特定非営利活動法人
2018年12月1日(土)に
「看取り」での経験を語る会
を開催いたします。
詳細は下にあるURLを押して専用ページより見ていただくことができます。
https://endingnote.or.jp/mitori2018/
7月に西日本に甚大な被害をもたらしたH30年西日本豪雨が発生。
直後より理事長赤川が浸水被害の大きかった広島県三原市本郷町で復旧支援を始め、他の理事や関係者もプロボノ支援として避難所などの生活支援を続ける中で、EN日2018を開催することになりました。
今回は「西日本豪雨災害チャリティ企画」も緊急開催することになり、昨年とは少し違ったEN日を迎えました。
などを準備して開催されました。
また今回は、参加してくださった各専門家にインタビューをさせていただきました。
これまで、当協会でも相談者様のご実家のお片付けなどをお手伝いいただいた山ノ内さん。
福山市を中心に、女性目線・利用者目線で丁寧なサポートしてくださっています。
山ノ内マキ さん
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
地元密着で人生最期の葬儀だけでなく、見守りや様々な地域活動を行っておられる黒田さん。
今回は葬儀のプロが「ここだけは!」の普段聴くことのできないお話をしてくださいました。
ふかしな葬祭 黒田哲夫さん
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
元銀行員から独立され、現在は相続や各種サポートを手がけておられる梶野さん。
ご自身の体験を元に「資産500万円以下のふつうの家族がなぜ相続でもめるのか?」を出版されています。
梶野相続&サポートコンサルティング株式会社 代表梶野雅章さん
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
EN日を一緒に立ち上げた一般社団法人マンダラエンディングノート普及協会で、広島地区を担当するファシリテーターの伊藤さん。
マンダラエンディングノートを使ったワークショップを開催してくださいました。
EN日2018@福山 マンダラエンディングノートのブースのご紹介です
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
エンディングノート専門家として普及啓発活動を行っている理事長赤川と、在宅医療専門クリニックで看護師として現場で看取りまで行っている専門家の金山理事による「エンディングノートとACP」についての対談です。
EN日2018@福山 最後の講座は「エンディングノートとACP」をテーマにお送りいたします。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
その他にも、
など、エンディングノートや終活に関する情報満載で開催させていただきました。
2017年から始まった取組ですが、8月1日〜15日までの2週間をEN日週間として、「エンディングノートに触れる機会」「エンディングノートを始めるきっかけ」を作っていくことが少しでも定着していけばと思います。
これからも、年齢に関係なく
として身近に感じていただけるように、エンディングノートをお伝えしたいと思います。
EN日、そしてEN日週間に参加してくださったみなさま、講座やワークショップを開催してくださった講師のみなさま、取材やシェアで盛り上げてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
この度の豪雨による被害に遭われたみなさま、お見舞い申し上げます。
広島県福山市内は、ほぼ水が引いて市内に限っては車で移動が可能になっています。しかし、山が崩れて道が寸断されている地域はまだまだ多く、東西の主要幹線は大渋滞ということもあります。
今日は心配した雨もほぼ降りませんでしたので、浸水被害にあわれたお宅も水が引いて掃除をされていました。
しかしとても気になることがあったので、これまで水害の復旧作業などをおこなってこられた支援チームに聞いてみました。
表面的に掃除をして終わっていませんか?
床下浸水だから、まぁ玄関先を綺麗にして水で流して・・あとは自然に乾燥するでしょ。
というのは大間違いです!
床下は乾燥しないだけでなく、水害の後の乾燥を十分に行わないでいると、カビの温床、培養してしまうのです!
健康被害が起こる、最悪の場合は住むことができなくなるのです!
