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エンディングノート普及協会

タグアーカイブ ケアニン

著者:赤川 なおみ

ケアニン特別上映会@福山市新市公民館

昨年10月に尾道シネマさんで観た時から「絶対自主上映会を開催して、一人でも多くの方に観ていただきたい!」と思っていた”ケアニン〜あなたでよかった〜”

念願かなって、福山市新市公民館で上映させていただくことになりました!

新市公民館さんでは、2017年4月より毎月1回のコミュニティカレッジ「らくらく終活」の講師や、新市公民館さんの公民館便りにコラム「みんなの終活」を寄稿させていただいております。

地域に密着した公民館というのは、車を利用しない人、インターネットを利用しない人には、

貴重な情報収拾・情報交換の場

となっています。

エンディングノートや終活講座も、歩いて行くことができる場所で開催してくれるから聴きに来たとおっしゃる方が多く、当協会でも公民館や地域のコミュニティ会館などの講師ご依頼を積極的にお受けしております。

また、新市公民館さんでは、毎年「シニアライフセミナー」を開催されていますが、昨年度より「認知症」に特化して連続セミナーを開催されています。

2017年度のシニアライフセミナーの様子

  • 認知症について正しく知る。
  • 認知症について正しく理解する。
  • 認知症について正しく知り、理解することでお互いに支え合うことができる。

こうして地域で認知症への理解を深めることは、自分が、家族が認知症と診断されても、住み慣れたまちで安心して暮らすことに繋がります。

2018年度も引き続き「認知症」に特化したシニアライフセミナーを開催されることになり、今回のケアニンの上映会をセミナーへの導入として、さらに気持ちを高めて行きましょう!ということになりました。

ケアニン〜あなたでよかった〜は、実際に存在する神奈川県藤沢市の介護施設あおいけあの小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」がモデルになっています。

新人介護福祉士 大森君が人のおばあちゃんとの出会いから、様々な経験と葛藤を繰り返しながらしっかりとした”ケアニン(ケアする人)”に成長していきます。

ここだけご紹介すると、介護福祉士さん向けの内容?と思われそうですが、私のオススメは家族の変化です。

母親の認知症が進行して行く中で、受け入れられない息子。

素直におばあちゃんと向きあう孫娘。

どこでもありがちな「認知症について正しい理解がなされていない、情報を得ていない家族の姿」が、ケアニンとの出会いから認知症を理解し、母親への接し方や気持ちが変化していきます。

映画のモデルが実在する施設での日常ですから、映画やドラマにありがちな「それはドラマだからでしょ」という仲の良い家族の物語ではなく、みなさんもこれから経験するであろう未来を観ることができますよ。

日 時:2018年6月9日(土) 13時30分〜16時

会 場:福山市新市公民館
   福山市新市町

鑑賞料:300円(チケットのお求めをオススメします)

今回は100席限定!です。もう少しお席がございますが、できるだけ早めにご連絡ください。

お問合せ、お申し込みは下記のお申し込みフォームからお願いいたします。

 

 

 

著者:赤川 なおみ

ケアニンは家族にも介護専門職の方にもぜひ観ていただきたいのです

シネマ尾道は11月3日まで!

10月21日(土)にRUN伴福山&尾道ゴールを経て、シネマ尾道で上映中のケアニン~あなたでよかった~を観てきました。

神奈川県藤沢市の介護施設あおいけあの小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」がモデルになっています。

あおいけあの代表加藤さんは、NHKの番組プロフェッショナル仕事の流儀でも取り上げられた方。

今回は、あまり先入観なく協会のRUN伴メンバーと一緒に鑑賞。

新人介護福祉士 大森君の「漠然と介護の道へ」から「どうやってコミュニケーションとったら良いの?」という、みんなが通る道からしっかりと向き合えるケアニンに成長していくストーリー。

成長していくというと、大森君が自分でがんばったかのように聞こえますが、その成長には一人の認知症高齢者との出会い、関わり、そして何よりも施設長や施設の先輩たちの声かけ、関わりが大きいのは言うまでもありません。

まぁね、途中から涙しますよね。特に私はすぐに泣くタイプ。必死で我慢していたのですが、最後はタオルを抱えていました。

この映画は、介護の専門職の方に宣伝されている感じがしますが、私は一般の方にもできる限り観て欲しい。

  • 家族としてどう向き合うのか。
  • 何に戸惑い、困った時には何を頼れば良いのか。
  • 看取りとの場所の選択ができるということ。

そして、何よりも

素晴らしい言葉かけよりも心を寄せること、その人を知ろうとすること、一緒に笑うこと

そのことが大切なんだよということを教えてくれる、素敵な作品です。

そうそう、そんな映画を観て感動した次の日「加藤さんの交流会があるのでこない?」と声をかけていただいて、なんと!生加藤さん(すみません)にお会いしました。

ニコニコ笑顔の加藤さん。多くの介護専門職のみなさんが集まっておられました。

そして!もうお一人。ケアニンの主題歌「星降る夜に」を作詞作曲した香川裕光さんも同席しておられて、素晴らしい歌声を聞かせてくださったのです♪

香川さんは広島ご出身で、ご自身も元介護職員。現在はシンガーソングライターとしてご活躍ですが、歌王2016でグランプリを受賞されただけあって、マイクなしの生歌でも圧巻の声量で会場のみなさんを魅了しました。

  • 親の介護に不安がある
  • 看取りなんて怖くて考えられない
  • 介護の仕事に自信が持てない
  • 介護ってなに?

そんな方には、ぜひ観ていただきたい作品です。

※特別鑑賞チケットがまだありますので声をかけてくださいね!