特定非営利活動法人
私は葬儀もお墓も必要ない。
お骨は散骨してちょうだいと言う方も多くなりました。
お墓を残すよりも簡単と言うイメージのある散骨ですが、実際には様々な手続きも必要になりますので意外と実行する側においては大変かもしれません。
散骨までの準備の1つ、粉骨について考えてみましょう。
散骨をする場合にはお骨をパウダー状に粉骨する必要があります。
残された人に散骨をお願いする場合には、この粉骨も合わせてお願いすることになりますが、どのようにして行うかご存知でしょうか?
エンディングノートに散骨希望と書いてあったけれども「何をどうしたら良いのかわからない」と残された人を困らせてしまう結果にならないためにも、粉骨などの情報も入れておきましょう。
粉骨には様々な方法があります。
散骨を希望する場合実行してもらいたい場合には、残された人にはこの情報まで残しておく必要がありますね。
粉骨は自分で行う方法と、業者さんにお願いする方法があります。
大切な人のお骨だから自分で行いたい!という方もおられますが、骨は想像以上に硬くてパウダー状態までというのはかなりの時間と労力がかかります。
こちらのHPでは、様々な方法と時間、注意事項が書かれていました。
こちらのサイトでは、NPO法人やすらか庵さんの粉骨道具をレンタルしていうということでしたが、様々な粉骨方法を検証され、時間や注意点などを表記してくださっているので、かなり参考になるかなと思いました。
散骨するには2ミリ以下の粒度にすることが必要
と書かれていて、確かに2ミリ以下というのは、かなりサラサラのパウダー状態まで砕くということだなぁと、改めて思ったのでした。
私の場合は、砕く作業そのものよりも、匂いが耐えられるだろうか?というところが気になっています。
火葬場の匂いをそのまま砕く際に匂い続けるのか?と思うと、今の私には難しいなぁと思います。
それでは専門業者さんにお願いするなら?と言うことですが、どのようにして業者さんを探していくのか?ですよね。
検索では「粉骨 業者」と言う感じで検索します。
思っているより多くの業者さんが検索できます。
多いのは、海洋散骨など散骨サービスと一緒にサービスを提供されている場合が多いですね。
散骨をする際には、必ず粉骨しなくてはいけませんからね。
その中で、業者さんに依頼する場合に「手作業なのか、機械なのか」で料金が違う!ということをしりました。
先ほど自分でやるのか?業者さんにお願いするのか?と同じくで、自分ではできないけれど大切な人の骨だから機械で砕かれることには抵抗がある!という方もいらっしゃいますよね。
その場合は、手作業で行ってくださる業者さんもあるので、そちらにお願いしてはいかがでしょうか?
ゆうパックでお骨を送る方法
https://tokyosankotsusya.jp/entry11.html
非常に詳しく書いてくださっています。
ご紹介しているのは、粉骨サービスを行っている業者さんですが、他にもお骨を送る場合には、参考になさってはいかがでしょうか?
こうして「どうにもならない!」と思うことも、色々な方法があり、解決方保がありますね。
とはいえ「今すぐどうにかしたい!」という状況で探してしまうと、選択肢が少なくなってしまうので、余裕を持って終活を進めていきましょう。
終活の情報や状況は日々変わっています
終活もエンディングノートも一度書いたら終わりではありません。
というのも、人の生き方が変わるように、終活の情報もエンディングノートもどんどん変化しています。
一度やったから大丈夫!とやりっぱなしにしないで、アンテナを張りながら少しずつ更新していきましょう。
私たちも、日々新しい情報をお届けできるように努めて参ります。
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これまで銀行が破綻するということをあまり想像しませんでしたが、最近は銀行同士が統合を繰り返し、絶対に破綻しないということは言えないのでは?と素人の私でも思ってしまう状況になっていますね。
もしあなたの財産を預けている銀行が破綻してしまった場合、あなたの預けたお金は全額返ってくるでしょうか?
ご自身で働いて貯めたお金、相続で受け取った大事な資産、大切に預けておいたのに銀行が破綻してしまって手元に戻ってこない!なんていうことはありませんか?
