特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

年別アーカイブ 2021

著者:エンディングノート普及協会

亡くなった後のお金って想像以上にかかります・遺体安置編

エンディングノートを書いたり、終活を進める中で必ず出てくる「葬儀どうしますか?」という質問。

この時、葬儀費用はインターネットで葬儀会社のサイトや実際にパンフレットなどを取り寄せて調べると思うのですが、費用ってそれだけでしょうか?

死んだ後のお金の話

と言う本を読んで色々と気になって調べたり考えたりしてみました。

葬儀費用は葬儀代金だけではない

見出しにあるように、葬儀費用については皆さん葬儀代金を調べると思うのですが、実際にはその周辺のお金っていうのもかかりますよね。

例えば、寺院へのお布施、食事やお車代や香典返しなどなどがあります。

もちろん「寺院は呼びません」という方も増えていますし、「火葬式のみだから香典返しもありません」という方もいらっしゃるでしょう。

ただ、食事などについては、たとえ家族だけであったとしても、故人を忍びながら会食のようになると普段よりもお金がかかりますし、待ち時間のお茶代や食事代、自宅から離れていれば交通費など、直接的ではないけれども葬儀に関連しての出費は案外大きいものです。

もしも親族は呼ばなくてはならないという場合など、交通費は親族持ちでも宿泊費は葬家が支払うなどということもあります。

こうして考えると、葬儀代金+諸々かかる費用=葬儀代金の2倍、などということも珍しくありませんし「こんなはずではなかった!」となり、費用を誰が払うのか?と揉める原因にもなりかねません。

そこで亡くなった後かかる費用について、少しずつ考えてみましょう。

遺体安置にかかる費用

病院や施設で亡くなった場合、特に病院の場合は「どちらに運ばれますか?」とすぐに聞かれます。

この時「あ、まだ何も決めてないのです」ということになると、想定外の高額な葬儀会社を紹介されて困ったなどという話もありますので、もしも亡くなったらどこに安置するのか?ということだけでも、決めておきましょう。

遺体安置にかかる費用、見落としていませんか?
※クリックしていただくと、約9分の音声が流れます

音声の中でもお話しさせていただきましたが、お亡くなりになってから火葬まで、日数がかかってしまう場合は安置する場所をどうするのか?という問題があります。

葬儀会館などを借りた場合は、何日かは会館使用料も料金に含まれるのですが、それをすぎると費用がかかります。

自宅なら部屋代は必要ないのですが、ドライアイスの費用が1日8,000~10,000円と言われているので、それかける日数分。そして夏などはドライアイスが予定以上に必要かもしれず、1週間自宅で安置すると、やはり7万くらいかかったりしますね。

ご自宅じゃない場合、遺体ホテルも安置場所になるのですが、こちらは地域によってはある場所とない場所があります。

今回、検索で大阪の遺体ホテルがヒットしましたので、そちらにお客様として電話で尋ねてみました。

この音声は電話で問い合わせた時の録音です。会社名などはカットしています。

やはり追加料金があるようですね。

今回問い合わせてわかったことは、葬儀も含めて安置する場所を探しているのか、安置だけで葬儀は別のところでお願いするのかでも違うようです。

できる準備は早めに

葬儀の準備なんて・・・と言いながらも、最近では葬儀会館も「事前相談受付中」の看板を掲げています。

とは言えなかなか踏み込む勇気がない、と言う方は、お気軽に当協会までご連絡ください。

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著者:赤川 なおみ

映画「痛くない死に方」を観ました

延命治療を希望しない、最期は住み慣れた家が良い。

多くの人が希望するこの二つのことが、どうして実現しないのだろう。

どうして難しいことなのだろう。

その答えは、一人一人がしっかりと「生と死に向き合うこと」と医療の現場の「慣習に疑問を持つ医師が増えること」なのかもしれないと考えさせられた「映画:痛くない死に方」を観ました。

誰しも「痛いのは嫌だ」と思っている

延命治療をどうするか?ということに関しては、ただ漠然と「管に繋がれる延命治療は嫌だ」と思う人が多いけれど、「痛いのは嫌だ」というのは、全ての人が思うことでイメージもしやすいことだと思う。

それでは「痛い」というのは、どういうことか?

