらいいのかわからない方のために「自分のこと」から書くのがオススメですと書きました。
しかし今度は「自分のことを書いたけれど次はどの項目を書いたら良いのかわからない」と言われた方がおられたので何か良い方法がないかと考えていました。
そこで良い方法を発見しました。それは、
家系図を利用する
方法です。
「え?なんで家系図使うの?」
と思われたかもしれませんが、家系図を利用すると
自分の周りの人間関係を把握できる
のです。
エンディングノートに家系図を書く箇所もあると思います。
でも、まずは紙ペンを用意してフリーハンドで良いので書いてみることをオススメします。
家系図を先に書いてしまうとエンディングノートが書きやすくなる理由としては、
人間関係を把握できるので、誰に何を書けば良いのかわかりやすい
ということです。
例えば、3人家族だとして自分がなくなった場合に、
「子どもは1人だけど、その周りには従兄弟がいるから葬儀の部分は従兄弟にも手伝ってもらうほうがいいかな」
など、家系図に人の名前を記入してみると、その人のことを思い浮かびます。
そうすると、前もって具体的にイメージしたり、把握したりできるのです。
ですから、家系図を利用して
といった部分を明確にしてエンディングノートに向き合うと、どの項目から埋めていけばよいのかわかってきます。
ぜひ家系図をフリーハンドで書いてみてくださいね。
エンディングノートを書いてみたいと思っていても、思ったその時に書かないと、日々の生活が忙しくてなかなか時間を取ることができないのではないかと思います。
ぜひ、この記事を読んでくださった皆様はそのようなことにならないために、今から紙とペンと用意して家系図を作ってみてください。
次回は家系図を作ったことによって「家族とこんな話題が挙がったよ」という事例をご紹介します。
そのためにも、ぜひあなたの家系図も合わせてあると良いと思いますのでぜひ書いておいてください。
看取りとは?をテーマに、それぞれの立場から看取りを考える3回シリーズの講演会。
第2回は「医療の立場から」ということで、第1部は在宅医療専門まるやまホームクリニック院長 丸山典良先生のご講演、第2部は在宅医療に関わる専門家のみなさまをパネラーにお迎えしたパネルディスカッションで会を進めます。
日本は超高齢社会となり、迫り来る「多死社会」を前に国もあれこれ対策に乗り出しています。
とはいえ、これまでの自宅で亡くなることが一般出来だった時代から「病院死が7割、8割を超える」という時代に変わり、さて病院だけでは難しいということで「ご自宅で」と言われても簡単なことではありません。
神奈川県横須賀市では、11年度から、在宅医療や在宅みとりに関わる地域の人材育成や多職種連携に力を注ぐ。市民啓発にも力を入れ、在宅療養を紹介する啓発冊子の発行、相談窓口の周知などを行ってきた。全死亡者のうち自宅や高齢者住宅で亡くなる「在宅死」の割合は14年の場合、22・9%と、人口20万人以上の自治体でトップ。川名理恵子・市地域医療推進課長は「1人暮らしでも最期まで自宅で暮らすことは可能だが、制度があっても市民の理解がないと進まない」と話す。(毎日新聞「どう変わる医療と介護」から)
このような自治体の動きはもちろんのこと、実際に終末期を在宅で過ごし、在宅看取りを実現するには市民の理解は欠かせないと言います。
どの自治体や医療機関でも、在宅医療や在宅看取りについて準備は進んでいますが、進まないのは市民の理解や「やはり最期は専門家(病院)にお任せしたい」という、医者頼みの考え方が強いこともあります。
これまで体調の変化や終末期の過ごし方について、全て医療機関に委ねてきた市民にとっては、
など、わからないことが多く不安に思っているのかもしれません。
そこで第2回の講演会では、在宅医療専門クリニックの先生や看護師、訪問看護師、在宅薬剤師など、日々現場に向き合っておられる専門家の皆様に「在宅医療の実際」についてうかがいます。
お話にもなると思いますが、在宅医療専門クリニックの受診を受けると、点滴が必要な場合には自宅でも点滴をうけることができますし、必要に応じてお薬も出していただけます。
がん末期の患者さんであれば、痛みのコントロールは自宅で十分可能になっています。
義弟は末期のがんで、終末期を自宅に戻って過ごしました。
最初は義妹も家族も怖がっていましたが、住み慣れた自宅で義弟も安心し、家族揃って貴重な時間を過ごすことができたようで「在宅にしてよかった」と話してくれました。
実際の状況、どのようなことが行われるのか、家族はどのように寄り添うのか?など、しっかりと知ることから始める。
知ることで、自分んたちはどうしたいのか?自分は?大切な人は?