暑いですが、必ず長靴を履き、できるだけ皮膚を覆うようにして雑菌からの感染を防ぎましょう。
床下・床上浸水に関わらず、畳をあげて中をしっかり乾かす必要があります。
今回のように大量の雨が降っていると、かなりの量の水分を地面が吸っています。乾いたように見えても表面だけ・・ということもあります。
今はまだ雨が多いので、連続して晴れる日が少ないかもしれませんが、
しっかりと乾かしてください。
床下の消毒に使用しますが、注意が必要です。
ホームセンターで購入できます。
昔は畳の部屋であれば、畳をあげると床下が見えていましたが、今はフローリングで剥がすことはできません。
また、床下浸水ははっきり見えないので、そのまま自然乾燥に頼りがちです。
しかし、床下は自然乾燥する前にカビが大繁殖!カビの温床になってしまうとのこと!
床下に大量のカビが繁殖すると、住んでいる人に健康被害が出たり、ひどい場合にはその家に住むことも難しくなってしまいます。
大変ですが、床下の乾燥は必ず行いましょう!
①点検口から潜ります
※潜る際にはこのようなつなぎを着用すると良いです。タイベック防護服1,000円前後
経験者からのワンポイントアドバイス!
上下別れている雨具などで代用する場合は、上着をズボンの中に入れ上下が離れないようにガムテープでぐるぐる巻きに!でも、やはり繋がっているものがベストです!とのこと!
②送風機などを使って風を送りながら乾燥させます。
※送風にはこのような送風機があると便利ですが、現場で使っておられるものをお借りするのもあり?
もし女性だけ、高齢の方でだけでできない!という場合は、無理をせずボランティアさんを頼みましょう!
近隣の社会福祉協議会が運営するボランティアセンターなどに問い合わせてみてくださいね。
こちらでも随時情報を発信します。
この度の広範囲にわたる豪雨災害で被害にあわれたみなさま、お見舞い申し上げます。
当協会の事務局がある広島県福山市でも、これまで経験したことがないような浸水被害、土砂崩れや崖崩れにみまわれました。
これから水が引いてきて現状を目の当たりに戸惑う方も多いと思います。
まずは「今すぐ準備、やること」をこちらにアップします。
昨年の九州北部豪雨災害で一番被害のひどかった福岡県朝倉市で活動されているみなさま、防災士の方からの情報をこちらでシェアします。
色々あるのですが、まずは準備しましょう。時間も体力も必要になりますので、慌てず準備しましょう。
スコップは先の尖ったものより、四角い溝そうじ用を!
あとこちら!
デッキブラシ
水が引いて砂が乾いてくると。これを動かして大量の砂埃が舞います。
必ずマスクをつけてください!
それと、動いているとおろそかになりがちですが、浸水の時に流れてきた土砂は非常に不衛生です。
蒸し暑い時期は感染症も怖いです。弱ったからだ、高齢者の方は特に気をつけたいもの。
触った後の手の消毒はこまめに行いましょう。除菌ウェットテッシュが役立ちます。
目先の水に捕らわれがちですが、排水経路が優先になります。
家の回りの側溝水位が高ければ 、排出しても戻ります 水位が低いのであれば、敷地内のマスを掃除して、側溝えの水路を復旧してから 屋内の水出しをします。
それから洗浄 。
畳やじゅうたんなどをかわかし、できるだけ風通しの良い状態にして、乾燥優先に。
その後消毒です。
※九州北部豪雨災害時に復旧活動に当たられた方からのアドバイスです。
PDFはこちら
水害にあった時
あめが上がり、復旧作業が始まると猛烈な暑さもやってきます。
復旧作業時は、必死になりすぎて水分補給がおろそかになりがち。
災害復旧時に熱中症になって倒れる方が多いので、とにかく水分補給はこまめに行いましょう!!
災害時には状況が刻々と変化します!