もし1000万以上の預金が口座にある方、1000万以上の資産を管理されている方は今一度確認をしてみましょう。
もし銀行が破綻してしまった時にもあなたの資産を守ってくれる、預金保護制度があります。この預金保護制度には対象になるものとならない物があって、保護対象になる上限額があるものと全額を補償してくれるものがあります。
この違いは、 あなたが普段使用している預金口座の種類によります。
あなたの資産を預けた銀行が万が一破綻をした場合でも、条件はありますが預金保険機構の預金保険制度で保護されています。
利息のつく普通預金、定期預金、定期積金、元本補てん契約のある金銭信託、金融債(保護預り専用商品に限る)などについては、1金融機関につき預金者1人当たり「元本1,000万円までと破綻日までの利息等」となっていますが、全額保護対象になる預金もあります。
引用:預金保険機構・万が一金融機関が破綻した時
https://www.dic.go.jp/yokinsha/page_000134.html
上記のように、預金の種類によって、全額保護、一部保護、対象外になります。
また、保護されている銀行は全てではなく、対象銀行があるのでそちらも確認しましょう。
あなたの利用している銀行は預金保険制度の対象になっていますか?
対象になる銀行や対象になるよ金の種類などをしっかりと調べてみましょう。
上記の様に、利用している預金口座によって全額返ってくるのか?それとも上限1,000万+破綻日までの利子なのか?が違ってきます。
上記の表にあるように全額返ってくる「全額保護」にするには、利子を受け取らない決済用預金にすることが必要です。
決済用預金とは、当座預金および利息のつかない普通預金などのことを言います。
え?今利用している普通預金と何が違うの?と思われるかもしれません。今利用している普通預金のほとんどは、 利子を受け取るタイプになっていますよね。
昔は銀行に置いておくだけでたくさんの利子がついていたので「貯金」「預金」として、銀行に預けている人がほとんです。
最近では、税金対策?などで海外の銀行に口座を開設して預けている人もおられますね。
最近では銀行の預金利息がどんどん低下して、1000万円預けていても年間400円程度の利子しかつきませんね。
それでも普通に銀行で口座を開設したら、この利子を受け取るタイプの有利子の口座になっています。
この利息を取らないのが決済用預金とです。
この利子を受け取らない決済用預金への変更はとても簡単!
普通預金から決済用預金に変更してても、入出金やATMの利用方法などはそのままで、なんと言っても「口座番号が変わらない」「キャッシュカードもそのまま使える」ので、口座を変更しても、各種引き落とし口座として利用している場合に手続きが不要!
手数料も、窓口で手続きを行った場合は印紙代の200円が必要ですが、インターネットバンキングで手続きをした場合には手続き費用はかかりません。
決済用預金は現在利用している普通預金と使い方は変わりません。ただ利子が受け取れないというもの。
利子が受け取れないので多少損をする気持ちになるかもしれませんが、 先ほどのように1,000万円預けても年間400円の利子を受け取って、もし銀行が破綻した際に全額保護にならなくて受け取れないことを選ぶのか、 利子を受け取らない決済用預金に変更して全額保証してもらうのか?こちらは個人の考え方次第です。
全額保護の対象は「決済用預金」のみ。
定期預金などは決済用預金になりませんので、もし定期預金として2,000万預けていたとすると、銀行が破綻した際には他の普通預金と合わせて1,000万円と破綻日までの利息は保証されますが、それ以上は銀行が破綻した時点で残っている資金の状況によって戻ってくるか戻ってこないか決まってくることになります。
それじゃ困るじゃない!という場合は、定期預金を解約し、決済用預金にするのか?なども検討してみてください。
定期預金に関しては、銀行が破綻する、しないに関わらず「契約した本人が解約できない状態になった場合に使えない」という課題もありますので、今一度検討してみてください。
現在は、銀行に預けておく以外にまとまったお金を保険サービスで上手に運用するなど様々な方法がありますので、お知り合いの保険屋さんなどにも相談してみてくださいね。
最近では、金利の低い円預金だけでなく、海外の高い金利で増えることが期待される外貨預金をされている方も多くなりました。
まとまったお金を預けても、利子がいくらにもならない普通預金は、日常生活で必要な金額を管理し、その他まとまったお金は外貨預金にしているという方もいらっしゃるでしょう。
銀行が健全に運営されている場合には問題ありませんが、今回のテーマのようにもしも銀行が破綻した場合には、同じ銀行の普通預金は一定額保護されますが、外貨預金は保護の対象になりませんので、知っておいてください。
現在はインターネットやスマホで完結するインターネット銀行を利用する方も増えていますね。
送金の金利が安い、時間を気にせず自宅や外出先からも送金や入出金の確認が手軽に行えるなどメリットも多いインターネット銀行ですが、今回取り上げている「預金保険制度」の全額保護は適用されません。
それぞれご利用の銀行HPで、一度確認してみてくださいね。
ここまで、銀行に預けたご自身の資産が、万が一銀行が破綻したときに全額戻ってくる「資産預金保険制度」の全額保護される条件を話してきましたが、実際にそれぞれの銀行ではどうなっているのか電話で問い合わせをしてみました。
大手銀行の中でも、ゆうちょ銀行は少し仕組みが違っているように思いました。
それぞれ不明な点があればお問い合わせください。
※上限を1,000万円に設定し、それ以上の預金がある場合には自動的に無利子の振替口座に移行されるので、もし銀行が破綻した時も普通口座の1,000万と振替口座にある全額が保証されることになり、全額保護対象となる
銀行口座ももしもに備える時代!?