考えて話し合う、または記録するなど次のステップに進むことができるはずです。
そうは言っても不安、怖い、自分では考えられないという方は、ぜひ会場にきて質問してください。
パネルディスカッションの時間には、様々な疑問を投げかけ、会場のみなさんと考え共有しながら進めます。
直接聞きにくいことも、会場では「みんなの疑問」として聞きますから、安心してご質問ください。
会場では、前回と同じく Nursing roseさんによるメディカルアロマのハンドトリートメントボランティアが行われます。
今回パネラーでもあるNursing rose代表でまるやまホームクリニック看護師の金山さんは、在宅で終末期を過ごされる患者さんや家族の方のために、アロマを活用しておられます。
アロマオイルは適切に使用することで、薬では取りきれない痛みを和らげたり、自律神経を整え不安を取り除いたりできる他、患者さんと家族の方のコミュニケーションを深めるツールとしても活躍します。
会場内もアロマの香りに包まれて、リラックスした状態でお話をきいていただけること間違いなしです。
ぜひ。会場でアロマを体験してください。
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第2回 医療に関わる立場から
日 時:12月16日(土) 13:30~15:40
第1部 講演 13:30~14:30
講師:丸山 典良先生
第2部 パネルディスカッション
14:40~15:40
パネリスト:金山栄美さん、布施川雅子さん、
山根暁子さん
会 場:ものづくり交流館セミナールームB
(リム福山7階)
定 員:50名
参加費:無料
主 催: 特定非営利活動法人エンディングノート普及協会
後 援:福山市、中国新聞備後本社・中国放送・テレビ新
お申込み:こちらに参加表明をお願いいたします
お問合せ:メッセージをお願いいたします
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第3回「これからの看取りと家族」は2018年1月13
エンディングノートの講演会で、こんな事を質問された方がいらっしゃいました。
「エンディングノートのどこから書いたらいいんでしょうか?」
たしかに、エンディングノートというのは”ノート”と言われているぐらいですし”書きやすいように”との配慮からか、書く項目がいっぱいあって、どこから書いたら良いのかわからないという方が多いのかもしれません。
そこで私がまず最初に書く項目としてオススメしたい項目は、
自分のことについて
の項目です。
この箇所は「自分史」と表示されてるエンディングノートや、この部分だけをまとめるエンディングノートまであります。
なぜ私がこの項目をオススメするかと言いうと
①自分のことなので書きやすい
②歩んできた人生の整理ができる
の他にもう1点とてもよい事があるのです。
それは、
③大切な人や家族がそこを読んで本人のことをさらに深く知ることができる
という点です。
本人しか知らなかったことや体験してないことなどを普段の会話ではできない場合。エンディングノートを見て、
へぇそんなことしてたんだ
こんな理由でメロンパン好きだったんだ
といった新しい発見があり、それが大切な人や家族にとって本人との大切な宝物になります。
「こんなこと書かなくても・・・」と思われていることが、実は大切な宝物になったりするんです。
私は、父親の看取りをしました。
看病している間、病室の会話の中でしっかりと話ができていると思っていましたが、父が亡くなった後に
もっと話しておきたかった・・・
父親のことについて聞いておきたかった・・・
という事がありました。
残される家族にとっては、急に本人との会話が無くなる状況になってしまいます。なので、
あの時どうしてたの?
という質問さえも、もうできないのです。
本人の口から聞きたくても聞けない状況になってしまった時、先ほどからオススメしている「自分のことについて」の項目は大切な宝物になります。
もし万が一、エンディングノートで書く項目わからない場合は、
「自分についてのこと」
から書いてみてください。
今回も講演会やセミナーでよくいただく質問の中からタイトルにある、
「終活っていつから始めたらいいのでしょうか?」
について、いつもお答えさせていただいていることを書いてみようと思います。
公民館で開催される講演会には、70代以上の方が参加されていることが多いのですが
いつから(終活)したらいいですか?