イメージとしては、身体のどこかが痛くてのたうちまわるイメージかもしれないけれど、その様子を見ている(看ている)人も痛いし辛い。

亡くなる間際に「こんなことなら◯◯しておけばよかった」と人生を振り返って後悔する人が多いと言われるけれど、それと同じように「生きている間に◯◯してあげればよかった」と後悔する家族は本当に多い。

そして、一番近くで見ていた人にとっては、非常に痛い経験であり、記憶として残ってしまう。

まさしく「本人も家族も痛い最期」がこの映画の前半で描かれていた。

末期癌の父を看病する娘は、父の「最期は家で」という希望をかなえるために、様々な勉強をし、献身的に尽くしていたのに、なぜ「痛い死に方」になってしまったのか。

「最善を尽くして死をまつ」と言い切れるほどに勉強し、腹を括っていた娘の心を打ち砕いたものは何か。

お父さんの苦しむ姿にはグッとくるものがあったけれど、私はそれよりも娘役の坂井真紀さんに自分を重ねて涙が出た。

10年以上前、遠くに住む友人に代わって友人のお母さんの看病をしていた時、家族の都合もあって管に繋がれたそのお母さんの付き添いをしながら、今回の映画と同じ光景を何度もみた。

その光景を、ただ見ているしかない自分が娘役の坂井さんに重なった。

悔しいやら、辛いやら。

辛そうな友人のお母さんのそばで、苦しくても心臓が止まらない、なんとも言えない時間は「痛い時間」以外の何ものでもなかった。

テレビドラマでは、管に繋がれていても動かなくなって、カクッとなったらご臨終ですみたいなシーンばかりだけれど、人が命を閉じる時ってそうじゃない。今回の映画では、その時を鮮明に思い出すほど忠実に表現されていると感じた。

映画前半の涙は、可哀想なんていう感情ではなかった、自分が痛い、辛い、怖い、そんな感情の涙だったと思う。

臨終儀式に縛られる医師たち

臨終儀式というと、本来は亡くなってからの流れのことを指すようだけど、今回の映画で描かれていたのは、主人公で研修中の柄本さん演じる在宅医が「なぜ在宅医になったのですか?」と先輩に聞くシーンで使われていた。

聞かれた先輩在宅医は、蘇生のための心臓マッサージではなく「患者の死を認めたくない」ための心臓マッサージのことを思い出し「臨終儀式」と言った。

その言葉に私はハッとして、急いで書き留めた(今回は映画の途中、真っ暗な中で幾度もノートに書き殴っている)。

そう言えば他にも「早く退院させるための遺漏の増設」や「時間通りの痛み止めの投与」など、医師も患者も当たり前だと思っていることが、実はそうなの?と考えるきっかけになる場面がいくつもあった。

私も祖母の介護の際、少し体調を崩して入院した際に「食欲が落ちているので遺漏にした方が」と言われ、それを拒否すると「それでは施設には戻れませんよ」と、家族が困るであろう言葉を突きつけられた。

この時初めて「遺漏なら施設にいられて、最期まで口から食べさせたいと言えば、在宅で診るしかないのか」と気づいた。そんなことになるとは、施設入所の際に誰も教えてくれなかった。

その後色々と調べていくうちに「遺漏が病院の医師の切り札的なもの」になっていることもわかってきたし、在宅医とは他の選択も検討できることを知った。

こう考えると「延命治療をしたくない」という希望は、「あなたのためを思って」と本人の気持ちを受け入れられない家族と、敗北感を味わいたくない医師によって遮られるのだと、映画を観ながら改めて感じた。

生きるとは食べること

 

延命の 家族愛とは エゴイズム

この言葉の本当の意味を、しっかりと考えていきたい。

本人とケアする人と医師

最近では「本人の意思が大切」「意思決定の必要性」など、本人の希望について焦点が当てられるようになっている。

エンディングノートも、一歩間違えると周りの人はお構いなしの「わがままノート」が出来上がっていることもあるし、きっちり時間をかけて向き合ったにも関わらず、誰もそのノートの存在を知らないままということもある。

本当の意味で「本人の意思を尊重する」ためには、第一にそばでケアする人が腹を括る必要があると再認識した。

昨年末に義母の在宅看取りをした際に、多少なりとも情報があって、在宅で看取るということがどういうことかわかっていた私でさえ、何度も義母の意思を尊重するべきかどうか悩んだ。

尊重しているのか、見殺しにしているのか、自分だけではわからなくなってしまう。

本当にこれで良いのか?

