「夢をあきらめない生き方」「最期まで自分らしく生きる!」をエンディングノートを通してナビゲートする赤川 なおみです。
私は本家の長男の一人っ子に生まれたにも関らず、本家の長男に嫁ぎました。
ここで問題になるのは、実家のお墓やお仏壇。
これまでにも少し書いてきました。
実家のお墓 一人っ子支援
これまで、今では実家もない遠方のお墓については「移転」「撤去」などの方法を考えていました。
実家のお墓は、隣が無縁墓らしくずっと前から荒れ放題。それを毎回見るたびに「こういうことだけはないように」と思うのです。
とはいえ、子ども4人を育てながら片道2時間かけて、お金もかけてお墓掃除に度々いくことは不可能です。
それなら、父や母を最後に入る人がいなくなるなら、いっそ自分が住んでいる近くに移して子どもたちにもお墓の守をしてもらえるようにした方が良いかな?と考えていました。
しかし、最近お話しした葬儀屋お墓の専門家の方の「それでもお墓があるから、そこに行くんですよ。なくなったら全く行かなくなりますよ」との一言。
そして「先祖は自分のルーツである」ということ。
今は「自分を大切に」って言うのはみなさん言われるんですね。しかし、自分って自分で作ったわけでも、生まれてきたわけでもないんですよね。
自分が今あるのは、ご先祖がいたからこそ。歴史で習ったような時代を生きた人たちから受け継がれていることは間違いないのです。
私のルーツが、その遠方のお墓のある土地にあるとしたら、そこを撤去して、そこから先祖を写してしまったら、自分の歴史も切れてしまうような気がします。
永代供養などにして管理はお願いしたとしても、子どもたちに「お母さんのふるさとはね・・」って言える場所、残したいなって少し思いました。
これからは私のように家が途絶えるところも多いでしょう。そのほかにも「もう田舎には戻らないから」など、お墓の移動の需要は多くなるはずです。
ただ、お墓の移動の前に、少しだけ考えてみてはいかがでしょうか?