月別アーカイブ 12月 2017

著者:エンディングノート普及協会

在宅看取りを知る@看取りとは?〜医療の立場から〜

看取りとは?をテーマに、それぞれの立場から看取りを考える3回シリーズの講演会。

第2回は「医療の立場から」ということで、第1部は在宅医療専門まるやまホームクリニック院長 丸山典良先生のご講演、第2部は在宅医療に関わる専門家のみなさまをパネラーにお迎えしたパネルディスカッションで会を進めます。

第1回「介護の立場から」の様子はこちら

病院だけが終末期の選択肢ではないが・・・

日本は超高齢社会となり、迫り来る「多死社会」を前に国もあれこれ対策に乗り出しています。

とはいえ、これまでの自宅で亡くなることが一般出来だった時代から「病院死が7割、8割を超える」という時代に変わり、さて病院だけでは難しいということで「ご自宅で」と言われても簡単なことではありません。

神奈川県横須賀市では、11年度から、在宅医療や在宅みとりに関わる地域の人材育成や多職種連携に力を注ぐ。市民啓発にも力を入れ、在宅療養を紹介する啓発冊子の発行、相談窓口の周知などを行ってきた。全死亡者のうち自宅や高齢者住宅で亡くなる「在宅死」の割合は14年の場合、22・9%と、人口20万人以上の自治体でトップ。川名理恵子・市地域医療推進課長は「1人暮らしでも最期まで自宅で暮らすことは可能だが、制度があっても市民の理解がないと進まない」と話す。(毎日新聞「どう変わる医療と介護」から)

このような自治体の動きはもちろんのこと、実際に終末期を在宅で過ごし、在宅看取りを実現するには市民の理解は欠かせないと言います。

どの自治体や医療機関でも、在宅医療や在宅看取りについて準備は進んでいますが、進まないのは市民の理解や「やはり最期は専門家(病院)にお任せしたい」という、医者頼みの考え方が強いこともあります。

在宅医療の実際は?

これまで体調の変化や終末期の過ごし方について、全て医療機関に委ねてきた市民にとっては、

  • 病気なのに家で生活する
  • 家にいる時に容体が急変したらどうするのか
  • 自宅にいるということは医療行為を一切しないのか

など、わからないことが多く不安に思っているのかもしれません。

そこで第2回の講演会では、在宅医療専門クリニックの先生や看護師、訪問看護師、在宅薬剤師など、日々現場に向き合っておられる専門家の皆様に「在宅医療の実際」についてうかがいます。

お話にもなると思いますが、在宅医療専門クリニックの受診を受けると、点滴が必要な場合には自宅でも点滴をうけることができますし、必要に応じてお薬も出していただけます。

がん末期の患者さんであれば、痛みのコントロールは自宅で十分可能になっています。

義弟は末期のがんで、終末期を自宅に戻って過ごしました。

最初は義妹も家族も怖がっていましたが、住み慣れた自宅で義弟も安心し、家族揃って貴重な時間を過ごすことができたようで「在宅にしてよかった」と話してくれました。

実際の状況、どのようなことが行われるのか、家族はどのように寄り添うのか?など、しっかりと知ることから始める。

知ることで、自分んたちはどうしたいのか?自分は?大切な人は?

考えて話し合う、または記録するなど次のステップに進むことができるはずです。

それでも在宅看取りは不安・・・

そうは言っても不安、怖い、自分では考えられないという方は、ぜひ会場にきて質問してください。

パネルディスカッションの時間には、様々な疑問を投げかけ、会場のみなさんと考え共有しながら進めます。

直接聞きにくいことも、会場では「みんなの疑問」として聞きますから、安心してご質問ください。

終末期とメディカルアロマ

会場では、前回と同じく Nursing roseさんによるメディカルアロマのハンドトリートメントボランティアが行われます。

今回パネラーでもあるNursing rose代表でまるやまホームクリニック看護師の金山さんは、在宅で終末期を過ごされる患者さんや家族の方のために、アロマを活用しておられます。

アロマオイルは適切に使用することで、薬では取りきれない痛みを和らげたり、自律神経を整え不安を取り除いたりできる他、患者さんと家族の方のコミュニケーションを深めるツールとしても活躍します。

会場内もアロマの香りに包まれて、リラックスした状態でお話をきいていただけること間違いなしです。

ぜひ。会場でアロマを体験してください。

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第2回 医療に関わる立場から
日 時:12月16日(土) 13:30~15:40
第1部 講演  13:30~14:30
講師:丸山 典良先生
第2部 パネルディスカッション
14:40~15:40
パネリスト:金山栄美さん、布施川雅子さん、
山根暁子さん
会 場:ものづくり交流館セミナールームB
(リム福山7階)
定 員:50名
参加費:無料
主 催: 特定非営利活動法人エンディングノート普及協会
後 援:福山市、中国新聞備後本社・中国放送・テレビ新広島・広島ホームテレビ・広島テレビ・広島エフエム放送・エフエムふくやま・ Nursing rosee
お申込み:こちらに参加表明をお願いいたします
お問合せ:メッセージをお願いいたします
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第3回「これからの看取りと家族」は2018年1月13日(土)

 

著者:eboshi

エンディングノートの「自分のことについて」は大切な人達の宝物

エンディングノートの講演会で、こんな事を質問された方がいらっしゃいました。

「エンディングノートのどこから書いたらいいんでしょうか?」

たしかに、エンディングノートというのは”ノート”と言われているぐらいですし”書きやすいように”との配慮からか、書く項目がいっぱいあって、どこから書いたら良いのかわからないという方が多いのかもしれません。

そこで私がまず最初に書く項目としてオススメしたい項目は、

自分のことについて

の項目です。

この箇所は「自分史」と表示されてるエンディングノートや、この部分だけをまとめるエンディングノートまであります。

なぜ私がこの項目をオススメするかと言いうと

①自分のことなので書きやすい
②歩んできた人生の整理ができる

の他にもう1点とてもよい事があるのです。

それは、

③大切な人や家族がそこを読んで本人のことをさらに深く知ることができる

という点です。

本人しか知らなかったことや体験してないことなどを普段の会話ではできない場合。エンディングノートを見て、

へぇそんなことしてたんだ
こんな理由でメロンパン好きだったんだ

といった新しい発見があり、それが大切な人や家族にとって本人との大切な宝物になります。

「こんなこと書かなくても・・・」と思われていることが、実は大切な宝物になったりするんです。

私は、父親の看取りをしました。

看病している間、病室の会話の中でしっかりと話ができていると思っていましたが、父が亡くなった後に

もっと話しておきたかった・・・
父親のことについて聞いておきたかった・・・

という事がありました。

残される家族にとっては、急に本人との会話が無くなる状況になってしまいます。なので、

あの時どうしてたの?

という質問さえも、もうできないのです。

本人の口から聞きたくても聞けない状況になってしまった時、先ほどからオススメしている「自分のことについて」の項目は大切な宝物になります。

もし万が一、エンディングノートで書く項目わからない場合は、

「自分についてのこと」

から書いてみてください。

自分にあったエンディングノートの選び方

エンディングノートって書く意味ってあるんでしょうか?