特定非営利活動法人
8月1日より4回目となるEN日週間がスタートし、各地で講座などが開催されています。
そして特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、8月1日〜15日のEN日週間(エンディングノートの日週間)に「withコロナ時代に考える終活とエンディングノート」として、ライブ配信を行っています。
第2回の配信は「コロナ渦の葬儀、これからの葬儀は?」として配信させていただきました。
葬儀のあり方は時代とともに変化しています。
都会だけでなく地方でも「家族葬」が主流になりつつありましたが、今回のコロナウィルスの感染拡大、緊急事態宣言による行動自粛などによって「参列したくてもできない」などの事態もでてきました。
そして、以前から少しずつ変化していた葬儀のあり方や新たな仕組みがクローズアップされることにもなりました。
あなたは大切な人の葬儀に参列しますか?
新たな葬儀のあり方の紹介とともに考えてみたいと思います。
15分くらいの配信ですが、お時間のない方は、YouTube画面の「詳細」を開いていただき、時間をクリックしていただくと項目の部分からご視聴いただくことができますので、ご活用ください。
「withコロナ時代に考える終活とエンディングノート」は全7回、毎回15分〜20分の配信を予定しています。
まだまだ不慣れでお見苦しい点もあるかと思いますが、少しずつ慣れていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
今回ご紹介させていただいたオンライン葬儀のスマートセレモニーはこちらです。
なお、今後の配信予定はこちらをご覧ください。
第3回の配信は8月5日(水)12:15~「お盆も、お彼岸もオンライン帰省?」を予定しております。
第3回となる「看取りを考える講演会」は、2018年に厚労省がACPの愛称募集で決定した「人生会議の日」11月30日(いい看取り・看取られ)に開催します。
これまで本協会では、2017年には「看取りとは?さまざまな立場の経験から〜」と題して3回の連続講演会を開催、2018年には「これからの在宅看取りとは?」と題して開催しました。本協会はエンディングノートの普及に取り組む中で、やはり人生の終末期をどう考えるのか?自分は?家族は?に向き合うことを避けることはできないと考え、「看取り」をテーマに考える機会を持っています。
今年度は、最期まで自分らしく生きることを考える時、自分の意思を周りの人に伝える手段として欠かすことのできない「エンディングノート」の他に、さらに深く考えることのできる「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」について、専門家を交えて一緒に考えていきたいと思います。
アドバンス・ケア・プランニング(以下ACP)とは「人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み」(厚生労働省ホームページより)と定義されていまあす。ACPを行うことによって延命治療の有無はもちろん、そこに到るまでの様々な過程や、どこで生活したいのか、どのように生活したいのかなど詳細に意思表示をすることで、本人の意思を尊重した終末期を過ごすことに役立ちます。
広島県内では、本協会顧問の丸山典良医師などが在宅医療の現場で積極的に取り組んでおり、福山市医師会では「ACPメイト」の養成も始まっています。
厚生労働省は、2018年8月13日から9月14日にACPの愛称募集をおこない、選考の結果愛称を「人生会議」、11月30日を「人生会議の日」(いい看取り・看取られ)として制定しました。
ACPは
人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み(厚生労働省ホームページより)
とされており、中でも「本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み」を重視しており、まさしく「人生会議」は繰り返し話し合うことをイメージすることができ、本協会でも人生会議の日の周知に力を入れたいと考えています。
これまで2回の講演会では「これからの看取り・在宅看取り」をテーマに、参加者のみなさんと考えてまいりました。本協会では自分の意思を家族や大切な人に伝える手段として、また誰もが最期まで自分らしく生きるためにエンディングノートを普及しておりますが、実際に書いている人はあまり増えていません。
一方ACPにおいても、様々な取り組みが行われていますが、一般の人はもとより医療関係者にも十分に周知されていないのが現状です。
そこで第3回の講演会では、本協会顧問でもあり広島県内を中心にACPの普及にご尽力されている丸山典良先生(まるやまホームクリニック院長)と、同じく本協会顧問でジャーナリストの奥野修司さんにご登壇いただき、ACPとは何か?から、現場での様子や今後の課題などを対談形式でお話しいただきます。
また、本協会より「おくすり手帳から始めるACP&エンディングノート」として、おくすり手帳を活用した「誰でも簡単に始めることのできる終活」をご紹介させていただいます。
今回の講演会は、本会場での参加はもちろんインターネット配信をおこないますので、全国の皆様にもご自宅や仕事場などインターネット環境がある場所ならどこからでも参加可能です。WEB参加の方には、事前に質問事項などをお寄せいただき、当日会場内で質問にお答えいただくなど、視聴だけでなく講演会に参加していただくことができます。
※WEB参加の場合も、下記お申し込みフォームより事前のお申し込み、参加費のご入金が必要です。
この講演会は、医療や看護・介護・リハ職・医療従事者の方はもちろんのこと、終活をお仕事にされている方にもオススメです。
ACPやエンディングノートとはどのようなものか?現場でどのように使われているのか?
