お知らせ
人生会議を始めよう(第3回これからの看取りを考える講演会2019)
第3回となる「看取りを考える講演会」は、2018年に厚労省がACPの愛称募集で決定した「人生会議の日」11月30日(いい看取り・看取られ)に開催します。
これまで本協会では、2017年には「看取りとは?さまざまな立場の経験から〜」と題して3回の連続講演会を開催、2018年には「これからの在宅看取りとは?」と題して開催しました。本協会はエンディングノートの普及に取り組む中で、やはり人生の終末期をどう考えるのか?自分は?家族は?に向き合うことを避けることはできないと考え、「看取り」をテーマに考える機会を持っています。
今年度は、最期まで自分らしく生きることを考える時、自分の意思を周りの人に伝える手段として欠かすことのできない「エンディングノート」の他に、さらに深く考えることのできる「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」について、専門家を交えて一緒に考えていきたいと思います。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは?
アドバンス・ケア・プランニング(以下ACP)とは「人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み」(厚生労働省ホームページより)と定義されていまあす。ACPを行うことによって延命治療の有無はもちろん、そこに到るまでの様々な過程や、どこで生活したいのか、どのように生活したいのかなど詳細に意思表示をすることで、本人の意思を尊重した終末期を過ごすことに役立ちます。
広島県内では、本協会顧問の丸山典良医師などが在宅医療の現場で積極的に取り組んでおり、福山市医師会では「ACPメイト」の養成も始まっています。
人生会議とは?
厚生労働省は、2018年8月13日から9月14日にACPの愛称募集をおこない、選考の結果愛称を「人生会議」、11月30日を「人生会議の日」(いい看取り・看取られ)として制定しました。
ACPは
人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み(厚生労働省ホームページより)
とされており、中でも「本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み」を重視しており、まさしく「人生会議」は繰り返し話し合うことをイメージすることができ、本協会でも人生会議の日の周知に力を入れたいと考えています。
人生会議を始めよう!
これまで2回の講演会では「これからの看取り・在宅看取り」をテーマに、参加者のみなさんと考えてまいりました。本協会では自分の意思を家族や大切な人に伝える手段として、また誰もが最期まで自分らしく生きるためにエンディングノートを普及しておりますが、実際に書いている人はあまり増えていません。
一方ACPにおいても、様々な取り組みが行われていますが、一般の人はもとより医療関係者にも十分に周知されていないのが現状です。
そこで第3回の講演会では、本協会顧問でもあり広島県内を中心にACPの普及にご尽力されている丸山典良先生(まるやまホームクリニック院長)と、同じく本協会顧問でジャーナリストの奥野修司さんにご登壇いただき、ACPとは何か?から、現場での様子や今後の課題などを対談形式でお話しいただきます。
また、本協会より「おくすり手帳から始めるACP&エンディングノート」として、おくすり手帳を活用した「誰でも簡単に始めることのできる終活」をご紹介させていただいます。
全国どこからでも参加可能(WEB参加できます!)
今回の講演会は、本会場での参加はもちろんインターネット配信をおこないますので、全国の皆様にもご自宅や仕事場などインターネット環境がある場所ならどこからでも参加可能です。WEB参加の方には、事前に質問事項などをお寄せいただき、当日会場内で質問にお答えいただくなど、視聴だけでなく講演会に参加していただくことができます。
※WEB参加の場合も、下記お申し込みフォームより事前のお申し込み、参加費のご入金が必要です。
終活の資格をお持ちの方、ファイナルプランナー様にオススメです
この講演会は、医療や看護・介護・リハ職・医療従事者の方はもちろんのこと、終活をお仕事にされている方にもオススメです。
- 葬儀やお墓ん関するお仕事の方
- 終活資格を取得されている方
- 相続に関するお仕事の士業の方
- ファイナンシャルプランナーの資格をお持ちの方
- その他終活に関心のある方
終活に関する資格をお持ちの方や資格を活かしたお仕事をされている方にとって「人生の最終段階における医療・ケアについての本人の意思」を知ることは大切なことであり、ACPやエンディングノートを有効に活用することで、お客様に感謝されるお仕事に繋がります。
ACPやエンディングノートとはどのようなものか?現場でどのように使われているのか?
専門家の取り組みや、本協会が年間300人以上の方にお伝えしている「誰でも簡単に始めることのできる終活・エンディングノート」とはどのような内容か?ぜひ現場の声をお聞きください。
講師のご紹介
丸山 典良先生
まるやまホームクリニック院長。20年間の公立みつぎ総合病院勤務中に、緩和ケア病棟(ホスピス)で多くのがん患者
さんと向き合う。いい時間を自宅で過ごしていただくサポートを!と平成22年、福山の『支える医療』の先駆けとして在宅医療に特化したクリニックを開設。広島県福山市医師会副会長。
2019年よりACPを普及啓発する「ACPメイト」の育成においても積極的に取り組んでいる。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会顧問。
奥野修司氏
ジャーナリスト。1948年大阪府生まれ。立命館大学卒業。2006年、『ナツコ 沖縄密貿易の女王』で、講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞。『看取り先生の遺言』『魂でもいいから、そばにいて』『丹野智文笑顔で生きる』他、著書多数。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会顧問。
第3回これからの看取りを考える講演会2019
◆当日の内容◆
- オリエンテーション:ACPを知っていますか?
- 第1部 これからの看取りとACP&エンディングノート(対談)
- 第2部 おくすり手帳から始めるACP&エンディングノート
日 時:2019年11月30日(土) 13:30〜15:30
会 場:ものづくり交流館 セミナールームB
福山市西町1-1-1 リム福山7F
参加費:500円(事前のお支払いをお願いします)
定 員:会場 50名、WEB参加 100名(限定)
主 催:特定非営利活動法人エンディングノート普及協会