という質問が多いですね。
その時お答えさせていただいているのは、
気づいた時からまずは初めてみてください
ということ。
人それぞれ「気づく時」は全然違うと思います。
私たちの協会のセミナーを受けた時に「したほうが良いな」となるかもしれませんし、ご家族やご友人の身のもしもの時に遭遇した時かもしれません。
講演会中に参加者のみなさんに質問をしていると、終活をやっている方の中でも「なんとなくやっている」という方がいらっしゃいます。
その方に聞いてみると、「なぜやるのか?」という部分がないために、始められたとしても目的が曖昧なまま進めてしまっているので、途中であきらめてしまうことが多いようです。
「気づき」があってそこに対して「なぜそれをするのか?」を明確にすること 。
そこに、終活を続けやすくなる理由があります。
それは、「なぜそれをするのか?」を明確にすることによって
今、自分にとってしておかないといけない事、するべきこと
が決まってきます。
そのために自分の終活に必要なことも明確になり、続けやすくなるのです。
「終活」「エンディングノート」という言葉が世の中で広まって
自分もしたほうがいいな
したほうがいいんだろうな
と思う方が増えてきてはいますが、
なぜそれをしないといけないか?
をはっきりしてないまま始められる方が多いのだなと、講演会に参加してくださるみなさんのお話を伺っていて感じます。
また、「75歳以上からでも十分間に合いますよ」と聞いたと言われたことがあるのですが、その保証は誰がしてくれているのかわかりませんよね。
歳が若い等という理由で考えるのではなく、万が一のために今からでもやることをオススメしています。
あなたの「気づき」がこの記事で少しでもあれば幸いです。
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講演会の質疑応答では、タイトルにあるように、
法的な効力のないエンディングノートって書く意味あるんでしょうか?
と質問されたことがあります。
その時に、
書く意味があるかどうか?というよりも、書く必要がない人もいます。
もしあなたが「書く必要がない人」に当てはまるのであれば、書く意味を考えなくてもエンディングノートを書かないでいいのではないでしょうか
とお答えさせていただいています。
「書く必要がない人」とはどのような人でしょうか?
少しご自身で答えを出した後に、続きを読んでいただければと思います。
さて、ご自身で答えも出たと思いますので、「書く必要がない人」についての続きです。
「書く必要がない人」というのは、
①自分に今、もしものことがあった時のことを、しっかりと家族や伝えたい人と話をしている
②その話の内容を聞いた相手も納得している
③その話した内容を法的な効力がある書面を作成している
この3つすべての条件・環境の方はエンディングノートを書く必要がないと思います。
もしも、この3つの条件・環境でない場合は、まずはエンディングノートを書いて見ましょう。
①に書いてある
自分に今もしものことがあった時にどうしてほしいのか
を頭の中を整理することをオススメしています。
なぜならば、法的な効力はありませんが、エンディングノートは自由な発想であなたが今どうして欲しいかを書くのに適しているノートだからです。
また、ノートに書くのが苦手という方であればメモ帳でも良いですね。
ぜひあなたの頭の中を書き出してみてください。
書き出しが終わった次は、その書いた内容を①の後半部分である
家族や大切な人と話をする
をしてください。
せっかく頭にあることを書いたのであれば、それを「伝える」ということをしなければ、相手は全然わからないままの状態になってしまうからです。
「伝える」ことによって、相手が納得できない部分を言われたりするかもしれません。
その時は、お互いに納得する形になるまで話をしてみてください。
そこまでできていれば②の
その話の内容を聞いた相手も納得している
の部分は満たせれています。
ですのであとは③にある
その話した内容を法的な効力がある書面を作成している
部分に移るための行動をしてください。
③までできていれば、今もしもあなたになにかあっても、きっちりと想いを実行してもらえる環境になっているはずです。
冒頭にある「エンディングノートを書く意味があるか?」というよくある質問は、「意味」ではなく「必要」という言葉に置き換えて考えてみましょう。
もしあなたが「書く必要があるな」と思われた場合は、先ほど書いた①から初めてみましょう。
できるでけ③まで終えるよう、行動してみてくださいね。
記事に関するご質問や、その他のご相談はこちらから。
エンディングノートを書いている方がこの記事のタイトルを見たら、
「エンディングノートの存在を忘れられたら自分の想いを残せないんじゃない?」
「せっかく書いたエンディングノートだから忘れられたくないのに・・・」
と思われるかもしれません。
存在を忘れられるくらいのエンディングノートでいいんです
と言ったのは、エンディングノートは
ご自身の想いを伝えるツールとして使っていただきたいから
なのです。きっちりとご自身の想いをエンディングノートに書いた後に、それを手元に置いて大切な人や家族と話をして欲しいのです。
そうすることによって、ご自身の想いを大切な人や家族に伝えることができます。
この「伝える」ということをすることで、
①わがままな自分よがりのエンディングノートで終わらない
②残される方々の意見や想いも聞ける
③ノートに書いた内容でできる事、できない事が明確になる
と、書く人も受け取る人にも、大切なノートになります。
ご自身の想いを書くこと、書いたことを伝えることで、最終的には最後まで自分らしくという想いを、受け取った人に実行してもらうことのできるエンディングノートが出来上がるはずです。
そのようなエンディングノートになっていれば、大切な人や家族にもご自身の想いが伝わっているので、エンディングノートがたとえ無くなったとしても内容は覚えていてくれることでしょう。
ですから
存在を忘れられるくらいのエンディングノートでいいんです
というのは、書いたエンディングノートを手元に置きながら、大切な人や家族に対して、
「伝える」
という行動を起こせば、対話の時間が増え、結果的にエンディングノートは「確認用のノート」という存在になるので「忘れられる存在」であっても不都合が起こらない、ということです。。
ぜひ、あなたも書いたエンディングノートを手元に置いて、「想いを伝える」という行動を起こしてみてください。
まだ、エンディングノートを書いていない方は、まずは自分の名前から書いてみませんか?
