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エンディングノート普及協会

もしも!の時の注意事項

著者:赤川 なおみ

もしも!の時の注意事項

こんにちは。

エンディングノートナビゲーター®️・終活講師の赤川です。

最期を自宅で迎える・・・と言っても、迎え方は二通りありますね。

違いについてお伝えしますね。

突然自宅で容態が急変した場合

自宅で突然亡くなると、発見されるまでに時間がかかる場合もありますし、目の前で急変することもありますよね。

コロナ渦で自宅待機中に急変したというニュースや体験談なども耳にしますが、この場合はどうでしょうか?

容態の急変はコロナだけではありません。脳梗塞や心筋梗塞などもそうですね。

目の前で倒れたらどうしますか?

まずは救急車!ということになるかと思うのですが、本人が「自宅で倒れたら、救急車を呼ばないでそのままで」と希望されている場合もあります。

もちろん、延命治療をしたくないという意思表示なのですが、倒れても処置が早ければ日常生活に戻ることができる場合もありますので、「救急車呼ばないで!」と言われている場合には、しっかりと確認しておいてくださいね。

自宅で終末期を迎え息を引き取った場合

終末期は自宅で過ごしたいと言う希望のもと、自宅療養して亡くなる場合は、まずはかかりつけ医に連絡をしてください。

「最期まで自宅で」というご希望の場合、本人よりも家族の心構えがちょっと必要になります。

わかっていても容態が変化していくと心配、怖くなって救急車を呼んで、結果病院で亡くなることになるケースは多いもの。

「ご自宅で」と希望される場合も、しっかりとかかりつけ医、介護やケアしてくださる方と話しをしておいてくださいね。

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亡くなっているのを発見した場合

連絡が取れないから来てみたら亡くなっていた。

同居の家族がいても、外出から帰ってきたら亡くなっていた。

このように、明らかに「息をしていない」とわかる場合はどうでしょうか?

この場合、かかりつけ医がいる場合は、まずはかかりつけ医に連絡してください。

いない場合は警察(110番)に電話してください。

119番の救急車を呼びそうになりますが、もし救急車が駆けつけても、亡くなっていることが確認された場合は救急車は帰ってしまいます。

なぜなら、救急車は遺体は搬送できないからです。

そして、かかりつけ医がいる場合にはきていただいて「死亡診断書」を書いていただくのですが、いない場合には警察に「死体検案書」を書いてもらってください。

「え?事件でも何でもないのに警察なの?」と思われる方も多いかもしれませんが、警察の検案ののちに警察医が死体検案書を作成するという流れです。

死亡診断書や死体検案書がないと、火葬ができませんので、まずはかかりつけ医か警察に死亡を確認、書類を作成していただきましょう。

突然亡くなった時の注意点

人が亡くなった場合葬儀や火葬が行われるわけですが、火葬までにも色々とあります。

一般的には病院などで亡くなられた場合は、病院で身体をきれいにしてくださって準備が整うと自宅又は葬儀を行う会館などに移動。

お通夜、葬儀、火葬そして後に埋葬という流れになりますね。

ですがご自宅で亡くなった場合、特に亡くなっていることをご自身や家族が発見した場合には、医師や警察が到着するまで絶対にご遺体を動かなさない!ということ。

どうしても動揺してしまって、何をどうしたら良いのか迷いますよね。

なので、できるだけ電話の横やベッドの横に

  • 緊急連絡先
  • かかりつけ医の連絡先

を書いたものを置いておく、貼っておくと良いですね。

また、110番や119番に電話する時は、番地や状態を聞かれるのですが、慌ててしまって自宅の住所が出てこないことも多いので、緊急電話用に、番地や場所の説明などを明記したものをおいて置くことも大切ですね。

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