もっとできることがあるのに、あきらめているのではないのか?

何が自然で、何をすると良いのか?

焦点の合わない義母の顔を見る時、一瞬意識がなくなる義母を見る時、本当にケアする家族が「これで良いのだ」と思えなければ、やはり怖くて救急車を呼びたくなると思う。

救急車 在宅看取り 夢を消す

宇崎竜童さん演じる終末期の男性が書いた川柳(もどき)の一つ。

そうは言っても、いくら腹をくくっていたって医師や医療従事者ではないわけで、素人の家族としてはどう判断したらよいのかわからない。

そんな時、やはりいつでも電話できる、相談できる医師の存在は必要不可欠で、映画の中でも妻役の大谷直子さんも、前述の坂井真紀さんも、思わず電話をするシーンがあった。

この時の電話対応で、大きく流れが変わるシーンについては、実際に観ていただいて考えていただきたい。

私も、信頼できる在宅医と出会えたからこそ、時間をきにしつつもメールをしたり、電話をしたり、時には夜中でもきていただいたりしながら、なんとか救急車を呼ばずに在宅で看取ることができた。

信頼できる在宅医との出会いは、そうそう簡単ではない(先生方申し訳ありません)ので、本気で「最期は家で」と考えているなら、ぜひ早めに調べたり相談したりしてほしい。

最後に

今回の映画は、当協会の代表として終活を考える立場としてはもちろん、これまでも、これからも介護が続く一人の家族としても、一人でも多くの人に観ていただきたいと思います。

原作の長尾和宏先生、脚本・監督の高橋伴明氏、演じてくださったキャストのみなさま、制作に関わられた全てのみなさまに感謝いたします。

痛くない死に方

原作・医療監修:長尾和宏
脚本・監督:高橋伴明

 

 

 

 

 

著者:エンディングノート普及協会

海洋散骨の本来の姿をハワイにみる

葬送の一つの形として海洋散骨があります。

数年前から注目を集め、一時は「散骨希望」の方が増えていました。

しかし、私の印象では一時期の盛り上がりは落ち着き、海洋散骨がどんどん増える感じではなくなっているように思います。

なんでだろうなぁ・・・とずっと考えていたのですが、ハワイ在住の日本人の方との会話から答えをいただいた気がしました。

※クリックしていただくと音声が流れます

海洋散骨とは?

海洋散骨とは、文字通りご遺骨を海洋に散布することであり、そうした方法で故人を葬ることを指します。故人が生前海好きで、死後は自然に還りたいと希望していたというような場合に選ばれることの多いスタイルです。

出典:安心葬儀さんサイト

散骨には、海洋散骨の他に山林散骨や空中散骨などの種類があります。

散骨については、刑法第190条 死体遺棄罪との兼ね合いでグレーゾーンではありますが、

刑法190条の規定は社会的習俗としての宗教的感情などを保護するのが目的だから、葬送のための祭祀で節度をもって行われる限り問題ない

と法務省が非公式ながらも見解を示したことから、条件をクリアしている場合は法に触れないということになっています。

海洋散骨のハードル

海洋散骨がメディアで紹介されるようになって「自分の骨は海に撒いて欲しい」とエンディングノートに記入する方も増えているようです。

実際にご夫婦二人で先立たれた奥様を散骨され、ご本人もなくなった際に同じ海に散骨できるように手配したという記事を読んだこともあります。

友人の中にも実際にお父様の生前からのご意向で、海に散骨した方もいらっしゃいます。

とはいえ希望はあっても、近年伸びている樹木葬ほどではありませんよね。

理由として考えられるのは「費用がかかる」という点でしょうか。

日本では「散骨する周辺への配慮」という点から、海洋散骨の場合はどうしても船をチャーターして沖に出る必要があるため、それなりの費用がかかることは避けられないのが現状です。

ハワイの海洋散骨

最近利用している音声配信アプリ stand.fm で、ハワイ在住の日本人KANOA HAWAIIさんとコラボLIVEをさせていただいた際に、ハワイの葬儀事情についてお聞きすることができました。

