畳があげられない家で浸水被害にあった後の消毒

著者:赤川 なおみ

畳があげられない家で浸水被害にあった後の消毒

この度の豪雨による被害に遭われたみなさま、お見舞い申し上げます。

広島県福山市内は、ほぼ水が引いて市内に限っては車で移動が可能になっています。しかし、山が崩れて道が寸断されている地域はまだまだ多く、東西の主要幹線は大渋滞ということもあります。

今日は心配した雨もほぼ降りませんでしたので、浸水被害にあわれたお宅も水が引いて掃除をされていました。

しかしとても気になることがあったので、これまで水害の復旧作業などをおこなってこられた支援チームに聞いてみました。

表面的に掃除をして終わっていませんか?

床下浸水だから、まぁ玄関先を綺麗にして水で流して・・あとは自然に乾燥するでしょ。

というのは大間違いです!

床下は乾燥しないだけでなく、水害の後の乾燥を十分に行わないでいると、カビの温床、培養してしまうのです!

健康被害が起こる、最悪の場合は住むことができなくなるのです!

掃除の際の服装は?

暑いですが、必ず長靴を履き、できるだけ皮膚を覆うようにして雑菌からの感染を防ぎましょう。

再度確認!水害時の掃除方法

床下・床上浸水に関わらず、畳をあげて中をしっかり乾かす必要があります。

今回のように大量の雨が降っていると、かなりの量の水分を地面が吸っています。乾いたように見えても表面だけ・・ということもあります。

今はまだ雨が多いので、連続して晴れる日が少ないかもしれませんが、

しっかりと乾かしてください。

水害時の消石灰の使い方

床下の消毒に使用しますが、注意が必要です。

  • 浸水した床下・家の周囲等に、消石灰を表面が白く覆われる程度(300g/m3 )の量、散布する。
  • 散布した石灰が飛散しないよう、ジョウロ等で 軽く水をまいて、表面の消石灰を固める。
  • 消石灰は強アルカリ性なので皮膚や粘膜につかないように注意!生石灰は水との接触で発熱する ので注意。
    ※水害時の消毒法 (公社)新潟県薬剤師会HPより

ホームセンターで購入できます。

床下浸水を放置すると健康被害も!

昔は畳の部屋であれば、畳をあげると床下が見えていましたが、今はフローリングで剥がすことはできません。

また、床下浸水ははっきり見えないので、そのまま自然乾燥に頼りがちです。

しかし、床下は自然乾燥する前にカビが大繁殖!カビの温床になってしまうとのこと!

床下に大量のカビが繁殖すると、住んでいる人に健康被害が出たり、ひどい場合にはその家に住むことも難しくなってしまいます。

大変ですが、床下の乾燥は必ず行いましょう!

フローリングなど剥がせない場合の乾燥方法

①点検口から潜ります

※潜る際にはこのようなつなぎを着用すると良いです。タイベック防護服1,000円前後

経験者からのワンポイントアドバイス!

上下別れている雨具などで代用する場合は、上着をズボンの中に入れ上下が離れないようにガムテープでぐるぐる巻きに!でも、やはり繋がっているものがベストです!とのこと!

②送風機などを使って風を送りながら乾燥させます。

※送風にはこのような送風機があると便利ですが、現場で使っておられるものをお借りするのもあり?

もし女性だけ、高齢の方でだけでできない!という場合は、無理をせずボランティアさんを頼みましょう!

近隣の社会福祉協議会が運営するボランティアセンターなどに問い合わせてみてくださいね。

こちらでも随時情報を発信します。

 

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