「どのエンディングノートがオススメでしょうか?」
「多くのエンディングノートの種類があってどれがいいのかわからないので教えてください」
とのお問い合わせや、講演会の質疑応答で質問される方がおられます。
たしかに、今では書店でもエンディングノートのカテゴリーを作ってそこに沢山の種類のエンディングノートを並べている所もあるので、いざ買いに行っても数が多すぎてどれを選んでいいのかわからない、という状況になってしまうかもしれません。
そのような方にお答えしてるのが、
自分に合ったエンディングノートならどれでもいいですよ
ということです。
「へ?!」
「それだけ?!」
と思われるかもしれませんが、「それだけ!」なのです。
ただし、「自分に合ったもの」かどうかを判断する基準を作ってください。
①誰に向けてのエンディングノートなのか?
②その人になにを伝えておきたいのか?
③その人にエンディングノートを渡した時または見た時にどんな行動をしてほしいのか?
この3つの基準を元に、箇条書きでもいいのでメモ用紙に書いてみてください。
例えば、①の誰に向けてのエンディングノートなのか?を決めると「相続について」「お墓について」など、どの分野について伝えておかないといけないのか?ということが明確になってきます。
ですので、①の部分を伝えておきたい人が何人もいるのであれば、エンディングノート一冊ですべてをまとめなくても、その人それぞれに分けて書いても良いということにもなります。
イメージとしては
①で伝えたい相手を決める
②で伝えたい内容を決める
③でどうして欲しいのかを決める
①で決めた相手への「手紙」だと考えてくださっても構いません。
まずは、書店に行く前に①~③の基準をご自身で整理して、必要な項目を網羅しているエンディングノートを探すと自分に合ったエンディングノートが見つかりやすいですよ。
それでも沢山の種類で迷ってしまう・・・という時は、気軽にご質問ください。
タイトルにあるような「エンディングノートってわがままノートなんですよね?」という質問をセミナーや講演会でされることがあります。
「なぜそう思われるのですか?」
という質問をすると、
と、今挙げた3つ以外にも、様々な答えが返ってきたことがあります。
代表例としてあげた3つ以外にも当てはまるのですが、3つの中でも共通していることがあります。
それは、
自分の意思を自由に書いている
ということです。それは言い換えてしまえば、
最後まで自分らしく生きるためにはこうしたい
ということを書いているのだと思います。
たしかに、この状態だと「エンディングノートがわがままノート」と言われてしまっても、仕方ないのかもしれません。
そこで協会のセミナーや講演会ではその「自由に書いたエンディングノート」を土台として、
家族の方とお話をする機会を作ってください
とお話させていただています。
その話し合いの中で、エンディングノートに書いたことを実現可能かどうか?もし可能でないのであれば違う方法もあるのではないか?等の案が家族からもでてきます。
残される家族の意見も聞きながら「自分らしく生きるためのプラン」をエンディングノートをきっかけとして作ることができれば、残された家族もエンディングノートを見たとしても決して”わがままノート”とは思わないのではないでしょうか。
もしかするとそのエンディングノートを見ながら、あの時話し合った光景を家族の方は思い出して話題にするかもしれません。
エンディングノートをわがままノートのままで終わらせてしまっている方は多いかもしれませんが、その書いたノートを取り出して家族さんと話してみてください。
わがままノートから「素敵な家族との思い出のノート」に変わりますよ。
エンディングノートを書いてみたいけど、何から書けば良いの?