その中で気づいたこと、なぜ日本ではなかなか海洋散骨が広がらないのか?が見えてきました。

ハワイでは、亡くなったら自宅のカヌーに乗って海辺から少し離れた場所まで移動し、散骨するのだそうです。

離れると言っても、海岸から目視できる距離だそうで、カヌーに乗れない人や高齢の方は海辺からその様子を見守り、一緒に祈るとのこと。

近くを通るカヌーに乗っている人や、海辺でその光景をみる人たちも「散骨しているんだな」くらいな感じで、特別なことではないのですとおっしゃっていました。

日本では、霊柩車とすれ違うだけでも、なんとなくテンションが下がるという人もまだまだいらっしゃいます。必ず誰でも乗る物ですが、まだまだ「葬送」については後ろ向きな感情があることは否めないと思います。

それに比べてハワイの散骨は、人の死を受け入れ、早かれ遅かれ誰にも訪れることとして受けとめているのだと感じました。

弔いは日常の中にある

ハワイの散骨のことをうかがい「あぁ、ハワイでの葬送の儀は日常の一つなのだな」と思いました。

日本では「仏壇やお墓に手を合わせる」習慣があり、その場に行けば故人に会えるというイメージがあります。

そのこともあり、散骨してしまうと「心の拠り所がなくなる」という声もありますね。

そこで注目されたのが「手元供養」ですね。お骨の一部を手元に置いて手を合わせるという方もいらっしゃいます。

海洋散骨の場合、お墓参り同様に年に一度散骨した場所まで船を出して手を合わせる手配をしている業者さんもありますが、それも費用の面でハードルが高く「いつでも気軽に行ける」とは言い切れません。

この点、ハワイの人たちは

日常的に海で泳ぐからいつでも会える

海辺にくればいつでも思い出せる

とKANOAさんがおっしゃったのを聞いて「そうか、本場の海洋散骨は特別なことではなく、日常の中にあることなんだ」と納得したのです。

カヌーも自宅にあるし、周りへの配慮から遠くまで行くこともないし、生活の中に海がありいつでも会いにいくことができる、故人をいつでも感じることができる。

日常の中にあるからこそ、海洋散骨が受け入れられ、一般的な弔いの形になっているんですね。

そうすると、やはり日本人にとっては、まだまだお墓や仏壇が必要であるのかな?と。

特にお墓や仏壇に手を合わせる習慣のある世代にとっては、墓じまいはわかっていても受け入れがたい場合もあるだろうし、進め方は慎重にしなければと再認識もしたのでした。

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著者:エンディングノート普及協会

オリジナル会葬礼状をスタンダードに

会葬礼状とは

会葬礼状は、通夜や告別式に参列してくださった方へのお礼状です。お清めの塩やハンカチなどの会葬返礼品と一緒に渡します。
忌明けのあいさつ状は、四十九日頃に香典返しと一緒に添えて送るのが一般的です。

出典:くらしの友葬儀 

葬儀などに参列したり、お香典を渡すと返礼として受け取る会葬礼状。

一般的には葉書サイズのモノクロで

亡父 ○○ ○○の通夜葬儀に際し
ご多用中にもかかわらず
遠路わざわざ会葬くださり・・・・・

のようなお決まりの文章が印刷された物をイメージしますよね。

亡くなった人のことがなんとなくわかる程度、家族も「とりあえずお渡しする物」という感じで、私は常々「資源の無駄遣いなのでは?」と感じていました。

そんな時、Twitterで葉月美雨さんの投稿を拝見したのです。

そこには、心のこもったオリジナルの会葬令状が投稿されていました。

オリジナル会葬礼状

葉月さんはプロのライターさんとして様々な執筆のお仕事をなさっていますが、会葬礼状ライターとしても活動されています。

会葬礼状ライター?

会葬礼状なんて、テンプレートから選ぶのではないの?と思われますよね。

葉月さんは、プロの会葬礼状ライターとしてご遺族からお話を聞き、オリジナルの会葬礼状を作成されています。

私が感動したのは、こちらのオリジナル会葬礼状。

こちらは61歳の女性をモデルに、生前に自分で書いておくサンプルとして書かれたものだそうです。

これを拝読した瞬間「これよ!!!」と感動しました。

私は以前から、すーちゃん(故 田中好子さん)が葬儀の際に、ご自身が最後に録音されていたお礼の言葉が式場内で流れる場面をテレビでみて、これこそが参列してくださった方への本当のお礼だと思っていました。

このようなオリジナルの会葬礼状をつくることができれば、そして会場礼状といえば故人の生きた証として生前に自分で書いておくもの、ということが一般的になれば良いと思いませんか?