専門家の取り組みや、本協会が年間300人以上の方にお伝えしている「誰でも簡単に始めることのできる終活・エンディングノート」とはどのような内容か?ぜひ現場の声をお聞きください。
まるやまホームクリニック院長。20年間の公立みつぎ総合病院勤務中に、緩和ケア病棟(ホスピス)で多くのがん患者
さんと向き合う。いい時間を自宅で過ごしていただくサポートを!と平成22年、福山の『支える医療』の先駆けとして在宅医療に特化したクリニックを開設。広島県福山市医師会副会長。
2019年よりACPを普及啓発する「ACPメイト」の育成においても積極的に取り組んでいる。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会顧問。
ジャーナリスト。1948年大阪府生まれ。立命館大学卒業。2006年、『ナツコ 沖縄密貿易の女王』で、講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞。『看取り先生の遺言』『魂でもいいから、そばにいて』『丹野智文笑顔で生きる』他、著書多数。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会顧問。
◆当日の内容◆
日 時:2019年11月30日(土) 13:30〜15:30
会 場:ものづくり交流館 セミナールームB
福山市西町1-1-1 リム福山7F
参加費:500円(事前のお支払いをお願いします)
定 員:会場 50名、WEB参加 100名(限定)
主 催:特定非営利活動法人エンディングノート普及協会
あちらこちらで自己啓発セミナーが開催されていたのは、数年前。少し下火になったように見えますが、実は手法が少し変わっただけで、意識高めの男女が集まる自己啓発セミナー全盛期よりも、今の方が関心を集めているかもしれません。
セミナー全盛期は、ちょっと高級なホテルのラウンジやセミナールームで、ちょっと意識高めの綺麗な格好をした人たちが、参加者よりもちょっとだけ情報を先取りした講師から話しを聞く・・・そんなセミナーがあちらこちらで開催され、そこで何を学ぶか?よりも「自分がその場にいることに満足する」という、なんとも不思議な状態をよく見かけました。
先ほど「今の方が関心をあつめているかもしれない」と書きましたが、正しくは「誰でも、気軽に、どこでも参加できるようになった」というのが正しいかも知れません。実は私も、以前は地方から都会に「特別なセミナー」とやらに出かけたことは、一度や二度ではありません。地方に住んでいるとセミナー開催も少なく、どうしても都会にでかけて参加することになってしまいます。
が、今はどこにいても、いつでも、動画で様々な情報を入手できる時代。ちょっと検索すれば「○分でわかる△△」など、以前なら大枚叩いて参加したようなセミナー内容を無料で入手できるようになりました。本は読む時代から聞く時代に変化しつつあり、時間がないから読書はできないと言っていた人たちも、本を読み上げてくれる機能を使って移動中でも、ストレッチしながらでも、本を読んで(聞いて?)います。それでも時間がない方には、本を数分で要約して解説してくれるようなまとめ動画も沢山あります。
実は私も、これらを利用するようになりました。
時間を作って本を読もう
時間を作ってセミナーを受講しよう
時間を作って・・・
いやぁ、時間できますかね?なかなかできないですよね。私もこれらの時間の捻出に苦慮します。
そして次に陥るのは
時間を作るためにやるべき○○
上手な時間の使い方
など、時間管理術を学ぼうとしてしまう。しかし、これって「時間を作るため」に大切な時間を費やし、余計に本を読む時間がなくなるということにもなります。
そんな堂々巡りの中で出会ったのが「ながらでできる」という方法でした。もちろん、要約された本を100冊読んでも(聴いても)、本当に本を100冊読んだことにはならないでしょう。要約仕切れなかったところに、自分に大切なヒントがあるかもしれません。要約で聴けば、内容を違った捉え方をするかもしれません。
それでも「いつか時間ができたら」と本を読めないでいるよりも、まずは読みたい本の概要を知ることができます。要約を聞いて「もっと知りたい!」と思えるほど面白ければ、時間を作って読みたくなるかも知れません。そうなればなんとか時間を作るでしょう。「時間を作ろう」ではなく「時間を作りたい」と思えば、忙しい毎日の中でも時間を作るために行動します。
この「ながら」で読書やセミナーに参加しながら気づいたこと。それは
そうか!エンディングノートだってながらで、隙間時間でいいんだよね
ということ。
エンディングノートを書こうとして断念する、エンディングノートが書けないという方の理由の多くは「時間がない」というものです。「大切なことだから、落ち着いて時間がある時に書こう」と思っていると、先ほどのように「時間がない」問題に陥ります。