今回ご紹介させていただいた内容はごく一部です。
専門家の方や銀行窓口でさらに詳しく聞いていただくことをオススメしますが、まずは「それどういうこと?」という、はじめの1歩のご案内をさせていただきました。
定期預金をされている方は今でも多く、もちろん定期預金のメリットもありますが、デメリットも理解した上で各種サービスを利用していただきたいと思います。
今回の件で、今一度銀行口座の確認、見直し、利用していない口座は解約するなどを行ってみてはいかがでしょうか?
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葬送の一つの形として海洋散骨があります。
数年前から注目を集め、一時は「散骨希望」の方が増えていました。
しかし、私の印象では一時期の盛り上がりは落ち着き、海洋散骨がどんどん増える感じではなくなっているように思います。
なんでだろうなぁ・・・とずっと考えていたのですが、ハワイ在住の日本人の方との会話から答えをいただいた気がしました。
※クリックしていただくと音声が流れます
海洋散骨とは、文字通りご遺骨を海洋に散布することであり、そうした方法で故人を葬ることを指します。故人が生前海好きで、死後は自然に還りたいと希望していたというような場合に選ばれることの多いスタイルです。
散骨には、海洋散骨の他に山林散骨や空中散骨などの種類があります。
散骨については、刑法第190条 死体遺棄罪との兼ね合いでグレーゾーンではありますが、
刑法190条の規定は社会的習俗としての宗教的感情などを保護するのが目的だから、葬送のための祭祀で節度をもって行われる限り問題ない
と法務省が非公式ながらも見解を示したことから、条件をクリアしている場合は法に触れないということになっています。
海洋散骨がメディアで紹介されるようになって「自分の骨は海に撒いて欲しい」とエンディングノートに記入する方も増えているようです。
実際にご夫婦二人で先立たれた奥様を散骨され、ご本人もなくなった際に同じ海に散骨できるように手配したという記事を読んだこともあります。
友人の中にも実際にお父様の生前からのご意向で、海に散骨した方もいらっしゃいます。
とはいえ希望はあっても、近年伸びている樹木葬ほどではありませんよね。
理由として考えられるのは「費用がかかる」という点でしょうか。
日本では「散骨する周辺への配慮」という点から、海洋散骨の場合はどうしても船をチャーターして沖に出る必要があるため、それなりの費用がかかることは避けられないのが現状です。
最近利用している音声配信アプリ stand.fm で、ハワイ在住の日本人KANOA HAWAIIさんとコラボLIVEをさせていただいた際に、ハワイの葬儀事情についてお聞きすることができました。
その中で気づいたこと、なぜ日本ではなかなか海洋散骨が広がらないのか?が見えてきました。
ハワイでは、亡くなったら自宅のカヌーに乗って海辺から少し離れた場所まで移動し、散骨するのだそうです。
離れると言っても、海岸から目視できる距離だそうで、カヌーに乗れない人や高齢の方は海辺からその様子を見守り、一緒に祈るとのこと。
近くを通るカヌーに乗っている人や、海辺でその光景をみる人たちも「散骨しているんだな」くらいな感じで、特別なことではないのですとおっしゃっていました。
日本では、霊柩車とすれ違うだけでも、なんとなくテンションが下がるという人もまだまだいらっしゃいます。必ず誰でも乗る物ですが、まだまだ「葬送」については後ろ向きな感情があることは否めないと思います。
それに比べてハワイの散骨は、人の死を受け入れ、早かれ遅かれ誰にも訪れることとして受けとめているのだと感じました。
ハワイの散骨のことをうかがい「あぁ、ハワイでの葬送の儀は日常の一つなのだな」と思いました。
日本では「仏壇やお墓に手を合わせる」習慣があり、その場に行けば故人に会えるというイメージがあります。
