お知らせ
死生学カフェinヒロシマが4月15日に開催されます
みなさんは「死生学」をご存知でしょうか?
死生学とは?
「死への準備教育」を目的とする極めて学際的な学問である。 死生学は尊厳死問題や医療告知、緩和医療などを背景に、1970年代に確立された新しい学問分野である。(ウィキペディアから)
上記に「新しい学問分野」とあるように、日本でも多くの大学で「死生学」を学ぶことができるようになりました。
大学で学ぶこと以外にも、2015年からは一般の方も参加することのできる「死生学カフェ」が開催されています。
死生学カフェでは、死生学という学問について一方的に学ぶということではなく、
生と死にかかわる多様な課題について
出会いと探求の姿勢を大切にしながら
対話を試みる場
という部分に、私は非常に興味を持ちました。
私自身、生きることや死ぬことについて「こうである」という一つの正解があるわけではなく、その人それぞれの中にあるものが大切なのではないか?と思っています。
ですから「対話を試みる」という部分には興味を持つと共に、そのような場でみなさんのお話を聞いてみたい!とも思っておりました。
ただ、死生学カフェは静岡で開催されており、なかなかすぐに参加が難しい(広島県在住なのです)と思っていたところ「広島で開催されますよ!」と情報をいただきました。
主催は広島県福山市に本社のあるリミット通販株式会社さま。
実はこちらの会社は、当協会事務局のご近所にも社屋があります。とはいえ知り合ったのは全然違う場所だったのですが、ご近所さんということもあり、情報交換をさせていただいております。
そして今回の死生学カフェは、代表取締役の有木さんの強い想いが伝わり広島で開催されることになったとのこと。
これは伺うしかありません。
絵本『かないくん』
今回の死生学カフェinヒロシマでは、死生学の第一人者 竹之内裕文静岡大学教授と金子稚子さん(ライフ・ターミナル・ネットワーク代表)をお迎えしての対談と、絵本「かないくん」(谷川俊太郎作、松本大洋絵)を用いたワークショップという内容。
静岡で開催されている死生学カフェのように、参加者さんもグループにわかれて、それぞれに対話ができる構成だそうです。
「かないくん」は、死をテーマにした本。
死ぬとどうなるの?
誰もが一度は抱く疑問です。そして生きている限り永遠のテーマなのかもしれません。
この「かないくん」を、同じように死に向き合う人たちと語り合うことができると思うと、今からとても楽しみ(不謹慎???)です。
みなさんもご一緒に、対話してみませんか?
金子 稚子さん
私が会いたい方のお一人です。
私の終活・エンディングノート講座では、かならず金子哲雄さん、稚子さんの書かれた2冊の本をご紹介しています。
金子哲雄さんの「僕の死に方エンディングダイアリー500日」では、まさしくご自身の最期を、そして残される最愛の人を想い準備する様子や気持ちが表現されています。
エンディングノートを書くということ、終活をするということについて学ぶことが多い本です。
そして稚子さんの「金子哲雄の妻の生き方 夫を看取った500日」では、エンディングノートとも言えるダイアリーを受け取った、最愛の人を看取った側の気持ちが綴られています。
死に向き合い、生きる最愛の人をどのような気持ちで支え、看取るのか。
2冊の本を読むことで、書く側、受け取る側のどちらの気持ちもわかるので、いつもご紹介させていただきます。
金子稚子さんは、現在はライフ・ターミナル・ネットワークを立ち上げ、ワークショップや講演会など積極的に活動されており、テレビでもよく拝見します。
また、現在では厚生労働省による「人生の最終段階における医療の普及・啓発の在り方に関する検討会」の構成員としても活躍されています。
本をご紹介させていただいているし、ぜひともお会いしたい!とずっと思っておりましたので、今回「死生学カフェinヒロシマ」でお会いできることを楽しみにしています。
死生学カフェinヒロシマお申込み方法
2018年4月15日(日)に広島市内で開催される死生学カフェinヒロシマは、もう少し残席があるそうですよ!
今回は葬儀・供養関係者さまということですが、そのほかにも介護職の方や看護や医療に関わる方、終活に関連したお仕事をされている方など、お仕事として「死生観について考えたい、学んでみたい」という方なら、参加可能とのこと。
広島でお二人が揃ってお話をされる機会は本当に珍しいので、ぜひこのチャンスを逃さないでくださいね!
私も他の会員さんと一緒に参加いたします。
お申込みはこちらからどうぞ!
http://www.limit-tsuhan.com/2018cafe/
会場でお会いできることを楽しみにいたしております。