その場で「今はこれ!」「今度はこれ!」と、必要なものは刻々と変わります。
まずはその場の状況を把握し、下記の団体が支援しています。支援団体連携もありますので、何かありましたら問い合わせてみてください。
西日本豪雨を中心に支援活動を行なっている団体
西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた広島県三原市本郷町船木地区で支援活動を続ける団体
こちら以外にも、何かございましたら、当協会にお気軽にお問合せください。
昨年10月に尾道シネマさんで観た時から「絶対自主上映会を開催して、一人でも多くの方に観ていただきたい!」と思っていた”ケアニン〜あなたでよかった〜”。
念願かなって、福山市新市公民館で上映させていただくことになりました!
新市公民館さんでは、2017年4月より毎月1回のコミュニティカレッジ「らくらく終活」の講師や、新市公民館さんの公民館便りにコラム「みんなの終活」を寄稿させていただいております。
地域に密着した公民館というのは、車を利用しない人、インターネットを利用しない人には、
貴重な情報収拾・情報交換の場
となっています。
エンディングノートや終活講座も、歩いて行くことができる場所で開催してくれるから聴きに来たとおっしゃる方が多く、当協会でも公民館や地域のコミュニティ会館などの講師ご依頼を積極的にお受けしております。
また、新市公民館さんでは、毎年「シニアライフセミナー」を開催されていますが、昨年度より「認知症」に特化して連続セミナーを開催されています。
こうして地域で認知症への理解を深めることは、自分が、家族が認知症と診断されても、住み慣れたまちで安心して暮らすことに繋がります。
2018年度も引き続き「認知症」に特化したシニアライフセミナーを開催されることになり、今回のケアニンの上映会をセミナーへの導入として、さらに気持ちを高めて行きましょう!ということになりました。
ケアニン〜あなたでよかった〜は、実際に存在する神奈川県藤沢市の介護施設あおいけあの小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」がモデルになっています。
新人介護福祉士 大森君が人のおばあちゃんとの出会いから、様々な経験と葛藤を繰り返しながらしっかりとした”ケアニン(ケアする人)”に成長していきます。
ここだけご紹介すると、介護福祉士さん向けの内容?と思われそうですが、私のオススメは家族の変化です。
母親の認知症が進行して行く中で、受け入れられない息子。
素直におばあちゃんと向きあう孫娘。
どこでもありがちな「認知症について正しい理解がなされていない、情報を得ていない家族の姿」が、ケアニンとの出会いから認知症を理解し、母親への接し方や気持ちが変化していきます。
映画のモデルが実在する施設での日常ですから、映画やドラマにありがちな「それはドラマだからでしょ」という仲の良い家族の物語ではなく、みなさんもこれから経験するであろう未来を観ることができますよ。
日 時:2018年6月9日(土) 13時30分〜16時
会 場:福山市新市公民館
福山市新市町
鑑賞料:300円(チケットのお求めをオススメします)
今回は100席限定!です。もう少しお席がございますが、できるだけ早めにご連絡ください。
お問合せ、お申し込みは下記のお申し込みフォームからお願いいたします。
みなさんは「死生学」をご存知でしょうか?
「死への準備教育」を目的とする極めて学際的な学問である。 死生学は尊厳死問題や医療告知、緩和医療などを背景に、1970年代に確立された新しい学問分野である。(ウィキペディアから)
上記に「新しい学問分野」とあるように、日本でも多くの大学で「死生学」を学ぶことができるようになりました。
大学で学ぶこと以外にも、2015年からは一般の方も参加することのできる「死生学カフェ」が開催されています。
死生学カフェでは、死生学という学問について一方的に学ぶということではなく、
生と死にかかわる多様な課題について
出会いと探求の姿勢を大切にしながら
対話を試みる場
という部分に、私は非常に興味を持ちました。
私自身、生きることや死ぬことについて「こうである」という一つの正解があるわけではなく、その人それぞれの中にあるものが大切なのではないか?と思っています。
ですから「対話を試みる」という部分には興味を持つと共に、そのような場でみなさんのお話を聞いてみたい!とも思っておりました。
ただ、死生学カフェは静岡で開催されており、なかなかすぐに参加が難しい(広島県在住なのです)と思っていたところ「広島で開催されますよ!」と情報をいただきました。
主催は広島県福山市に本社のあるリミット通販株式会社さま。
実はこちらの会社は、当協会事務局のご近所にも社屋があります。とはいえ知り合ったのは全然違う場所だったのですが、ご近所さんということもあり、情報交換をさせていただいております。
そして今回の死生学カフェは、代表取締役の有木さんの強い想いが伝わり広島で開催されることになったとのこと。
これは伺うしかありません。
今回の死生学カフェinヒロシマでは、死生学の第一人者 竹之内裕文静岡大学教授と金子稚子さん(ライフ・ターミナル・ネットワーク代表)をお迎えしての対談と、絵本「かないくん」(谷川俊太郎作、松本大洋絵)を用いたワークショップという内容。
静岡で開催されている死生学カフェのように、参加者さんもグループにわかれて、それぞれに対話ができる構成だそうです。
「かないくん」は、死をテーマにした本。
死ぬとどうなるの?
