最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする終活案内人の赤川です。
私の祖母は長年一人暮らしをしていましたが、あることきっかけに一人暮らしを断念し、施設に入居することになりました。
あること・・・それは転倒して大やけどをしたから。
その数ヶ月前から、担当ケアマネージャーさんより
「もう一人暮らしは限界ではないか」
とのお話を受けていました。
祖母は私とも、私の両親とも離れたところに住んでいました。
ある日ケアマネさんからの「大やけどをしていて病院に運びました」との電話。
その日はたまたま週に2回の訪問ヘルパーさんがこられる日で、行ってみるとベッドでぐったりしている祖母を発見。
なんと夜中にトイレに起きた際に足もとの湯沸しポットにつまづき転倒。
左半身に熱湯をかぶったまま、どうすることもできずベッドで一夜を明かしたというのです。
みつけてくださった時点では脱水症状でかなり危険な状態。
すぐに病院に搬送してくださいました。
祖母は湯をかぶった直後に実家の両親に電話をかけたらしいのですが、動転していたのでしょう。電話がかけられず、あきらめてしまったようです。
もしもヘルパーさんが訪問してくださらなかったら、祖母の命はなかったそうです。
その後しばらくは、私が車で週に2回、片道3時間の往復をしていましたが、我が家にも介護が必要な義母もいるし、子どもの世話もある。
退院してもとの一人暮らしに戻るのは、無理だ。
実家の両親とも相談した結果、住み慣れた地元を離れることにはなるけれど、私の近くの施設に移ってもらおうということに。
一人で気ままに暮らしたいといい続けていた祖母でしたが、やはり死と向き合ったあの記憶は強烈だったのかもしれません。
住み慣れた場所を離れることを決心しました。
私にしても、その数ヶ月前にはこんな急展開がくるなんて思ってもいませんでした。
時々様子を見にいくようにしよう。その程度でした。
しかし「その時」は突然やってくるのですね。
それでも、祖母は週2回ヘルパーさんを頼んでいたからこそ助かった。
まだ認知症もなく、介護認定を受けるには早いのか?ということもありましたが、やはり早めに認定を受けることは大切です。
認定を受けたからと言って、必ずサービスを利用しないといけないということではありません。
もしも離れて住んでいるなら、早めに認定を受けたり、近所の方に時々のぞいていただくなど「見守り」を必ずしていく。
これだけで、もしもの時の最悪の状態を回避できるんです!