特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

著者アーカイブ 赤川 なおみ

著者:赤川 なおみ

「よかったね!」と言えるために

こんにちは。
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。

お葬式にはいろいろな葬儀方法があるのですが御存知ですか?

社葬、密葬、家族葬、合同葬etc…

少し前までは「最期くらい盛大に送り出してあげよう」という風潮もあって、豪華な祭壇に花輪というスタイルが多かったと思うのですが、最近では家族葬が多いようです。

これは昔とは反対の考え方で「周りに気を使わせない」「みなさんも忙しいのでご足労をかけないように」ということや「家族だけで温かい葬儀を」など理由は様々なようです。

先日お父さんを家族葬で見送られた友だちが話してくれたことがあります。

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私や母が家族葬を選んだ理由は、

「親戚しかこないだろう」

「会社関係の人は知らせないので家族葬の規模で大丈夫だろう」

と思ったから。

しかし、友引の次の日ということもあり会場はいっぱい。
準備してもらった会場も広かったので家族葬とはほど遠い葬儀だったように思います

結果的には会社関係の人たちもお通夜に来てくださったのでよかったのですが、
「本当に家族葬だったのか?」
というと違ったのではないかと思うのです。

しかし「本人がどうして欲しいのかな」どを把握してなかったので
葬儀屋さんのアドバイスに従い、あとはオプションを追加していった感じ。

「家族葬」=「本人の最後の意思表示の方法」

を表現してあげるものだと思っていたけれど、本当にそうできたのか?

そこは自分にとっては

「これでよかったのかな?」

という言葉がでてきてしまいました。

自分の父の葬儀を通して「家族葬」を選ぶとしたら、

『本人の意思をしっかりと把握している家族がするべきなのかな』と思いました。。

「家族葬がいいな」

と思っている方がいたらしっかりと自分の意志を伝えてあげてください。

「家族葬にしてあげよう」

と思っている家族の方は、しっかりと本人の意思を聞いてあげてください

きっと満足がいくものになると思います。

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やはり、自分の意思を伝えることはとても大切なんだな~と改めて思ったのでした。

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著者:赤川 なおみ

今日行こう!

こんにちは。
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。

施設などに身内を預けていると、顔をだすタイミングがなかなか難しくないですか?

病院だと洗濯物を取りに行くとか、先生の話があるとか、なんだかんだ足を運ぶ機会も多いのですが、施設だとそういうのもない。

「元気かなぁ」とは思っても、そうそう足を運んでも手持ち無沙汰というかね・・・会話ができる状態なら話し相手ということもあるけど、認知症が進んでくると会話もなかなかだし・・・

介護をしている友人と、この話になった時に「祖父の介護をしてきて、孫として思うんだけど「もっとしてあげたかったなぁ」って。

その友人は半年前に介護をしていたおじいちゃんを亡くしたそうなのです。

「次の日行けばいいやといった気持ちがどこかにあって、頻繁に病院にいってあげられてなかったように思う」

「自分ではまだ、大丈夫だろうと心のどこかで思っていたけど、実はいつ会えなくなってしまうのかわからないといった状況だったのよね」


「『明日は会いにいこう』と思っていたその日の朝に眠るように息を引き取ったという連絡が入っ
てね・・・」


「亡くなった後になってもっと行けばよかったとちょっと悔しかったんだよね」

「最初の孫だったからかわいがってもらったし、もっと恩返しをしないといけないと思っていたのに突然それができなくなってしまってね」

「顔だけ見せる、これだけでも喜んでくれるんですよ。話することがないから行かないのではなく、顔だけ見せにいくだけでもいい。これが孫の特権みたいなものかな」

特別話しがなくても、そんなに長くいられなくても、少しだけでも顔を見に行く。

「元気~?」

って、それだけでいいんですね。きっと。
私も明日祖母に会いにいこうかな!

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著者:赤川 なおみ

自分のことは自分で決める

こんにちは!
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。

「延命措置をするかしないか」

とても大切な問題です。

突然倒れたり、事故にあったり、突然選択を迫られるということもあります。

病気で余命宣告をされ、選択を迫られることもあります。

本人の意思はどうなのか?わからない場合はどうするのか?

あなたは自分にもしものことがあったら、延命措置をするかしないか決めていますか?

意識もなく家族が「延命措置をしますか?」と聞かれる状態になった場合、家族が悩むことなく医師に「します」「しません」を告げる状態になっていますか?

この質問をすると
「そんなことまだ考えたことない」
とよく言われます。

しかし、今の世の中何が起こるかなんて誰にもわかりません。
いつもの道をいつものように歩いていても、事故に巻き込まれる時代です。

普通に生活していても、天災に襲われる時代です。

そででも「まだ考えられない」と言えますか?

自分の人生、自分の終わり方。
自分で考えておくべきじゃないかなって思います。

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著者:赤川 なおみ

どれが好きだった? 元気なうちに聞いておこう!