そのこともあり、散骨してしまうと「心の拠り所がなくなる」という声もありますね。
そこで注目されたのが「手元供養」ですね。お骨の一部を手元に置いて手を合わせるという方もいらっしゃいます。
海洋散骨の場合、お墓参り同様に年に一度散骨した場所まで船を出して手を合わせる手配をしている業者さんもありますが、それも費用の面でハードルが高く「いつでも気軽に行ける」とは言い切れません。
この点、ハワイの人たちは
日常的に海で泳ぐからいつでも会える
海辺にくればいつでも思い出せる
とKANOAさんがおっしゃったのを聞いて「そうか、本場の海洋散骨は特別なことではなく、日常の中にあることなんだ」と納得したのです。
カヌーも自宅にあるし、周りへの配慮から遠くまで行くこともないし、生活の中に海がありいつでも会いにいくことができる、故人をいつでも感じることができる。
日常の中にあるからこそ、海洋散骨が受け入れられ、一般的な弔いの形になっているんですね。
そうすると、やはり日本人にとっては、まだまだお墓や仏壇が必要であるのかな?と。
特にお墓や仏壇に手を合わせる習慣のある世代にとっては、墓じまいはわかっていても受け入れがたい場合もあるだろうし、進め方は慎重にしなければと再認識もしたのでした。
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会葬礼状は、通夜や告別式に参列してくださった方へのお礼状です。お清めの塩やハンカチなどの会葬返礼品と一緒に渡します。
忌明けのあいさつ状は、四十九日頃に香典返しと一緒に添えて送るのが一般的です。
葬儀などに参列したり、お香典を渡すと返礼として受け取る会葬礼状。
一般的には葉書サイズのモノクロで
亡父 ○○ ○○の通夜葬儀に際し
ご多用中にもかかわらず
遠路わざわざ会葬くださり・・・・・
のようなお決まりの文章が印刷された物をイメージしますよね。
亡くなった人のことがなんとなくわかる程度、家族も「とりあえずお渡しする物」という感じで、私は常々「資源の無駄遣いなのでは?」と感じていました。
そんな時、Twitterで葉月美雨さんの投稿を拝見したのです。
そこには、心のこもったオリジナルの会葬令状が投稿されていました。
葉月さんはプロのライターさんとして様々な執筆のお仕事をなさっていますが、会葬礼状ライターとしても活動されています。
会葬礼状ライター?
会葬礼状なんて、テンプレートから選ぶのではないの?と思われますよね。
葉月さんは、プロの会葬礼状ライターとしてご遺族からお話を聞き、オリジナルの会葬礼状を作成されています。
私が感動したのは、こちらのオリジナル会葬礼状。
こちらは61歳の女性をモデルに、生前に自分で書いておくサンプルとして書かれたものだそうです。
これを拝読した瞬間「これよ!!!」と感動しました。
私は以前から、すーちゃん(故 田中好子さん)が葬儀の際に、ご自身が最後に録音されていたお礼の言葉が式場内で流れる場面をテレビでみて、これこそが参列してくださった方への本当のお礼だと思っていました。
このようなオリジナルの会葬礼状をつくることができれば、そして会場礼状といえば故人の生きた証として生前に自分で書いておくもの、ということが一般的になれば良いと思いませんか?
とはいえ、突然会葬礼状を自作するのは難しいですよね。
そんな時には、エンディングノートの「大切な人へのメッセージ」や「思い出」のページから始めませんか?
口で伝えるのは照れ臭いけれど、でも伝えておきたい気持ち、どなたにもありますよね。
大切な人を思いながら書くエンディングノートは、今の自分を見つめるきっかけにもなるのです。
おうち時間の長いいまだからこそ、気持ちを書き出してみませんか?
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おはようございます。
2020年もラストの1日となりました。みなさまどんな一年でしたでしょうか?