誰もが一度は抱く疑問です。そして生きている限り永遠のテーマなのかもしれません。
この「かないくん」を、同じように死に向き合う人たちと語り合うことができると思うと、今からとても楽しみ(不謹慎???)です。
みなさんもご一緒に、対話してみませんか?
私が会いたい方のお一人です。
私の終活・エンディングノート講座では、かならず金子哲雄さん、稚子さんの書かれた2冊の本をご紹介しています。
金子哲雄さんの「僕の死に方エンディングダイアリー500日」では、まさしくご自身の最期を、そして残される最愛の人を想い準備する様子や気持ちが表現されています。
エンディングノートを書くということ、終活をするということについて学ぶことが多い本です。
そして稚子さんの「金子哲雄の妻の生き方 夫を看取った500日」では、エンディングノートとも言えるダイアリーを受け取った、最愛の人を看取った側の気持ちが綴られています。
死に向き合い、生きる最愛の人をどのような気持ちで支え、看取るのか。
2冊の本を読むことで、書く側、受け取る側のどちらの気持ちもわかるので、いつもご紹介させていただきます。
金子稚子さんは、現在はライフ・ターミナル・ネットワークを立ち上げ、ワークショップや講演会など積極的に活動されており、テレビでもよく拝見します。
また、現在では厚生労働省による「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」の構成員としても活躍されています。
本をご紹介させていただいているし、ぜひともお会いしたい!とずっと思っておりましたので、今回「死生学カフェinヒロシマ」でお会いできることを楽しみにしています。
2018年4月15日(日)に広島市内で開催される死生学カフェinヒロシマは、もう少し残席があるそうですよ!
今回は葬儀・供養関係者さまということですが、そのほかにも介護職の方や看護や医療に関わる方、終活に関連したお仕事をされている方など、お仕事として「死生観について考えたい、学んでみたい」という方なら、参加可能とのこと。
広島でお二人が揃ってお話をされる機会は本当に珍しいので、ぜひこのチャンスを逃さないでくださいね!
私も他の会員さんと一緒に参加いたします。
お申込みはこちらからどうぞ!
http://www.limit-tsuhan.com/2018cafe/
会場でお会いできることを楽しみにいたしております。
終活もエンディングノートも「いつから?」「どのタイミングで?」「何から?」が最大のテーマ。
これはごくごく一般的なこと。
少し終活に興味を持っている人は
エンディングノートを買ってみたなど、行動には移してみたけれどそこで止まってしまっている。
どちらにしても、今日や明日やらなければ生きていけない!というような、生きる中で「重要事項」とまではいかないものですから、どうしても後回しになってしまいますね。
そこで、特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では
今日から始める終活・エンディングノート
をテーマに、様々な活動をしています。
その一つの取り組みが
終活箱®︎
特別仕掛けがあるわけでもなく、とてもおしゃれなわけでもない。でも「今日から始める」にはピッタリの箱なのです。
終活箱®︎ってなぁに?という方は、ぜひこちらをご覧ください。
2月と3月に2回連続講座として開催した”40代女性のためのエンディングノート書き方講座”に参加してくださったみなさま。
終活箱®︎はこんな、なんの変哲もないお道具箱です。
中身については、先ほどの記事を読んでいただくとして、2回目に来られた参加者さんの一人がこのようにして持って来られました。
お分かりになるでしょうか?