こんにちは。
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。

みなさん、というかこれは特に女性のみなさんかな?
ご自身の「着物」を持っていますか?

「持ってるわ~、でもたんすの肥やしよ~」
という方!
ぜひ「特にお気に入り」「想い出の着物」を身近な人に教えておいてあげてください!

きっとお持ちの着物は、
成人式の時に作ってもらった、結婚の時に持ってきた、初めてのお給料で買った・・・
などそれぞれに想い出のあるもの。

だからただたんすの肥やしになっているのがわかっていても、棄てるに棄てられない・・・

私が身近な人に教えておいてあげてください!というようになったきっかけ。
それは
祖母が1人暮らしが困難になり施設に入所する際に行った部屋の片づけなんです。

施設への入所となると、持ち込めるのは身の回りの最低限のものだけ。家1件分を最小限の荷物に整理するのですから、かなり大変な作業です。

そんな中、かなり悩んだのが「着物」。
祖母は冬場は着物という人で、私の祖母のイメージも着物姿。
なので普段着も含めて沢山ありました。

さて、これをどうするか・・・

整理をする頃には、祖母の判断力は鈍っていましたしその場に持っていくのも難しい状態。

「大事にしていた着物、気に入っていた着物を聞いておけばよかったな~」

と着物を前に思ったのです。

結局ゴミ袋に入れることもできず、結局全て持ち帰り知り合いの呉服屋さんへ。
結果は
「一番良いのは、あなたが着てあげることですね」。

なるほど、訪問着や相当に価値のあるもの意外は、買い取り対象にはならないのです。

なので
「着物や貴重品は、本人がしっかりしている間に、それらに関する想い出やどんな時に作ったのか、どれが一番気に入っているか」などをきいておく必あ要がある」と思うのです。

聞いておけば、お気に入りの着物は残しておいて最期に持っていってもらとか、形見分けするなど方法がありますね。

今、みなさんの「たんすの肥やし」となっている着物。
この年末年始あたりにでも思い切ってたんすから出してみませんか?

そしてお子さんや身近な方に、それらをどうしたいのか、どれがお気に入りなのかなどを伝えてみましょうよ!

せっかくの想い出やその当時の想いなどがゴミにならないために・・・

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著者:赤川 なおみ

あれ?と思ったらまずは相談! 介護認定は早めに受ける

こんにちは!
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。


まだまだ元気だと思っている父や母が、ふとした時に「あれ?」と感じることがある。

でも「まだ介護認定なんて早いよなぁ」と起こりつつある「介護のとき」に向き合いたくない気持ちが出てくる。

これは誰しも経験するこだと思います。

介護認定を受けるには、認定調査を依頼する必要があるんですよね。
まずは市町村役場の窓口(介護保健課などの名称の場合が多いです)に相談。

もしも近所の介護施設などに知り合いがいたり、友人や知人に介護士さんがいれば聞いてみると早いですね。介護施設に相談すれば、ケアマネージャーさんが手続き代行などをしてくれます。

私はまず市役所の出張所の介護保健課に訪ね、訪問調査に来てもらいました。

あとは掛かりつけのお医者さんで「意見書」というのを書いていただいて・・・

これらの詳しいことはまた書くことにしますが、一つ言えることは

【介護認定は早めに受ける】

60歳を過ぎて「見守りが必要」と感じ始めたら、早めに介護認定を受けることをおススメします。

特に1人暮らし、高齢者夫婦だけで生活していて身内が遠くに住んでいる場合はぜひ!

すぐに介護を必要としなくても、すぐに相談できるし、介護予防のために施設を利用したりもできるんですよね。

「介護認定を受けてもらうのは気がひける…」という方もいらっしゃいますが、70歳を過ぎた方であれば「みんな70過ぎたら話を聞いてもらうんだって」とみんながするんだよって言っちゃうのも一つの方法ですよね。

介護の認定の時期は人それぞれ。
80歳でも必要ない方もいれば、60歳でも必要な方もいます。
「早すぎる」「まだ大丈夫」と思わないで、早めに相談してみてくださいね!

何事も準備と段取りで、随分楽に進むものです。

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著者:赤川 なおみ

紙おむつは大人用でも特典つき!