時間がないから書けない
この理由を聞いても、エンディングノートは書きなさい!と強要するものでもありませんし、書かなければ天罰が降りますよ!というものでもありません。ただ「書いておけばよかった」「書いておいて欲しかった」というのも、残された家族や大切な方の声として多く寄せられるものです。ということは・・・
時間がないから、きちんと書きたいから、しっかりと時間をとって書こうと何も書かないよりも、とりあえず必要なことだけをメモしておく、書き留めておくことの方が大切だと思いませんか?隙間時間に、何かをしながら、思いついたらメモをする。大切なことに気づいたら書き留める。内容よりも完成度よりも、まずは「自分の気持ちを書く」こと。
今は読書やセミナー以外にも、ダイエットや掃除も「隙間時間」を活用し「ながらでもできる」が注目されています。エンディングノートも終活も、忙しい毎日を送る皆さんだからこそ「隙間時間」を活用し「ながらで」できれば、気軽に始めることができますよね。
エンディングノートも自己啓発も、隙間時間を活用して「まずはやってみる」ことが大切ですね。
7月に西日本に甚大な被害をもたらしたH30年西日本豪雨が発生。
直後より理事長赤川が浸水被害の大きかった広島県三原市本郷町で復旧支援を始め、他の理事や関係者もプロボノ支援として避難所などの生活支援を続ける中で、EN日2018を開催することになりました。
今回は「西日本豪雨災害チャリティ企画」も緊急開催することになり、昨年とは少し違ったEN日を迎えました。
などを準備して開催されました。
また今回は、参加してくださった各専門家にインタビューをさせていただきました。
これまで、当協会でも相談者様のご実家のお片付けなどをお手伝いいただいた山ノ内さん。
福山市を中心に、女性目線・利用者目線で丁寧なサポートしてくださっています。
山ノ内マキ さん
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
地元密着で人生最期の葬儀だけでなく、見守りや様々な地域活動を行っておられる黒田さん。
今回は葬儀のプロが「ここだけは!」の普段聴くことのできないお話をしてくださいました。
ふかしな葬祭 黒田哲夫さん
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
元銀行員から独立され、現在は相続や各種サポートを手がけておられる梶野さん。
ご自身の体験を元に「資産500万円以下のふつうの家族がなぜ相続でもめるのか?」を出版されています。
梶野相続&サポートコンサルティング株式会社 代表梶野雅章さん
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
EN日を一緒に立ち上げた一般社団法人マンダラエンディングノート普及協会で、広島地区を担当するファシリテーターの伊藤さん。
マンダラエンディングノートを使ったワークショップを開催してくださいました。
EN日2018@福山 マンダラエンディングノートのブースのご紹介です
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
エンディングノート専門家として普及啓発活動を行っている理事長赤川と、在宅医療専門クリニックで看護師として現場で看取りまで行っている専門家の金山理事による「エンディングノートとACP」についての対談です。
EN日2018@福山 最後の講座は「エンディングノートとACP」をテーマにお送りいたします。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会さんの投稿 2018年8月7日火曜日
その他にも、
など、エンディングノートや終活に関する情報満載で開催させていただきました。
2017年から始まった取組ですが、8月1日〜15日までの2週間をEN日週間として、「エンディングノートに触れる機会」「エンディングノートを始めるきっかけ」を作っていくことが少しでも定着していけばと思います。
これからも、年齢に関係なく
として身近に感じていただけるように、エンディングノートをお伝えしたいと思います。
EN日、そしてEN日週間に参加してくださったみなさま、講座やワークショップを開催してくださった講師のみなさま、取材やシェアで盛り上げてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
40代、50代って、なんとなくモヤモヤと考えている時期かもしれません。
今回は40代の一人の女性から「ノートを買っているけどやはり書けない!あれこれ説明を聞くより、必要なことをサクッと書きたい!」とのご相談から開催することになりました。
エンディングノートはなぜ書けない?
