エンディングノートの書き方・終活講師、エンディングノートナビゲーターの赤川なおみです。
日本でも2010年にコクヨが発売したエンディングノートをきっかけに、エンディングノートへの関心が高まりました。
協会では「エンディングノートを書きたい、書いてみたい」という方のサポートをさせていただいていますが、なんとイギリスでも取り組みが行われているそうなのです。
イギリスは「ゆりかごから墓場まで」と言われた福祉国家。またホスピス発祥の地としても有名で、さぞかし終末期も充実しているのだろうというイメージでした。
しかし、日本ばかりではないのですね。
イギリスでも、個人の最期に対する考え方や意識の変化、国の制度が変わったことなどで、医療現場からも不平や不満が噴出したようです。
現在は政府が「終末期医療ストラテジー」と名付けられた取り組みも行っているようですね。
そんなイギリスでは、ボランティア団体がしっかりと公的社会保障でカバーされない部分をカバーしており、最近ではエンディングノート(終活ノート)への記入を促す活動に力をいれているとか。
イギリス政府がフォーマットを提供し、各ボランティア団体で多少のアレンジを加えた物を使用し、一人でも多くの方に書いていただくように普及活動をしているのだそう。
イギリスでも「自宅で最期を迎えたいという人が60%なのに、実際には60%が病院で最期を迎えている」という現実は日本と同じ。(数字は変わりますが似ています)
話す事ができなくなっても自身の尊厳や意思が尊重されたり、大切な家族が細かいことを決めるのに悩まずに済むというメリットも伝えながらの活動。
またイギリスでは、個人の意思の尊重は社会的な負担の軽減(救急車や病院を使わない、自宅での平穏死を選ぶこと)にも繋がると考えています。
日本に限らず、これまでの習慣と大きく変わり始めた終末期の様々なこと。
意識の変化、理想と現実。
最期まで自分らしく生きるためには、やはり自分の意思を伝えることが大切ですよね!
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