こんにちは!
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。
介護とは切ってもきれないご縁の私。
私は一人っ子なのですが子宝には恵まれ一男三女、4人の子を授かり、オムツを切らすことができない日々を数年送りました。

そしてオムツも取れて、すこ~し子育てが落ち着いたかな~と思っていた矢先、同居の義父のために大人用の紙おむつをドラッグストアで買い求める生活が始まりまったのでした。

介護用品を買うようになって思ったこと。

紙おむつ
大人用でも子どもと同じで
「シールを集めて◎◎をもらおう!」

的なおまけがあるんだ~~~ということ。

おしりふき
赤ちゃん用だと、1枚の大きさは小さいけれど3個パックで安くてお得!大人用には少し小さいかもしれないけれど、枚数使っても子ども用の方がお得なこと。
(あ、いい匂いがするのも子ども用です)

「ストローマグ」
赤ちゃんが哺乳瓶を卒業し、コップで上手に飲めるようになるまでに使う「ストローマグ」がコップを自分で傾けて飲むことが難しくなった高齢者も使えること。

まぁ最近では100均にも介護用品がならんでいるけど、使えるものは使っちゃおう!
こんなささやかな「節約」で
私はできる嫁だわ!!な~んて自己満足できるのでした。

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著者:赤川 なおみ

あれ?お父さんの様子が… 

こんにちは!
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。

「介護と切っても切れないご縁」をいただいた私。
同居するようになって2年くらいするとある異変に気づき始めたんです。

【あれ?お父さんの様子が…】

結婚して9年間は東京で核家族住まいをしていたのですが、もともと夫の会社が地方にあるためUターン。
長男小学2年生、一番下は1歳になったばかり。

同居し始めた頃は義父も義母も元気でした。
でも長男家族が帰ってきた安心感からか、私たちのUターンをきっかけに家を建て直した際に長年職人として働いてきた義父の仕事場がなくなったからか、なんとなくお義父の様子が変。

顔を洗った後の水道栓の閉め忘れ、話のつじつまが合わない、やる気がない・・・

この頃、介護認定を受けるかどうか、家族で何度か相談したものでした。
いつになったら受けるものなのか?タイミングって難しいですね。
けど、家族で悩んでも仕方ない!
まずは相談!ですね。

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著者:赤川 なおみ

自分らしく生きるために  ~エンディングノートのススメ~

人はお母さんの温かいお腹の中からこの世界に出て、息をした瞬間から「死へのカウントダウン」が始まります。
とは言え「自分が死ぬなんて考えられない、考えたことがない」という方がほとんどかもしれません。

しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災では、短時間に多くの方の命が奪われ、想定外の現象が起こりました。

きっと被害にあわれた多くの方も「自分が死ぬなんて考えられない、考えたことがない」と思われていたでしょょう。でも、突然その時はやってきました。

よく「急なことで」と言いますが、息をした瞬間から「死へのカウントダウン」は始まり全ての人が死ぬことを約束されている。これはみんなおなじ条件。

ではなぜ、多くの人が死を考えられない、考えたくないのでしょうか?

「まだやりたいことがある」
「◎歳になったら考えよう」
「まだ早いよ」

では「いつなら良い」のでしょう?
「何をやり終えたら納得できる」のでしょう?
「〇歳になったら始める。その年齢は何を基準に考える」のでしょう?

答えは難しいですよね。

そこでおススメしたいのが「エンディングノート」

「エンディングノート」は
これまでのことやこれからのこと、夢ややりたいこと、
やっておかなければならないことなどを
ノートに書き出したもの。

「エンディングノート」というと
余命宣告をされたり、高齢になってからまとめたりというイメージが強いかもしれませんね。

しかし『自分らしく生きるために』つけるというのもあると思うのです。

「生きてて良かった」
「精一杯生き抜いたな」
など
やりたいことや絶対にやっておきたいことをしっかりと考え、どうやってそれらをやるのか、それはどのくらい時間がかかるのか?

これらをしっかりみつめ、考えることで、日々を自分らしく精一杯生きることができる。

私がエンディングノートをつけてみて感じたことです。
そして「自分らしく精一杯生きたい!」と思っているみなさんにもオススメしようと思ったきっかけでした。

エンディングノートを書くことは、死への準備ではなく、今を自分らしく生きるための方法です!

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著者:赤川 なおみ

本家の長男の家庭に嫁いだら・・・

こんにちは!
最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人のおとちゃんです。

本家の長男の家庭に一人娘として生まれた私。
そんな私が24歳の時に結婚したお相手は、これまた本家の長男。

ということは・・・

そうです!
夫の両親の老後のお世話はもちろん、私の両親の老後も実家の祖母のことも最終的には私の役目。
結婚した時から、私と介護は切っても切れないものになったのでした。

なんせ本家の長男・・・というだけで
夫の家庭の両親や祖父母のお世話は必須。
そして一人娘ということで、実家の両親や祖父母のお世話もついてくる・・・

もちろん「私はしませ~~~ん」という選択が全くないわけではないでしょうが、
結構田舎に嫁いだ私の場合、そんなことは許されるはずもなく・・・

結婚した時点では夫のご両親は健在、義父、義母ともに母親が健在でした。
ただ、結婚と同時に夫の転勤先の東京に住むことになり、
東京住まいの9年間の間に祖母2人は義母が介護をして他界したので、
実質私が介護をするのは夫のほうは両親だけ。

実家のほうは、両親と1人暮らしの祖母が健在。

まぁこうやって書き出しても
本家の長男に嫁いだ本家の長男の一人娘である私は、
介護とは切っても切れない関係なのでした。

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