ゴムバンドでとめてある!しかもこれ、利用者さんの手作り!
で、これを見た他の参加者さんも「これいい!これほしい!」「持ち運ぶとき、パカパカしてどうしようかと思っていたのよ!」と食いつく、食いつく!
そして、皆さんより食いついたのが開発者の私でした〜(笑)
ぜひともこれを作って欲しい!とお願いしました。
というのも、作ってこられたのはハンドメイド作家さんの田中裕美さんだったから!
そして、終活箱®︎とコンビを組むなら、生地にはやはりこれを使って欲しい!
いただいたけれど、大きなシミがあったり擦り切れていたり、着物としての役割は十分に果たしている。
でもどうしても捨てることのできない着物たち。
これを使って欲しいのです!と裕美さんにお願いして・・・
できました!生まれ変わりました!
なんと、それぞれの生地に合わせて少しずつ幅も変えてある!着物が生まれ変わって、また新しい役目を担ってくれます。
「生地にも個性があり、とても勉強になった」とおっしゃってくださった言葉に「あぁお願いしてよかった」と、改めて思ったのでした。
実は、ゴム以外にもこんなアレンジを施してくださっていました。
同じくハンドメイド作家さんですが、作る以外に「描く」こともとってもお好きな作家さん。
いつもいいな〜と思っていたのですが、終活箱®︎にも描き描き。
実はこれで完成ではなく、ここからどんどん広がっていくのが彼女流。どんな風に広がりを見せるのか、とっても楽しみです!
終活箱®︎は今日から終活を始める、エンディングノートを書き進めていただくために開発したものですが、使いながら「自分色」になっていくのが楽しいのかな?と思っています。
生活していれば日々変化があるように、終活箱®︎も中身も、どんどん使う人の生活に合わせて変化していく。
エンディングノートは一度書いたら終わりじゃない。
だから、いつでも、何度でも開けたくなる箱になってほしい。
みなさんの終活箱®︎はどんな宝箱になるのでしょう?
終活箱®︎についてのお問合せは以下のフォームにご入力後、送信してください。
北島三郎さんのご子息(次男さん)が亡くなっていたというニュースが飛び込んできました。
北島さんが81歳、息子さんは51歳。
記者会見では子どもに先立たれる、親としては一番辛い心境を語っておられました。
ニュースでは「孤独死」ともありましたが、私は孤独死とは少し違うように思います。報道では、少しでもインパクトのある言葉で表現したがる傾向にありますが。今回のようなことは一人暮らしの方なら、年齢問わず誰にでも起こりうること。
孤独なのではなく、身寄りがないわけでも疎遠なわけでもないけれど、亡くなってから日にちがたって発見されることなんて、普通にあると思うのです。
皆さん終活やエンディングノートのお話しになると「親に書いて欲しい」「親にやってもらいたい」と言われるのですが、本当にそうでしょうか?
「親に書いて欲しい」「親にやってもらいたい」と言われるのは、ほとんど40代、50代の方。そうです、今回の北島三郎さんの息子さんも51歳。
長寿時代、100年時代と言われるようになり「うちの子が」という話の「うちの子」が、すでに70歳ということもよくありますよね。もちろん、幾つになっても親子は親子、我が子は我が子。
そうなると、親の心配もですが
自分のこと
も、とても大切になってきませんか?