オリンピックyearとしてワクワクの幕開けだった2020年。
しかし、実際には1月後半から予期せぬウィルスとの戦いが始まり、経験したことのない一年となりました。
マスク生活、外出自粛、ソーシャルディスタンス、オンライン帰省、時短営業・・・
中でも「オンライン帰省」はスマホの広がりと共に、世代を超えて広がってきた新しい生活様式ですね。
直接会えなくても、電話やビデオ通話で話ができるオンライン帰省。
しかし、短時間の会話だけでは変化に気づくことが難しいとも感じています。
それでも、電話やビデオ通話で話をすることは、親にとっては嬉しいもの。電話が特別なものだった世代にとっては「今電話したら迷惑かな?」と電話1本でも気を使ってしまうので、かかってくると嬉しいようです。
そこで、年末年始に実家にお電話をする方へのワンポイントアドバイスです。
音声でお聞きになる場合は、こちらをクリックしてくださいね。
(再生時間約5分)
実は、若い人は気付きにくい電話やビデオ通話の落とし穴があります。
これは、直接話している時もそうかもしれないのですが「声の大きさ」と「話す速度」です。
年齢とともに、聞こえる音域と大きさが変わってきます。
my-kaigo.com/pub/individual/chiebukuro/taiken/choukaku/0020.html
参照:MY介護の広場より
50代以下の方が普通に話している会話は、70代以上の高齢者には半分くらいしか聞こえていない場合が多いと思われます。
そして、聞こえていても「内容を理解していない」ということも多いようです。
実際に、お店や薬局などで店員さんがあれこれ説明している時「はい、はい。ありがとうございます」と返事をするのに、説明と違う行動をしている。やってはいけないことをしている場面を見ることがありませんか?
あれは、聞こえないけど聞き返すのも申し訳ないし・・・と返事をしてしまうからですよね。
もう一つ、早口(自分にとっては普通でも)ではなく、ゆっくりと話すこと。
自分自身が感じることですが、パソコンなども古くなると処理速度が落ちるのと同じように、人間も年齢とともに処理能力は落ちていると認めざるを得ません。
なので、相手が話した内容を耳で聞いて、内容を理解して自分が答えるまでにすごく時間がかかったりするのです。
そこにきて、相手がどんどん話してしまうと、会話になっていないこともあります。
詳しい事例などは音声配信の中にありますので、お時間がある方はぜひご視聴ください。
それでは良い年をお迎えくださいね。
8月1日より4回目となるEN日週間がスタートし、各地で講座などが開催されています。
そして特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、8月1日〜15日のEN日週間(エンディングノートの日週間)に「withコロナ時代に考える終活とエンディングノート」として、ライブ配信を行っています。
第2回の配信は「コロナ渦の葬儀、これからの葬儀は?」として配信させていただきました。
葬儀のあり方は時代とともに変化しています。
都会だけでなく地方でも「家族葬」が主流になりつつありましたが、今回のコロナウィルスの感染拡大、緊急事態宣言による行動自粛などによって「参列したくてもできない」などの事態もでてきました。
そして、以前から少しずつ変化していた葬儀のあり方や新たな仕組みがクローズアップされることにもなりました。
あなたは大切な人の葬儀に参列しますか?
新たな葬儀のあり方の紹介とともに考えてみたいと思います。
15分くらいの配信ですが、お時間のない方は、YouTube画面の「詳細」を開いていただき、時間をクリックしていただくと項目の部分からご視聴いただくことができますので、ご活用ください。
「withコロナ時代に考える終活とエンディングノート」は全7回、毎回15分〜20分の配信を予定しています。
まだまだ不慣れでお見苦しい点もあるかと思いますが、少しずつ慣れていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
今回ご紹介させていただいたオンライン葬儀のスマートセレモニーはこちらです。
なお、今後の配信予定はこちらをご覧ください。
第3回の配信は8月5日(水)12:15~「お盆も、お彼岸もオンライン帰省?」を予定しております。
7月も終わりに近づき、8月はお盆や夏休みで例年なら「実家に帰省」ということを考える方も多いですね。
しかし今年の夏は少し様子が違います。帰省すべきか?お墓参りに行くべきか?コロナの感染が再拡大しているなかで、少し考えてしまうこともありますね。
とはいえ、これからの時代は「withコロナ」であり、新しい生活様式で生活することになります。5月のゴールデンウィークはまさしく「オンライン帰省」真っ只中でしたが、お盆も同じく?でしょうか?それともGO TOトラベルも兼ねて里帰り?でしょうか。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、8月1日〜15日のEN日週間(エンディングノートの日週間)に「withコロナ時代に考える終活とエンディングノート」として、ライブ配信を行います。
毎回15分〜20分の配信を予定しています。
毎回日替わりで
など「今こそ家族や大切な人、ケアしてくださる人と話をしてみる・エンディングノートを書いてみる」というきっかけになるような内容を準備しています。
ご視聴はこちらのYouTubeチャンネルから!
