エンディングノートの書き方・終活講師、エンディングノートナビゲーターの赤川 なおみです。
「お墓は準備したので大丈夫です」
これはエンディングノートを作成する前にお聞きする、終活にまつわる質問の答え。
「お墓は・・・」と言いかけると「あります。大丈夫です。」と答えられる方は多いのです。
しかし!
入れるお墓はあるでしょう。これは一安心。
でも・・・
そのお墓に入りたいですか?
「実はお墓は遠くにあって、入るのは迷っているんです」そのお墓を守ってくださる方はいますか?
「はい、子どもが・・・」
それでは良かった!
と、言いたいところですが・・・
「息子はまだ結婚していません。娘は嫁ぎました」
あれ??
もし、息子さんに結婚される意志がなかったら?
そうなると、息子さんがお墓に入るとその後守ってくださるかたがいないのでは?
ましてや今住んでいるところからは遠く、自分でも入るのを迷っているのに…
ここまでお話したら「あ!そうですよね。あるから大丈夫って言うわけじゃないんですね」と気付かれます。
これまでは次男、三男さんは、自分の家庭を持つと自分でお墓を準備していました。そしてお子さん、お孫さんへと受け継がれる。
しかし、これからは
「あるお墓に入るかどうか?」
「受け継ぐ」ことができるかどうか?
では、お墓を建てること自体どうするのか?
ここまで考える必要があるのですね。
親子が離れて暮らしていて、お子さんが地元に帰る予定がないというのも多いケース。
さて、あなたのお宅はいかがでしょう?