親の終活より自分の終活
も大切だと思うのです。
そして40代、50代の終活は、自分のことだけではなく「親のこと」「我が子のこと」と3世代分の終活が必要なのです。
私のように一人っ子の場合、元気な今は親の最期まで自分で責任を持つつもりです。お墓のことだって、両親亡き後は墓じまいをして、本家の一人娘としての役割を果たすつもりです。
でも・・・3年前に病気をしてからは「もしかして自分が先だったら親はどうなる?」と、真剣に考えるようになりました。
両親も私に頼っているのはわかります。そうすると私に何かあったら、その両親が露頭に迷うのかも?ですよね。
子どもの方は、おかげさまで全員成人しましたから、とりあえず「あとはご勝手に!」と言っても大丈夫だけど・・・これが、お子さんが未成年の場合は、親のことも、子どものことも考えておかなくちゃいけませんね。
今回の北島三郎の息子さんは次男さんとのことなので、北島さんが一人取り残されるわけではなさそうですが、もし親一人子一人で子が先立ってしまったら・・・?
今回は亡くなって1週間くらいたっての発見だったと報道されています。
先ほど「孤独死」について少し触れましたが、今回のように一人で生活していた方が亡くなって発見が遅れたら孤独死なのか?ということ。
確かに一人で、孤独に亡くなったと考えるかもしれませんが、北島三郎さんの会見でも
「息子は作曲を始めると没頭してしまい、連絡が取りづらくなることも多かったから」
と言われていました。
考えてみると、普通でも離れて暮らしている親子で毎日電話する・・・という関係は、なかなかありません。
昔のように伝達手段があまりなかった時代ではなくても「いつでも連絡できる」と思うからこそ頻繁には連絡しない親子はどこにでもいます。
一人暮らしの皆さんも考えてみてください。
もし家で突然倒れたら、すぐに誰かに気づいてもらえますか?
毎日朝晩、連絡を取り合っている人がいますか?
そうなのです。一人暮らしをしている全ての人は
亡くなっても発見が遅れる可能性
があるのです。これは10代、20代だってありえますよ。
今回のニュースを聞いて、やはり若い人にも終活やエンディングノートの必要性を考えていただかなければ!と改めて思いました。
終活やエンディングノートに年齢も始める時期も関係ありません。
気づいた時から始めましょう!
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ご質問や講師のご依頼などもお気軽にお問い合わせください。
公式ラインアカウントにご登録いただいた皆さまには、毎朝終活のワンポイントを配信しております。
LINEメッセージでご質問も受け付けておりますので、ぜひご登録ください。
公式LINE:https://lin.ee/81F5wRw
公式HP:https://endingnote.or.jp/
本日は、岡山県浅口市老人クラブ連合会様で毎年行われている講演会で「お薬手帳から始める簡単終活」~私らしく生きるために~というテーマで登壇をさせていただきました。
さすがに老人会連合会総会の講演会ということで、会場も大ホールでたくさんの方が足を運んでくださって、約400名とのことでした。ステージから見た客席は圧巻・・・
お薬手帳から始める簡単終活がテーマでしたが、
①自己紹介
②協会の紹介
③エンディングノートの歴史
④チェックシート(ワーク)
⑤チェックシート解説
⑥お墓事情
⑦葬儀事情
⑧お薬手帳を使った終活
の順番で講演をさせていただきました。
「終活」「エンディングノート」という言葉を聞くと、どうしても年配の世代のモノであるという認識があります。そこでなぜ私が30代であるにも関わらずエンディングノート普及協会に携わっているかを自分の経験を基にお話をさせていただきました。
私の年齢を言うと最初は会場にどよめきが起こりましたが、体験を話している中でどうしてやっているのかということをわかっていただいた様子で頷いて聞いてくださる方が何名もおられてとてもスムーズに話をすることができたと思います。
チェックシートの解説からは、私に変わり代表理事の赤川が公園をさせていただきました。
協会独自のチェックシートを使い
と思っている方にも少しもで気づきがあればという気持ちでこのチェックシート使っています。
やはりチェックシートを使うと参加されてる方々の中にもご自身で気づいていなかったことが明確になったりするようで、ワークを真剣にされておられました。
その後、岡山県近辺の葬儀事情や、お墓事情を伝えさせていただいた後は、私どもの協会でしか行っていない
お薬手帳を使った終活
をお伝えさせていただきました。
をお伝えさせていただいたので、少しでも参加された方が行動に起こしてもらうことができればうれしく思います。
協会オリジナルコンテンツである「チェックシート」と「お薬手帳を使った終活」で、少しでも興味をもってる方の「終活」や「エンディングノート」をお手伝いできればと思っております。
みなさん「権利擁護」と聞いて、どんなことを考えますか?