チャンネル登録もよろしくお願いします!
日 時 | テーマ | 内 容 |
8月1日(土) 12:15~12:30 | 突然の隔離生活!その時どうする? | もしもコロナ陽性で突然隔離生活になったら、困ることってなんでしょう? |
8月3日(月) 12:15~12:30 | コロナ渦の葬儀、これからの葬儀は? | 葬儀への参列どうしますか?オンライン葬儀って何? |
8月5日(水) 12:15~12:30 | お盆もお彼岸もオンライン帰省? | オンライン帰省だけではわからない親の変化にどう気づく? |
8月7日(金) 12:15~12:30 | コロナ渦のお墓参りどうする? | お盆もお彼岸もお墓参りは延期?お墓掃除代行やオンラインお墓参りって? |
8月12日(水) 12:15~12:30 | ネット利用が増える中での注意点は? | オンライン会議にオンライン飲み会、あなたのIDやパスワードの管理は大丈夫? |
8月14日(金) 20:00~20:15 | 施設入所や入院の面会ができない! | 条件付きでの面会ができる?できない?会えない時にみんなどうしてる? |
8月15日(土) 20:30~20:45 | 今こそエンディングノートじゃない!? | 新しい生活様式で様々なことが変わるこれからに役立つエンディングノートとは |
このほか、8月8日(土)のEN日・エンディングノートの日には「エンディングノートなんでもQ&A」の配信も行いますので、あわせてご覧ください。
また「見逃した!」という方には、各回配信後に録画をYouTubeで視聴していただけます。
ご都合にあわせて、いつでも、何回でも繰り返しご覧ください!
皆さん、日々の生活の中で「誰かに気持ちを伝える」ということをしていますか?
「本当の気持ちを聞いておけば良かった」と思ったり「聞いておけばよかった」と思うのは、死後や自己の意思が伝えられなくなった時だけではありません。
まだ一人で食べることも、トイレに行くこともできるけれど、一日中何もすることがない、、、と日々を楽しむことができない、ただただ座ったり寝たりして一日をやり過ごしている。介護に関わる人なら「介護サービス使って、デイサービスを利用するのがいいですよ!」なんて、勧めてくださるのでしょうか。
どこかで会って話しても、まさか認知症が進んでいるなんて思えないだろう認知症初期の人。全てにサポートが必要なわけではないけれど、本当は何に悩み、何がしんどいのだろう。何に不安をいだいているのだろう?
こんな風に「その人の本当の気持ち」とか「その人がやりたいこと」というのは、状況によって変わるります。そしてその人の性格によっても変わるわけで「こうなったら聞いておく必要がある」とか「この時期までには聞いておいた方がいい」というものではありませんね。
人は誰でもオギャー!と生まれた瞬間から、人生の最期(END)に向けて進んで(ing)います。だからこそ、自分の意思が示せるようになったら、自分はどんなことがしたくて、どんな風に生きたいのか?を考えることは大切ですよね。
子どもなら「将来○○になりたい!」と周りの人に宣言することも、成人して今後の人生設計を立てたり、保険に加入する際にライフプランニングを立てることも「自分の気持ちを伝える手段」ですね。
エンディングノートや遺言書、ACP(アドバンスケアプランニング)というと「特別なもの」と構えがちですが、その時々で何度でも書き換え可能なのだから「その時」の気持ちを「その時々に」書けば良いのです。
子どもの夢が毎年変わってしまうように、ライフプランは何度でも変更するように、少しでも体調や生活環境に変化があり、気持ちが変わったら「いつでも書き換えればよい」のです。
子どもの夢が毎年変わっても、ライフプランを毎年立て直しても、怒る人はいませんよね。
エンディングノートや遺言書、ACPも同じ。毎年書き換えても、怒る人なんていないのです。
それでも構えてしまう!という時には、改まって書くのではなく、日常使いの手帳でも、家計簿でも、お薬手帳でも、その時の気持ちをちょこっとメモに書く。そんな日常の生活の中に「自分の気持ちを伝える」習慣を作っていきませんか?
