一人っ子の家族で私のように結婚した娘を持つ両親のうち、父親が先に亡くなった場合。
父親のエンディングノートには「相続は放棄してお母さんに全て譲ってほしい」と書かれていた。
え?なぜ?
理由は「母親が生活していくお金を確保するため」というのはよくあるケース。
しかし!何の相談もなく「相続は放棄して」とエンディングノートに書かれていたからそうしてくれと言われても・・・
相続放棄って「元からこの人は家族ではなかった」という見方をするということですよ。
単に相続分のお金や不動産を受け取らないということではない。
子どもとして心情的にどうなんだ?そうなりますよね?
この「一人っ子の相続放棄」には、色々な面からそのようにするということがあるのですが、まずは一言「最期は◎◎に全て相続されるんだ。お母さんも老後の生活に不安があるだろうから、一旦相続を放棄してくれないかな」と話しておきませんか?
一人っ子の場合は、相続で揉めるということはほとんどないはず。
このようなことだって「話せばわかる」ことなのです。
エンディングノートを書いたら、そのことについて話す。
やはりこれが大切。
まずは書く。そして、話す。
エンディングノートの書き方については
お気軽にエンディングノート普及協会へ。
※相続放棄以外のやりかたもあります。