確かに、エンディングノートや終活の意味を考えることも大切。
じっくり向き合って書くことも大切。
でも、日々忙しくしている女性にとって
落ち着いて向き合う
というのは、至難の技なのです。
エンディングノートが書けない大きな理由としてあがるのは、
時間がない
ということ。
特に40代〜60代の女性にとっては、仕事、家事、子育て、介護・・・自分のことだってまだまだやりたい。
毎日朝から晩まで、座る時間もないほど目まぐるしく動いている女性には、
座って自分とノートに向き合う時間
というのは、なかなか作ることはできません。
それで皆さん「気にはなっている」から、終活講座やエンディングノートの書き方講座はいつも満席。
聞いた時には「やる!今日からやってみる!」と意気込んで帰ってはみたものの、家に変えれば「ご飯まだ〜」「アイロンかけてよ〜」「明日はお弁当いるからね〜」と、自分以外の用事に追われます。
そうこうしていると「今日から書こう!」と思っていた気持ちはトーンダウンし「時間ができたら書こう」になって、いつまでたっても書けないのですよね。
そんな女性のお悩みを解決するには
強制的に時間を作って、同じ気持ちの女性同士でサクッと書く
というのが一番!
その時間だけは、エンディングノートに集中し、書く内容を考えて向き合うことができるから、集中して書くことができますね。
今回集まってくださった皆さんも、いつも気にはなっているけど始めることができない、どこから、何から始めれば良いのかわからないと思っていた女性たち。
それぞれ年齢も、家族構成も、生活も違いますが、始めてしまえば「そうそう、そこね〜」とか「え〜〜〜そんなころ考えてもみなかった〜」と、他の参加者さんに関する悩みでも、聞けば自分にも当てはまる!やらなくちゃ!と、良い連鎖が生まれます。
特に忙しい40代の女性たち。だからこそあまり時間をかけすぎず、考えすぎず
今のことを書いていく
ことに徹していただきます。
もう少し考えてから、とか調べてからと言っていてはまた止まってしまいますからね。
「家に帰って調べたら違った」とか「そういえばこっちだった」とか、気づいたら書き換えれば良いのです。
そのために、終活箱®︎に同梱のボールペンは消せるタイプ。
間違ったり変更になることを気にせず、あずは今わかること、今考えていることを書いてみましょう。
始めよう!書いてみよう!と思った気持ちを大切に、トーンダウンする前にじゃんじゃん書く!
これ、とっても大切です。
終活やエンディングノートは、まとめてやったから終わりというものではありません。
一度やって「終わった」と思っても、生活していれば変わることもある。
また、きになるけど落ち着いてまとめられないとか、これ書いておかなくちゃいけないけど今書く時間はない・・・ということもありますね。
そんな忙しい女性にこそ、終活箱®︎がオススメです。
ちょっと大きめの終活箱®︎には、ノートはもちろん、気になったことをメモ書きしていれておく、気になる書類をいれておいて再度各員するなど
とりあえずこの中へ
が可能な「とりあえず終活」の箱です。
参加者さんも「あ、この証券ファイルも全部入れておいたらいいよね」と箱の中へ。
そうです。入れてさえ置けば、ちょっとした時間に「あ、あれどうだったっけ?」と開けて見ることもできるし、どこにおいたかわからない!ということもなくなります。
あれこれ入れたり出したり、何度も開け閉めするうちに、きっと「私の大切な箱」になるはずです。
そして、あなたの大切な箱は
開ける人にとってもワクワクする箱
なんですよね。
とりあえずだけどワクワクする箱。それが終活箱®︎です。
とはいえ、気になったから始めます!と、すぐに始められるものではないですよね。
なんとなく気になるけど、誰に聞いたら良いかしら?と思っている皆さんに、大阪でお茶会を開催していただきます。
今回は絵本de手相心理カウンセラーのの國本ひろみさんが声をかけてくださっています。
まずはお茶しながら「どんなもの?」「私には必要?」「何をするの?」という気になる部分についてお話ししたいと思います。
セミナーではありませんので、気軽に質問したり雑談したり、ちょっと終活やエンディングノートをのぞいて見る時間にしてくださいね。
日 時:3月3日(土)15時~(1時間半ぐらい、あとはご自由に^^)
場 所:梅田の素敵なカフェ(お申込み頂いた方にお伝えします)
参加費:3000円 (お茶代込み)
詳細はこちらのブログから!