「気持ちを表現する、伝える」ことが特別なことではなく日常になったなら、自分も大切な人もいつも笑顔でいられるはず!
書き初めに悩んでしまう方やどんなもの?と思われている方におすすめ!
★エンディングノートの書き方に関する質問に答えます
https://coconala.com/services/1765073
みなさんは「死生学」をご存知でしょうか?
「死への準備教育」を目的とする極めて学際的な学問である。 死生学は尊厳死問題や医療告知、緩和医療などを背景に、1970年代に確立された新しい学問分野である。(ウィキペディアから)
上記に「新しい学問分野」とあるように、日本でも多くの大学で「死生学」を学ぶことができるようになりました。
大学で学ぶこと以外にも、2015年からは一般の方も参加することのできる「死生学カフェ」が開催されています。
死生学カフェでは、死生学という学問について一方的に学ぶということではなく、
生と死にかかわる多様な課題について
出会いと探求の姿勢を大切にしながら
対話を試みる場
という部分に、私は非常に興味を持ちました。
私自身、生きることや死ぬことについて「こうである」という一つの正解があるわけではなく、その人それぞれの中にあるものが大切なのではないか?と思っています。
ですから「対話を試みる」という部分には興味を持つと共に、そのような場でみなさんのお話を聞いてみたい!とも思っておりました。
ただ、死生学カフェは静岡で開催されており、なかなかすぐに参加が難しい(広島県在住なのです)と思っていたところ「広島で開催されますよ!」と情報をいただきました。
主催は広島県福山市に本社のあるリミット通販株式会社さま。
実はこちらの会社は、当協会事務局のご近所にも社屋があります。とはいえ知り合ったのは全然違う場所だったのですが、ご近所さんということもあり、情報交換をさせていただいております。
そして今回の死生学カフェは、代表取締役の有木さんの強い想いが伝わり広島で開催されることになったとのこと。
これは伺うしかありません。
今回の死生学カフェinヒロシマでは、死生学の第一人者 竹之内裕文静岡大学教授と金子稚子さん(ライフ・ターミナル・ネットワーク代表)をお迎えしての対談と、絵本「かないくん」(谷川俊太郎作、松本大洋絵)を用いたワークショップという内容。
静岡で開催されている死生学カフェのように、参加者さんもグループにわかれて、それぞれに対話ができる構成だそうです。
「かないくん」は、死をテーマにした本。
死ぬとどうなるの?
誰もが一度は抱く疑問です。そして生きている限り永遠のテーマなのかもしれません。
この「かないくん」を、同じように死に向き合う人たちと語り合うことができると思うと、今からとても楽しみ(不謹慎???)です。
みなさんもご一緒に、対話してみませんか?
私が会いたい方のお一人です。
私の終活・エンディングノート講座では、かならず金子哲雄さん、稚子さんの書かれた2冊の本をご紹介しています。
金子哲雄さんの「僕の死に方エンディングダイアリー500日」では、まさしくご自身の最期を、そして残される最愛の人を想い準備する様子や気持ちが表現されています。
エンディングノートを書くということ、終活をするということについて学ぶことが多い本です。
そして稚子さんの「金子哲雄の妻の生き方 夫を看取った500日」では、エンディングノートとも言えるダイアリーを受け取った、最愛の人を看取った側の気持ちが綴られています。
死に向き合い、生きる最愛の人をどのような気持ちで支え、看取るのか。
2冊の本を読むことで、書く側、受け取る側のどちらの気持ちもわかるので、いつもご紹介させていただきます。
金子稚子さんは、現在はライフ・ターミナル・ネットワークを立ち上げ、ワークショップや講演会など積極的に活動されており、テレビでもよく拝見します。
また、現在では厚生労働省による「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」の構成員としても活躍されています。
本をご紹介させていただいているし、ぜひともお会いしたい!とずっと思っておりましたので、今回「死生学カフェinヒロシマ」でお会いできることを楽しみにしています。
2018年4月15日(日)に広島市内で開催される死生学カフェinヒロシマは、もう少し残席があるそうですよ!
