特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

日別アーカイブ 2017年11月16日

著者:エンディングノート普及協会

高齢者のつどい@浜田市高齢者クラブ連合会様

島根県浜田市金城は広島県と島根県の県境に近い山間の町。自然豊かで元カープ選手の佐々岡さんの故郷だそうです。

実は3年前にも金城で講演させていただいたことがあり、今回は2回目のご縁をいただきました。

秋晴れの気持ちのよい1日。紅葉を愛でながら会場へ。

会場には40人弱の地域の皆様が集まってくださいました。

高齢化が進む地域の事情

自然豊かな山間の町・・・ということは、交通事情があまりよろしくなく、過疎が進みがちで高齢化率が高く成りがちで。金城も高齢化率35%を超える地域です。

つどいに集まってくださったみなさんも、平均年齢は70〜75歳くらいだったでしょうか。

みなさん車でこられます。それしか交通手段がないのです。

これはどの過疎化が進む地域も同じ状況でしょう。

そして、これまで先祖代々一生懸命守ってきた家や土地が、相続する際に重荷になっているというのも、高齢化が進む地域の悩みの一つです。

まずは「書くこと」を体験してみよう

講座の中では、終活のこと、エンディングノートのことをお話しさせていただきますが「お話したら書ける!」と、一筋縄ではいかないのがエンディングノート。

話しを聞くと、簡単に書けそうなんですけどね。

実際には書けません。

思った以上に「決めたことを文字にして残す」というのは、難しいものです。

そこでエンディングノートの前に、少し書く体験をしていただきます。

  • もしもの時の連絡先を書く
  • 自分の意思を二択で選んで◎をつける

この二つをみなさんにしていただきました。

この「連絡先を書く」というのは、みなさん簡単なようで面倒なのです。

携帯電話を取り出し、画面を開き、連絡先になる人を探し、電話番号をみつけて書く。

これだけの動作ですが「めんどくさい」と会場から声が漏れます。

そう、面倒なのです。

そして「いつでもできる」と思ってしまい、後回しにします。

そのうち、やらずじまいなのです。

連絡先を書くこと一つとっても面倒なのに、40P以上あるエンディングノートを書くことは相当ハードルが高いと思いませんか?

自分に向き合うことは時間がかかることを知る

生きている全ての人に関係する「終活」「エンディングノート」なのに

  • 時期が来たらやる
  • まだ大丈夫
  • まだ自分には必要ない

と後回しにしてしまうのはなぜでしょう?

もちろん、あなただけではありません。多くの方が同じ状態です。

これは、まだ大丈夫と本当に思っているわけではなく

面倒なので落ち着いた時に。時間のある時に

と思ってしまうからでしょう。

本当に「大丈夫だ」「不安は一切ない」と言い切れる方は少ないはずです。

ですが、日々のあれこれに紛れ、時間がないなぁと思ってしまう。

それも仕方ありません。

ですから、講座の中ではお話しを聞いていただくだけでなく、一つでも書いていただく体験をしていただきたいと思っています。

まずは自分で行動をしてみる。

自分に向き合う体験です。

時間がかかることに気づき、二択であっても意思を決めるのは難しいことを体験していただき、少しでも進めるきっかけになるように。

地域にある問題、これだけは書いて欲しいこと、みなさんの不安を解消し「やっておけばよかった」にならない、笑顔で毎日を暮らせるために、終活・エンディングノートの始め方を聞いてみませんか?