お申込みはこちらのフォームからお申込みくださいね。
先日の福山市新市町内の地域サロンさまに続いて、同じ亀寿会館で活動されている亀寿会さまでお話しさせていただきました。
こちらは女性ばかりで、よりアットホームな雰囲気。
今回は、数年前に地域で配布された救急医療情報キットの見直しを中心とした終活のお話し。
どうしても、一度書いたものを冷蔵庫に入れてしまうと、そのまま月日が流れて「開けてみたら浦島太郎!」とまでは言いませんが「これいつの?」というような情報が記入されていることがありますね。
この救急医療情報キットは、救急車を呼ばなくてはいけない時など、救急隊員がその人のことを正しく判断して最適な治療を行うためのものです。
なので、キットに入れているお薬の情報が古かったり、緊急連絡先の電話番号が変わっていて繋がらないというような内容では、せっかく準備していても役に立たないという残念なことになってしまいます。
講座の中では、一つずつ項目を見直しながら
など「なぜ書くのか?」をご説明しています。
というのも、このような情報キットを配布しても、めんどうだということで書いておられない、書いてもそのまま情報が古くなるなど、せっかくの取り組みが活かされていないという声が上がっているからなのです。
また、今回の見直しでは、緊急連絡先に指定している方との関係や、連絡から家に到着するまでの時間などを確認しながら、延命治療についても考えていただきます。
そして、家にいる時には冷蔵庫保管の救急医療情報キット、外出時にはお薬手帳を持ち歩くことで、もしも!の時のご自身の命を守る方法をお伝えします。
みなさんメモを取りながら真剣!
一通りお伝えすることを終えた後に「ところで・・・」という世間話しにも近い、ご近所のお話しや疑問に思ってるお話になりました。
その中で私と参加者さんの間で起こった「世代間ギャップ」。
一番は「戒名や法名」に関する考え方。
私は戒名や法名について、必要ないものとは思いません。しかし、私たちの世代では「絶対ではなくなっている」ということ。
先祖代々そうしてきているから、そのようにした方が良い。亡くなったらいただくもの、れがないとあの世に行けない!とまでは思わないということです。
参加者さんからは「え!戒名をもらわないと、今の名前で行くん?」と、すごく驚かれたのですが、どうでしょう?
この辺りは、語り継ぎ、守っていきたい部分もありますし、変わりゆく部分もあります。
どちらが正しいではなく、ご自身ならどうしたいのか?ということが大切。
ただ「今はそういう考えの人たちも増えているよ」ということを知っていただいて、本当に戒名や法名を大切に思っておられるなら、家族に伝えて置かなくてはいけない、ということです。
一見なんでもないようなことでも、話してみると「え?そんな風に思ってたの?」ということはたくさんあります。
エンディングノートも終活も、日常生活にあること、ご自身が大切にしていることや譲れないことからはじめてくださいね。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、救急医療情報キットの見直しや既存のエンディングノートの書き方など、今あるものを有効に活用するための講座のご依頼を受け付けております。
40代でエンディングノートなんてまだ早いわよ〜って思いますか?
そんな声をよく聞きます。
そこで、40代女性のためのエンディングノートの書き方講座を開催します。今回は、女性限定です!
40代の女性・・・今を生きることが忙しい時期。
でも、少し先のことを考える時期でもあります。
自分磨きや自己啓発に力を入れ始めるのもこの頃かな?
しかし、同時に自分で努力するだけではままならない事が起こるのもこの頃。
ではその「ままならない事」で自分を曲げてしまうのか?
自分らしく生きることを諦めるのか?