というご質問など、お気軽にお問い合わせください。
結婚式には、おばあちゃんにも参列してほしい!
でも、遠くまで行けないおばあちゃん・・・
そんな声を受け「それならおばあちゃんに見てもらえるところで前撮りだけでもしてはどう?」ということで、おばあちゃんの通うデイサービスをお借りして、前撮り着付けを行いました。
急遽お願いしたにもかかわらず「そんな晴れやかなこと、みなさんきっと喜びます!」と、快く受け入れてくださったデイサービスのみなさん。
「え?デイサービスで着付けですか?」と驚きながらも、臨機応変に対応してくださった着付けのアトリエ綿cottonの綿地先生。
みなさんの柔軟な対応で、この企画は実現しました。
デイサービスでは、朝からみなさんの結婚式のお話しで盛り上がったそうで、着付け中もニコニコと見守ってくださいました。
着付けが終わると、みなさん拍手してくださって「いいもの見せてもらってありがとう」と喜んでいただけました。
やはり一番喜んだのは、おばあちゃん。
諦めていた結婚式ですが、目の前で白無垢姿になっていく孫を見ながら元気になっておられるようでした。
新郎新婦も「最初は恥ずかしかったけど、みなさんが喜んでくださっていたので、デイサービスで着付けも良い体験だったと思います」と、充実の表情でした。
やりたいことを諦めないでください。
こんなこと無理だよ・・・なんて、思わないでください。
一度きりの人生です。みなさんのやりたい!を形にするサポート、全力で応援させていただきます。
島根県浜田市金城は広島県と島根県の県境に近い山間の町。自然豊かで元カープ選手の佐々岡さんの故郷だそうです。
実は3年前にも金城で講演させていただいたことがあり、今回は2回目のご縁をいただきました。
秋晴れの気持ちのよい1日。紅葉を愛でながら会場へ。
会場には40人弱の地域の皆様が集まってくださいました。
自然豊かな山間の町・・・ということは、交通事情があまりよろしくなく、過疎が進みがちで高齢化率が高く成りがちで。金城も高齢化率35%を超える地域です。
つどいに集まってくださったみなさんも、平均年齢は70〜75歳くらいだったでしょうか。
みなさん車でこられます。それしか交通手段がないのです。
これはどの過疎化が進む地域も同じ状況でしょう。
そして、これまで先祖代々一生懸命守ってきた家や土地が、相続する際に重荷になっているというのも、高齢化が進む地域の悩みの一つです。
講座の中では、終活のこと、エンディングノートのことをお話しさせていただきますが「お話したら書ける!」と、一筋縄ではいかないのがエンディングノート。
話しを聞くと、簡単に書けそうなんですけどね。
実際には書けません。
思った以上に「決めたことを文字にして残す」というのは、難しいものです。
そこでエンディングノートの前に、少し書く体験をしていただきます。
この二つをみなさんにしていただきました。
この「連絡先を書く」というのは、みなさん簡単なようで面倒なのです。
携帯電話を取り出し、画面を開き、連絡先になる人を探し、電話番号をみつけて書く。
これだけの動作ですが「めんどくさい」と会場から声が漏れます。
そう、面倒なのです。
そして「いつでもできる」と思ってしまい、後回しにします。
そのうち、やらずじまいなのです。
連絡先を書くこと一つとっても面倒なのに、40P以上あるエンディングノートを書くことは相当ハードルが高いと思いませんか?
生きている全ての人に関係する「終活」「エンディングノート」なのに
と後回しにしてしまうのはなぜでしょう?
もちろん、あなただけではありません。多くの方が同じ状態です。
これは、まだ大丈夫と本当に思っているわけではなく
面倒なので落ち着いた時に。時間のある時に
と思ってしまうからでしょう。
本当に「大丈夫だ」「不安は一切ない」と言い切れる方は少ないはずです。
ですが、日々のあれこれに紛れ、時間がないなぁと思ってしまう。
それも仕方ありません。
ですから、講座の中ではお話しを聞いていただくだけでなく、一つでも書いていただく体験をしていただきたいと思っています。
まずは自分で行動をしてみる。
自分に向き合う体験です。
時間がかかることに気づき、二択であっても意思を決めるのは難しいことを体験していただき、少しでも進めるきっかけになるように。
地域にある問題、これだけは書いて欲しいこと、みなさんの不安を解消し「やっておけばよかった」にならない、笑顔で毎日を暮らせるために、終活・エンディングノートの始め方を聞いてみませんか?