特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

気持ちを書き出す習慣作りでエンディングノートも気軽に書こう

著者:赤川 なおみ

気持ちを書き出す習慣作りでエンディングノートも気軽に書こう

皆さん、日々の生活の中で「誰かに気持ちを伝える」ということをしていますか?

「本当の気持ちを聞いておけば良かった」と思ったり「聞いておけばよかった」と思うのは、死後や自己の意思が伝えられなくなった時だけではありません。

まだ一人で食べることも、トイレに行くこともできるけれど、一日中何もすることがない、、、と日々を楽しむことができない、ただただ座ったり寝たりして一日をやり過ごしている。介護に関わる人なら「介護サービス使って、デイサービスを利用するのがいいですよ!」なんて、勧めてくださるのでしょうか。

どこかで会って話しても、まさか認知症が進んでいるなんて思えないだろう認知症初期の人。全てにサポートが必要なわけではないけれど、本当は何に悩み、何がしんどいのだろう。何に不安をいだいているのだろう?

こんな風に「その人の本当の気持ち」とか「その人がやりたいこと」というのは、状況によって変わるります。そしてその人の性格によっても変わるわけで「こうなったら聞いておく必要がある」とか「この時期までには聞いておいた方がいい」というものではありませんね。

人は誰でもオギャー!と生まれた瞬間から、人生の最期(END)に向けて進んで(ing)います。だからこそ、自分の意思が示せるようになったら、自分はどんなことがしたくて、どんな風に生きたいのか?を考えることは大切ですよね。
子どもなら「将来○○になりたい!」と周りの人に宣言することも、成人して今後の人生設計を立てたり、保険に加入する際にライフプランニングを立てることも「自分の気持ちを伝える手段」ですね。

エンディングノートや遺言書、ACP(アドバンスケアプランニング)というと「特別なもの」と構えがちですが、その時々で何度でも書き換え可能なのだから「その時」の気持ちを「その時々に」書けば良いのです。

子どもの夢が毎年変わってしまうように、ライフプランは何度でも変更するように、少しでも体調や生活環境に変化があり、気持ちが変わったら「いつでも書き換えればよい」のです。

子どもの夢が毎年変わっても、ライフプランを毎年立て直しても、怒る人はいませんよね。
エンディングノートや遺言書、ACPも同じ。毎年書き換えても、怒る人なんていないのです。

それでも構えてしまう!という時には、改まって書くのではなく、日常使いの手帳でも、家計簿でも、お薬手帳でも、その時の気持ちをちょこっとメモに書く。そんな日常の生活の中に「自分の気持ちを伝える」習慣を作っていきませんか?

「気持ちを表現する、伝える」ことが特別なことではなく日常になったなら、自分も大切な人もいつも笑顔でいられるはず!

 

書き初めに悩んでしまう方やどんなもの?と思われている方におすすめ!

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