私自身、20代〜30代は子育て真っ盛り、40代〜は子育てに介護も加わりました。
それでも、私はいつも自分のやりたいことはやる!と思っているので「あの時期子育てがなかったら」とか「もっと自分のやりたいことができるのでは?」とは思いません。
それは、自分の中で自分のこの先をある程度予想しながら準備していたことと、いつでも「ごめん!お願い!」と言える仲間を作っていたこと。
そしてその経験が、6年前からのエンディングノート普及協会の活動に繋がりました。
もう一つ40代女性が一度は経験するであろう「病」。
本当に生死をさまよう人も入れば、そこまでではないけれど身体の変化に不安を感じてしまう。
そんな時、ふと「もし自分が・・・」って頭をよぎることもあるでしょう。
今回の40代女性のためのエンディングノート書き方講座は、そんな体験をしたアロマセラピストで看護師の金山さんからのご要望にお答えして開催します。
女性限定、ワイワイおしゃべりしながら楽しい時間です!
今回の講座は2回連続で行います。
講座では、エンディングノートをすぐに書き始めることのできる「終活箱®︎」を使って、エンディングノートの書き方のコツをお伝えしながら、実際にエンディングノートを仕上げていきます。
これまで5年にわたって
エンディングノートが書きたくてかけない
というみなさまの悩み、声にむきあう中で生まれた「終活箱®︎」。エンディングノートや終活を始めるために必要なものを詰め込んだだけでなく”1度に落ち着いて書く時間がない”という悩みも解決します。
同じエンディングノートでも、書く人によって必要な内容、必ず書いておかなければいけない内容は違います。
「必ず書いておく内容」については、各回個別相談の時間を設けて相談しながら進めましょう。
自分より親なのよねぇ・・・
という方!もぜひご参加ください!
親に書いて欲しいからこそ、自分が書いてみる。自分が書くから、何が必要か?なぜ書いて欲しいのか?をしっかり伝えることができるのです。
少人数ですので、お茶を飲みながらワイワイ楽しく進めましょう。
もちろん40代以外の女性も大歓迎!
【こんな方におすすめ】
エンディングノートが気になる
エンディングノートを書いてみたい
親にエンディングノートを書いてみたい
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☆手ぶらでご参加ください☆
日 時:2月23日(金) 19:30〜21:00
※第2回は3月13日(火)の同じ時間です
会 場:あろま・ぱすてる
福山市御門町
講 師:赤川 なおみ
(NPO法人エンディングノート普及協会理事
参加費:10,800円(2回分の講座代、終活箱代含む
定 員:6人
主 催:特定非営利活動法人エンディングノート普及協会
問合せ:お問い合わせフォームよりどうぞ
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2018年1月1日。エンディングノート普及協会は6年目を迎えました。
2017年はエンディングノート普及協会にとって変化の一年でした。
5月にNPO法人化、8月に初のEN日(エンディングノートの日)、11月には初のRUN伴参加、12月からは初の助成金事業。
その他にも、様々な企画と実行、講演のご依頼、他団体様とのコラボイベントなどなど、これまでの4年間があってこその5年目だったのだなと、改めて思います。
1月終わり、ふと「あれがあったら良いのにな・・・」と思い始めてから「任意団体ではなく法人にして活動を広げては?」との助言に「そうなの?法人になれるの?」と半信半疑だったところから一気に加速。
いつも止まってしまう事務作業を強力にサポートしてくださる助っ人登場で、5月1日特定非営利活動法人として再スタートいたしました。
設立当初からエンディングノートについて、書き方や必要性、どうやったら簡単に書ける?などなど、エンディングノートについて発信してきました。
しかし、どうしてこうも「書けない」のでしょうね?
でも
書いてない
という現実。
よし!
を設定して「はい、今日書きますよ!」っていうのも良いのかも?と、とあるエンディングノート開発者さんからお誘いがありました。
ということで、2017年8月8日に初のEN日・エンディングノートの日を、そして8月1日〜15日をEN日週間として、各地でワークショップやEN日イベントを開催しました。
ご提案くださった一般社団法人マンダラエンディングノート普及協会さまに、感謝です!
改めて「エンディングノートの日」を設定したことで、発信する機会が増えたことや気にかけてくださる方が増えたこと、何よりも各種メディアに取り上げていただいたことは、大きな成果でした。
2018年は、より進化したEN日・エンディングノートの日を開催すべく、新年より準備をスタートしたいと思っています。
これまでにも、講演会やブログ、書かせていただいているコラムなどで
いかに簡単にエンディングノートを書き始めるか?