そして、権利擁護と終活ってつながりますか?
今日は愛媛県東温市社会福祉協議会・地域包括支援センターの「老後の安心教室」にお集りのみなさまにお話しさせていただきました。
こちらでは「ご自身の権利についても考えていく」ということで、
終活と権利擁護
ということでお話しをさせていただきました。
最初にご依頼を受けた時には「終活と権利擁護の接点とは・・・・・」と考えてしまいましたが、実はとても簡単なことでした。
というよりも、
最期まで住み慣れた地域で尊厳を持って生きる
このことこそ、自分の権利を守ることに繋がるのですよね。
ということは、終活と密接な関係があるのだなと、私も再認識いたしました。
終活を始める時、誰か・・大切な人のことを考えて始める方が多いと思います。
もちろん、終活の中には
大切な人が苦労しないために
ということも、大きなテーマとしてはあります。
などなど、残された大切な人たちが困らないように準備しておくのも終活では大切なことですね。
しかし、もしも意識がなくなった時や認知症を発症してご自身の意思をうまく伝えられなくなった時など、自分ではやりたくないことや受け入れがたいことを押し付けられることもあります。
もちろん、皆さんのことを気遣ってこその行動ということが多いのですが、皆さんにとっては
ということもあるかもしれません。
たとえ血の繋がった家族であったとしても、本当の気持ちは伝えていなければわかりませんね。
そこは、やはり何かに書いておく、もし伝えることができないときでも、見ていただければある程度はわかるようにしておきたいものです。
今回もご自身のチェックシートからお薬手帳の活用方法までお話しさせていただきましたが、その中で気づくことは
延命治療についてどうするのか?どうしたいのか?
ということ。
ほとんどの皆さんは「延命治療NO!」と思っておらえるようですね。
しかし、何も準備をしないままにしていれば、今の日本では延命治療や過度な治療を行う方向に進むのは当然のことです。
毎回講座の中では
今のままならここにおられる8割以上の方が延命治療をするかもしれませんね
とお話しすると、非常に驚かれます。
しかし、よく考えてみてください。あなたの大切な人をあなたが判断するとしたら、どうですか?
あ、先生もういいです。これ以上必要ありません。
と、はっきり言えるでしょうか?
要するに、ご自身だけで考えていても、判断するのは周りの方。家族の方ということです。
ご自身の意識がない状態では、ご自身以外の方が判断することになる。
その時、皆さんが思っていた皆さんの意思を正しく伝えていただくためには、やはり何かに書き留め、周りの人に伝えておくことは大切ですね。
このことをエンディングノートに書いておくことはもちろんですが、より確実な手段としては尊厳死宣言書を作成する方法もあります。
尊厳死宣言書の作成にも、ご本人の意思はもちろんですがご家族の同意や署名捺印も必要です。
権利擁護と終活
文字にすると非常に重いこと、なんだか難しそうなことという感じがしますが、あなたが最期まであなたらしく生きるためには、今何を考え、何をしておくべきか?を考えることです。
とても当たり前のことですが、日々楽しく生活するために今日からできること、やっておくことがありますね。
少し立ち止まって、今の生活を振り返ったり、これからの生活を考えてみる時間を持ってみませんか。