最期まで自分らしく生きる!をナビゲートする赤川 なおみです。
近年「家族葬」が人気のように、少人数で近親者のみで行う葬儀が人気です。
少し前までは葬儀といえば、親戚縁者から隣近所、交流のあった方々など多くの方が参列していました。いえ、私の住んでいる地域では、今でも「組内」といわれるご近所さん数件がお手伝いします。
「組内」の人が亡くなると、すぐに伝達があり1時間後には組長さんのお宅に集まって、ご当家と葬儀の打ち合わせが行われます。
亡くなってからお通夜、葬儀、火葬、お骨上げまで。2日間はほぼつきっきり。そしてこれらの手伝いは仕事よりも優先されるのです。
嫁いで以来、何件のお葬式をお手伝いしたでしょう。確かに大変ですし、仕事も気になる。拘束時間も長い。高齢者の方も多いので、年に何回もという年もあります。
そして私たちの地域では、直接お付き合いがなかったとしても「友人のご両親の場合は参列する」ということが多いのです。これは「友人を生み育ててくださったことに感謝」ということと「大切な人を亡くした友人を励ます」という意味があるのだそう。
我が家の義父がなくなった際にも、友人たちが大勢参列してくださいました。忙しい日常をやりくりして参列していただくことに申し訳なさもありますが、とても嬉しかったのを覚えています。
近頃は「近親者のみでこじんまりと、忙しい中足を運んでいただくことのないよう」という葬儀が主流になりつつあります。
しかし、私は自分自身の葬儀の時には、できる限り多くの方に参列していただきたい。お忙しいかもしれない、遠方かもしれない。でも、最期にお会いしたい。
そして私は知り合いの葬儀にはなるべく参列し、その人を通じて交流をもたせていただいたこと全てに感謝し、お礼をしたいと思っています。
こじんまりなのがスマートなのかもしれませんが、最期にわがまま言わせてほしいなと思う私です。