について発信してきました。
とはいえ
やはり「すぐ始める」にはハードルが高い。
ノートを買いに行くことが難しい時には、どうしたら?そんな問題もあります。
もっと身近で、いつでも始められる方法・・・と考えているうちに、あることに気づきました。
それが
お薬手帳を活用する
ということ。
誰でも無料で入手でき、緊急時に必要な大切なお薬の情報が詰まったノート。
これを活用して、まずは
自分のことを誰かに伝えるために書くこと
これに慣れてもらうことからだ!ということで、講座を開始しました。
2018年は、さらに多くの方に知っていただきたいと思います。
認知症の人や家族、支援者、一般の人がリレーをしながら、一つのタスキをつなぎゴールを目指すイベント「RUN伴」の福山ルートに、チームエンディングノート普及協会として初参戦。
今年は5月から4回の認知症を考える連続講座に参画したり、福山市新市公民館で若年性認知症の方々が出版している本のブックフェアを開催したり、認知症を考えることにも積極的に取り組んできました。
走るだけでなく、協会メンバーでNursing rose代表金山さんが、襷を託した施設でアロマトリートメントも実施。
襷だけでなく、笑顔もつなぐことができました。
2018年は、さらに走る距離を伸ばし、まちづくりにつなぐ活動にしていく予定です。
これまでにも看取りについては、エンディングノートや終活講座でお話しさせていただくことが多かったのですが、今年は在宅医療助成勇美記念財団さまの助成金事業として3回連続の講演会を開催することになりました。
第3回は〜これからの看取りと家族〜 2018年1月13日(土) 13時30分〜15時30分
それぞれの立場の看取りの経験からのお話しと、これから何を考えて行けば良いのか?
参加してくださる方ご自身のこととして、一緒に考えていただく講演会です。
他にも、親の家の片付けサポート、相続サポート他、個別ご相談案件も増え、一人ひとりの立場と悩みに寄り添いながら、悩みの解決に向けて動いています。
みなさんも2018年新しい年を迎え、今年の目標や夢を新たにされたことでしょう。
その時には、ぜひ目標や夢を諦めることなく実現し、さらに大きな夢に向かって動くことができるよう、エンディングノートにも向き合ってみてください。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会は、いつでもあなたの悩みに寄り添い、お手伝いさせていただきますので気軽にご相談くださいね。
以前の記事でエンディングノートをどこから書いたらいいのかわからない方のために「自分のこと」から書くのがオススメですと書きました。
しかし今度は「自分のことを書いたけれど次はどの項目を書いたら良いのかわからない」と言われた方がおられたので何か良い方法がないかと考えていました。
そこで良い方法を発見しました。それは、
家系図を利用する
方法です。
「え?なんで家系図使うの?」
と思われたかもしれませんが、家系図を利用すると
自分の周りの人間関係を把握できる
のです。
エンディングノートに家系図を書く箇所もあると思います。
でも、まずは紙ペンを用意してフリーハンドで良いので書いてみることをオススメします。
家系図を先に書いてしまうとエンディングノートが書きやすくなる理由としては、
人間関係を把握できるので、誰に何を書けば良いのかわかりやすい
ということです。
例えば、3人家族だとして自分がなくなった場合に、
「子どもは1人だけど、その周りには従兄弟がいるから葬儀の部分は従兄弟にも手伝ってもらうほうがいいかな」
など、家系図に人の名前を記入してみると、その人のことを思い浮かびます。
そうすると、前もって具体的にイメージしたり、把握したりできるのです。
ですから、家系図を利用して
といった部分を明確にしてエンディングノートに向き合うと、どの項目から埋めていけばよいのかわかってきます。
ぜひ家系図をフリーハンドで書いてみてくださいね。
エンディングノートを書いてみたいと思っていても、思ったその時に書かないと、日々の生活が忙しくてなかなか時間を取ることができないのではないかと思います。
ぜひ、この記事を読んでくださった皆様はそのようなことにならないために、今から紙とペンと用意して家系図を作ってみてください。
次回は家系図を作ったことによって「家族とこんな話題が挙がったよ」という事例をご紹介します。
そのためにも、ぜひあなたの家系図も合わせてあると良いと思いますのでぜひ書いておいてください。