エンディングノートの思い出のページから

とはいえ、突然会葬礼状を自作するのは難しいですよね。

そんな時には、エンディングノートの「大切な人へのメッセージ」や「思い出」のページから始めませんか?

口で伝えるのは照れ臭いけれど、でも伝えておきたい気持ち、どなたにもありますよね。

大切な人を思いながら書くエンディングノートは、今の自分を見つめるきっかけにもなるのです。

おうち時間の長いいまだからこそ、気持ちを書き出してみませんか?

 

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著者:赤川 なおみ

もしも!の時の注意事項

こんにちは。

エンディングノートナビゲーター®️・終活講師の赤川です。

最期を自宅で迎える・・・と言っても、迎え方は二通りありますね。

違いについてお伝えしますね。

突然自宅で容態が急変した場合

自宅で突然亡くなると、発見されるまでに時間がかかる場合もありますし、目の前で急変することもありますよね。

コロナ渦で自宅待機中に急変したというニュースや体験談なども耳にしますが、この場合はどうでしょうか?

容態の急変はコロナだけではありません。脳梗塞や心筋梗塞などもそうですね。

目の前で倒れたらどうしますか?

まずは救急車!ということになるかと思うのですが、本人が「自宅で倒れたら、救急車を呼ばないでそのままで」と希望されている場合もあります。

もちろん、延命治療をしたくないという意思表示なのですが、倒れても処置が早ければ日常生活に戻ることができる場合もありますので、「救急車呼ばないで!」と言われている場合には、しっかりと確認しておいてくださいね。

自宅で終末期を迎え息を引き取った場合

終末期は自宅で過ごしたいと言う希望のもと、自宅療養して亡くなる場合は、まずはかかりつけ医に連絡をしてください。

「最期まで自宅で」というご希望の場合、本人よりも家族の心構えがちょっと必要になります。

わかっていても容態が変化していくと心配、怖くなって救急車を呼んで、結果病院で亡くなることになるケースは多いもの。

「ご自宅で」と希望される場合も、しっかりとかかりつけ医、介護やケアしてくださる方と話しをしておいてくださいね。

人生会議がオススメです。

亡くなっているのを発見した場合

連絡が取れないから来てみたら亡くなっていた。

同居の家族がいても、外出から帰ってきたら亡くなっていた。

このように、明らかに「息をしていない」とわかる場合はどうでしょうか?

この場合、かかりつけ医がいる場合は、まずはかかりつけ医に連絡してください。

いない場合は警察(110番)に電話してください。

119番の救急車を呼びそうになりますが、もし救急車が駆けつけても、亡くなっていることが確認された場合は救急車は帰ってしまいます。

なぜなら、救急車は遺体は搬送できないからです。

そして、かかりつけ医がいる場合にはきていただいて「死亡診断書」を書いていただくのですが、いない場合には警察に「死体検案書」を書いてもらってください。

「え?事件でも何でもないのに警察なの?」と思われる方も多いかもしれませんが、警察の検案ののちに警察医が死体検案書を作成するという流れです。

死亡診断書や死体検案書がないと、火葬ができませんので、まずはかかりつけ医か警察に死亡を確認、書類を作成していただきましょう。

突然亡くなった時の注意点

人が亡くなった場合葬儀や火葬が行われるわけですが、火葬までにも色々とあります。

一般的には病院などで亡くなられた場合は、病院で身体をきれいにしてくださって準備が整うと自宅又は葬儀を行う会館などに移動。

お通夜、葬儀、火葬そして後に埋葬という流れになりますね。

ですがご自宅で亡くなった場合、特に亡くなっていることをご自身や家族が発見した場合には、医師や警察が到着するまで絶対にご遺体を動かなさない!ということ。

どうしても動揺してしまって、何をどうしたら良いのか迷いますよね。

なので、できるだけ電話の横やベッドの横に

  • 緊急連絡先
  • かかりつけ医の連絡先

を書いたものを置いておく、貼っておくと良いですね。

また、110番や119番に電話する時は、番地や状態を聞かれるのですが、慌ててしまって自宅の住所が出てこないことも多いので、緊急電話用に、番地や場所の説明などを明記したものをおいて置くことも大切ですね。

