インターネットで終活講師のご依頼をくださったのは、大阪府泉大津市の職員の方。
最近では、講師をインターネットで探しておられる団体様が多いようで、各地からご依頼をいただきます。
今回は、泉大津消費者問題研究会様が主催してくださったのですが、予定数を上回るご参加ということで、やはり「終活」に関する関心が高まっていることを感じます。
そういえば泉大津って「毛布生産日本一のまち」なんだそうですね〜。
それで、市のキャラクターは「おづみん」という名の羊ちゃん。
泉大津の駅につくと、かわいいおづみんの車でお迎えに来てくださいました!
主催者さんは「消費者問題研究会」。
ということで、今回は特に葬儀にかかる費用で問題になる点、現在のお墓に関する流れや金額についてなど「終活でよく問題・トラブルになる点」を中心にお話させていただきました。
消費者問題・・・そうです、葬儀の際の「◎◎パック ◎◎円で全てご用意しています」という広告では、見積もりと請求額が違うというトラブルは後を絶ちませんね。
それが良い、悪いという話ではなく「なぜそのようなことが起こるのか?」という話です。
確かにあやふやな広告で、本来追加があるにもかかわらずぼやかしているものもあります。
しかし、よくよく聞けば、追加があることは最初からわかっている場合もあります。
お墓の問題にしても、単に「高いからやめて安くすませれば良い」ということではないし、法名や戒名など今の時代は必要ない!という問題でもありません。
考える人たちが正しく情報を得て、その中から「自分はどうしたいのか?」ということです。
知らなかったから問題になった
これはできる限り避けたいもの。
まずは現状や流れを知り、その中で自分が何を選ぶのかということ。
この中には「これまで通りで良い」という、何もわからないから従来通りにすれば良いという意識も変えることが含まれています。
ネットを利用する世代では、価格をネットで比較することが当たり前になっていますし、そこから購入するものについて調べることもあります。
しかし、ネットから情報を得ることができない世代では、これだけ情報が多くなった時代になっても、情報を得ることに受け身です。
家に届く新聞広告しかなかったり、テレビのCMしか情報がなかったり。
こうして偏った情報を見聞きし、様々なことを決定していくとトラブルも多くなるのかもしれません。
今回も価格の比較や、それはなぜそのように差があるのか、一般的にはどのような流れになっているのか?をお話することで、皆さんメモを取りながら考えておられるようでした。
終わった後の「聞いてよかったです」「知りたいことを聞くことができました」の声と、お見送りくださった皆さんの笑顔に「今日もお伝えできてよかった」と思いながら帰途につきました。
次は10月3日(月)の午後、兵庫県尼崎市にてお話しさせていただきます。
お近くの方、ご連絡くださいね。