特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

福山市のふれあい・いきいきサロンにお邪魔しました

著者:赤川 なおみ

福山市のふれあい・いきいきサロンにお邪魔しました

朝から雪が降る建国記念日となりましたが、福山市のふれあい・いきいきサロンとして新市町で毎月活動されているサロンでお話しさせていただきました。

ふれあい・いきいきサロンは、同じ地域の人同士で「担い手」と「利用者」が、協働で企画・実施している活動で、主には高齢の方や体の不自由な方など、自宅に閉じこもりがちな人が少しでも外出する機会を持つことができうよう、楽しい催しをおこなっておられます。

また、三世代交流などを行なっている地域もあるようで、現在は約400ヶ所に広がっているそうです。

今回お話しさせていただいたのは。実は隣町というか同じ町内のお隣学区にあるサロンさん。

約20人の方が寒い中を集まっておられるのは、担い手さんのご尽力のたまものだなぁと思います。

家族葬は安くて簡単?

今回は、葬儀の際にいまだ「隣組」のお手伝いが存在する地域において、葬儀をどのようにして決めていくのか?についてを中心に、救急医療情報キットの見直し、延命治療についてなどをお話しさせていただきました。

隣組が存在したり、、他人であってもご近所の葬儀には参列する習慣が残ってる地域において「家族葬」は何かと問題が多くなります。

家族や親族が少なかったとしても、ご近所さんは参列しますからそこそこの人数になります。

また、参列するご近所さんも「ちょっと面倒」という気持ちが全くないとは言わないけれど、やはり「お世話になったし最後のお別れをしよう」と思っています。

そして隣組がある私たちの地域では「お手伝いして当然」「参列して当然」と思っているし、お互い様という気持ちも強いので

家族葬ですからお手伝いも結構です

と言われてしまうと、あ〜よかったという気持ちよりも「え?そうなの?」という気持ちの方が強かったりします。

なんだかお付き合いをシャットアウトされた気分?でしょうか。

こうしたことを考えても、葬儀を家族葬にするのか、一般的な葬儀にするのか?は地域によって考え方が異なります。

そして

家族葬は簡単で安い(だけじゃない)

という謳い文句で決めないで〜!ということ。

今後は、これまで以上に葬儀に関する正しい理解やご近所づきあい、親戚づきあいなどを考えていく必要がありますね。

救急医療情報キットの情報更新

冷蔵庫に保管するタイプの救急医療情報キット。あちらこちらで普及しているようですが、キットの中の情報は新しいですか?

一度書いて冷蔵庫に入れたら、数年そのまま・・・という声をよく聞きます。

こちらのサロンが開催される地域でも、数年前に配布されたようなので、皆さんにキットをお持ちいただきました。

さて、中身は正しく記入できているでしょうか?

  • 緊急連絡先の電話番号は変わっていませんか?
  • 飲んでいるお薬の情報は古くありませんか?
  • かかりつけの病院は変わっていませんか?

様々なチェックポイントとともに、緊急連絡先に書いた人は、どのくらいの時間で駆けつけてくれますか?という質問もさせていただきました。

緊急連絡先・・・

確かに電話はすぐに繋がった。

でも「すぐいらしてください!』の救急隊員の言葉に

えっと・・・そこまで半日以上かかります・・・

半日ならまだしも「海外赴任中です」とか、大雨や大雪で交通機関が止まっていてすぐにいけません!などということも、現実としてあるでしょう。

そんな時、かけつけるまでどうするのか?ということも考えて家族で話し合いたいものです。

家族が遠ければご近所さんにまずはお願いするのも、一つの方法です。

誰もいないことに気づいたら、社会福祉協議会や地域包括センターなどにすぐに相談してみるなど。

救急医療情報キットの情報更新をするだけでも「今すぐできる終活」が見つかりますよ。

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会は、このようなサロン活動の場にも講師派遣をいたしております。

その地域で必要なこと、地域の習慣や生活に根ざした終活の方法などをお話しさせていただきます。

気軽にご相談、お問い合わせください。

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