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著者:赤川 なおみ

宝物の行方 大切なものをどうする?はエンディングノートに書く

こんにちは。
エンディングノートナビゲーター®️、エンディングノートの書き方・終活講師の赤川なおみです。

私は中学生の部活動で始めた楽器の演奏がきっかけで、大学も音楽を勉強しました。

音楽をする人にとって楽器はパートナー。

私も大切なパートナーである楽器を持っています。

今はあまり演奏することがなくなったのですが、それでも他の持ち物のように整理をしたり、処分をしたりすることはできないもの。

しかし!楽器をお墓に持っていくことはできないわけですよねぇ・・・

※クイーンサイズの棺に一緒に入れてもらおうかしら?あ、焼けないか・・・
 
 
皆さんも色々な趣味を持っていると思うのですが、自分にとっては大切な、大切な宝もの。
でも、他の人にとってはただの物でしかない。


先日エンディングノートを書きながら「楽器は最終的にどうなるんだ?」と考えました。自分がこの世を去った後、家族にはその楽器が必要な人もいないし、どうしよう?

かといって、自分がいなくなった後に宝物を処分されてしまうのも辛い。

う~~~~~ん。
どなたか必要としてくださる方に譲れるのが一番ですねぇ。
だとしたら、早く探しておかなくては・・・

 
こんな風に、皆さんの大切な物も、興味関心のない人にとっては「ゴミ同然」だったりするものです。
「捨ててくれたらいいよ」と言うけれど、その人が大切にしていたことを知ってると、なかなか捨てられない・・
だからと言って、使うわけでもない。
 
困っちゃいますね〜
 
だからこそ、自分でどうしてほしいか?を決めて、しっかりノートに書いておきませんか?
エンディングノートを書いていると、こうやって色々な気づきがあります。大切なもの、大切な人がいるからこそ書いておきたい。

大切なもの、誰に譲りますか?

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今年の目標や夢を書くついでに付箋からエンディングノートを始めよう!パパママ編

2021年がスタートしましたが、皆さま今年の夢や目標など、決められましたか?

いくつになっても、新年は少し背を正して「今年は頑張ろう!」って思ってしまいますよね。

最近では付箋活用術も人気で、メモや覚書だけでなく思考の整理などにも使われているので、年齢に関係なく馴染みがあるのではないでしょうか。

そこで、付箋からエンディングノートを始めるのはいかがですか?

音声配信でもお伝えしています。

 

 

若いからエンディングノートは必要ない?

エンディングノートと聞くと「定年を過ぎたら」とか「その時がきたら」などと思ってしまう方は多いですね。

でも、エンディングノートには「伝えておきたいこと」を書くのですから、子育て中のパパやママにも「伝えておきたいこと」はあるのではないでしょうか?

例えば・・・

  • ママが急に事故に巻き込まれて入院!
  • 子どもの塾は何時から?どこに?塾の先生の電話番号は?
  • 月謝はいつ払うの?どの銀行から出してるの?
  • 入院に必要なものはなに???

日常生活では何気なく行っていることも、改めて考えると「あれ?」と思うこと、家庭ではたくさんあるはずです。

大切な家族だから、自分がもしもの時、家族がもしもの時。困らないために、困らせないために、伝えておきませんか?

エンディングノートはもしもの備え

エンディングノート=自分の亡き後に見てもらうために書いて置くもの

そんなイメージがついてしまいましたが、もしもの備えです。

誰しも一人では生きていけません。

だからこそ、大切なことや自分の考えていることを「伝える」ことが大切なのですよね。

伝えるツールには様々なものがありますが、もし付箋を使っている方は、その付箋をちょっと使ってエンディングノートを始めてみませんか?

改めて準備をしたり、時間を取ったりするのではなく、付箋にメモをする時に、一つでも「伝えたいこと」を書いて、隙間時間に進めていく。

そんな隙間時間に書いた一枚ずつの付箋が、きっと役に立つ時がきますよ!

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2021年 新年のごあいさつ

新年あけまして

おめでとうございます。

 

2020年は世界中が新型のウィルスに翻弄された一年となりました。

日本でも「新しい生活様式」が求められ、講座や講演会もオンラインという新しい形になりました。

私自身の生活も、新しい命との出会い、家族との別れなどなど、大きく一変した一年でした。

 

2021年は、これまで以上にエンディングノートのこと、終活のこと、介護のことなどをわかりやすくお伝えしたいと思っております。

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