今回は葬儀・供養関係者さまということですが、そのほかにも介護職の方や看護や医療に関わる方、終活に関連したお仕事をされている方など、お仕事として「死生観について考えたい、学んでみたい」という方なら、参加可能とのこと。
広島でお二人が揃ってお話をされる機会は本当に珍しいので、ぜひこのチャンスを逃さないでくださいね!
私も他の会員さんと一緒に参加いたします。
お申込みはこちらからどうぞ!
http://www.limit-tsuhan.com/2018cafe/
会場でお会いできることを楽しみにいたしております。
北島三郎さんのご子息(次男さん)が亡くなっていたというニュースが飛び込んできました。
北島さんが81歳、息子さんは51歳。
記者会見では子どもに先立たれる、親としては一番辛い心境を語っておられました。
ニュースでは「孤独死」ともありましたが、私は孤独死とは少し違うように思います。報道では、少しでもインパクトのある言葉で表現したがる傾向にありますが。今回のようなことは一人暮らしの方なら、年齢問わず誰にでも起こりうること。
孤独なのではなく、身寄りがないわけでも疎遠なわけでもないけれど、亡くなってから日にちがたって発見されることなんて、普通にあると思うのです。
皆さん終活やエンディングノートのお話しになると「親に書いて欲しい」「親にやってもらいたい」と言われるのですが、本当にそうでしょうか?
「親に書いて欲しい」「親にやってもらいたい」と言われるのは、ほとんど40代、50代の方。そうです、今回の北島三郎さんの息子さんも51歳。
長寿時代、100年時代と言われるようになり「うちの子が」という話の「うちの子」が、すでに70歳ということもよくありますよね。もちろん、幾つになっても親子は親子、我が子は我が子。
そうなると、親の心配もですが
自分のこと
も、とても大切になってきませんか?
親の終活より自分の終活
も大切だと思うのです。
そして40代、50代の終活は、自分のことだけではなく「親のこと」「我が子のこと」と3世代分の終活が必要なのです。
私のように一人っ子の場合、元気な今は親の最期まで自分で責任を持つつもりです。お墓のことだって、両親亡き後は墓じまいをして、本家の一人娘としての役割を果たすつもりです。
でも・・・3年前に病気をしてからは「もしかして自分が先だったら親はどうなる?」と、真剣に考えるようになりました。
両親も私に頼っているのはわかります。そうすると私に何かあったら、その両親が露頭に迷うのかも?ですよね。
子どもの方は、おかげさまで全員成人しましたから、とりあえず「あとはご勝手に!」と言っても大丈夫だけど・・・これが、お子さんが未成年の場合は、親のことも、子どものことも考えておかなくちゃいけませんね。
今回の北島三郎の息子さんは次男さんとのことなので、北島さんが一人取り残されるわけではなさそうですが、もし親一人子一人で子が先立ってしまったら・・・?
今回は亡くなって1週間くらいたっての発見だったと報道されています。
先ほど「孤独死」について少し触れましたが、今回のように一人で生活していた方が亡くなって発見が遅れたら孤独死なのか?ということ。
確かに一人で、孤独に亡くなったと考えるかもしれませんが、北島三郎さんの会見でも
「息子は作曲を始めると没頭してしまい、連絡が取りづらくなることも多かったから」
と言われていました。
考えてみると、普通でも離れて暮らしている親子で毎日電話する・・・という関係は、なかなかありません。
昔のように伝達手段があまりなかった時代ではなくても「いつでも連絡できる」と思うからこそ頻繁には連絡しない親子はどこにでもいます。
一人暮らしの皆さんも考えてみてください。
もし家で突然倒れたら、すぐに誰かに気づいてもらえますか?
毎日朝晩、連絡を取り合っている人がいますか?
そうなのです。一人暮らしをしている全ての人は
亡くなっても発見が遅れる可能性
があるのです。これは10代、20代だってありえますよ。
今回のニュースを聞いて、やはり若い人にも終活やエンディングノートの必要性を考えていただかなければ!と改めて思いました。
終活やエンディングノートに年齢も始める時期も関係ありません。
気づいた時から始めましょう!
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