特定非営利活動法人
2017年より8月8日はエンディングノートの日”EN日”として、毎年エンディングノートに関する啓発活動を行っていますが、今年は新型コロナウィルス感染予防を考慮し「オンライン開催」ということになりました。
EN日の開催にあたっては、私たちの協会による講座と一般社団法人マンダラエンディングノート普及協会さんが行う講座の2講座が開催されました。
私たちの協会では、基本に立ち返り
など、講座やご相談などでよく聞かれるエンディングノートに関する疑問、ご質問についてお答えしたいと考え、YouTubeライブ配信で「エンディングノートなんでもQ&A」を配信させていただきました。
よくある質問第1〜第3位について、配信の中でお答えさせていただいております。
第1位
エンディングノートはどこで手に入れたら良いですか?
第2位
オススメエンディングノートをおしえてください
第3位
エンディングノートはいつから書いたら良いですか?
書いて渡すタイミングが難しいのですが・・・
こんな感じが上位のご質問です。
これらの点について、配信の中では詳しくお答えさせていただいております。
また、協会が勧めております「お薬手帳から始めるエンディングノート」についてもご紹介させていただきました。
身近で大切なお薬手帳、ぜひここから始めてみませんか?
お忙しい方のために、動画の詳細欄に時間とお話している項目を明記しておりますので、そちらもご活用ください。
8月1日より4回目となるEN日週間がスタートしました!
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、8月1日〜15日のEN日週間(エンディングノートの日週間)に「withコロナ時代に考える終活とエンディングノート」として、ライブ配信を行います。
毎回15分〜20分の配信を予定しており、本日第1回目の配信をさせていただきました。
まだまだ不慣れでお見苦しい点もあるかと思いますが、少しずつ慣れていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
配信予定はこちらをご覧ください。
第1回の配信は「突然の隔離生活!その時どうする?」として配信させていただきました。
初めてでしたので、協会のご紹介や自己紹介などもさせていただきました。
上記のYouTubeをクリックしていただき、動画下の「詳細」を開いていただくと、各項目スタート時間がわかりますので、お時間のない方は、気になるところからご視聴ください。
次回は8月3日(月)12:15 〜
「第2回「コロナ渦の葬儀、これからの葬儀は?」
を配信させていただきます。
平成30年西日本豪雨からもうすぐ1年。
被害に遭われた皆さまに改めてお見舞い申し上げます。そして被害に遭われた皆さまに寄り添い復旧・復興支援活動にご尽力いただいている皆さまに、感謝申し上げます。
当協会では、昨年の災害発生直後より代表理事の赤川を中心に、三原市本郷町船木地区に開設された避難所運営の支援に入らせていただきました。避難所開設直後の混乱期には様々な課題がありますが、特に今回運営支援を行なって感じたことは「”高齢化”によって、災害時の避難行動はもとより、その後の避難生活においても大きな課題を抱えることになる」ということでした。
災害時に避難生活が長引く場合には「福祉避難所」の開設が検討されるなど、内閣府においても「福祉避難所設置・運営に関するガイドライン」が出されています。しかし実際には新たに福祉避難所が開設されることは少なく、一般的な避難所での生活が困難な避難者の方は、病院への入院や施設入所という対応を取られることが多いのが現状です。
また、福祉避難所の課題だけでなく「高齢社会となった日本」では、どの避難所においても高齢者の割合が高く、聞こえにくい、突然の環境の変化で判断力が低下している、和式の仮設トイレが使えない、配られる食事が食べられないなど、様々な課題があります。そんな中、赤川の呼びかけでボランティアに参加してくださった看護師・介護士・リハ職の皆さまには、様々な場面で助けていただきました。専門家としての知識と経験に裏付けされた視点からの声かけや支援は、混乱期の避難所においてとても重要であると感じました。
このことから、災害時のソフト面のボランティア活動として、専門職の知識や経験を活かした「プロボノ支援」を勧める活動を始めています。
その他上記の課題に加えて「日頃通っているデイサービスが被災し、介護サービスを受けることができない」という問題も発生します。日常的には介護サービスを利用することで入浴や健康的な生活を維持することができている方々にとって、介護サービスを受けることができないというこで、様々な問題が発生します。
一方、被害を受けた福祉施設においても、施設利用者の安全確保や食事の確保、被災した職員の問題など大きな問題に直面することになります。災害を想定した備えや仕組み作りを行なっていたとしても、昨今の災害では想定を超えてしまうことが多々あります。
そこで、この度は医療・看護・介護・リハ職・医療従事者の皆さんを対象に「災害時の福祉施設・福祉避難所の現状〜平成30年西日本豪雨・これまでの激甚災害から学ぶ勉強会〜」として、勉強会を開催いたします。
講師は、ご自身も阪神大震災を経験され、東日本大地震以降は各地で発生する災害時の福祉避難所や福祉施設、災害時要援護者の支援について研究をされている後藤至功先生をお招きします。後藤先生は昨年の豪雨災害においても、いち早く三原市に入られボランティア活動に参加されただけでなく、三原市内で大きな被害を受けた福祉施設にも聞き取り調査を行っておられます。
当日は先生のご経験とこれまでの研究から、災害時の福祉施設・福祉避難所の現状を教えていただき、見えてくる課題、その課題についてどのように備え、解決していくのか、皆さんで学びを深める時間にしたいと思います。
災害大国日本において「自分たちは大丈夫」という意識を改め、日毎からの自助・共助の強化を行なっていきませんか?
そして災害発生時、あなたは何をしますか?一緒に考え、行動に移していきましょう。
参加ご希望の方は、下記フォームよりお申し込みください。
※この勉強会は、2019年度JR西日本あんしん社会財団様の助成金事業として進めております「災害時のプロボノ支援の仕組みを考える」事業の一環として開催します。
本日は、岡山県浅口市老人クラブ連合会様で毎年行われている講演会で「お薬手帳から始める簡単終活」~私らしく生きるために~というテーマで登壇をさせていただきました。
さすがに老人会連合会総会の講演会ということで、会場も大ホールでたくさんの方が足を運んでくださって、約400名とのことでした。ステージから見た客席は圧巻・・・
お薬手帳から始める簡単終活がテーマでしたが、
①自己紹介
②協会の紹介
③エンディングノートの歴史
④チェックシート(ワーク)
⑤チェックシート解説
⑥お墓事情
⑦葬儀事情
⑧お薬手帳を使った終活
の順番で講演をさせていただきました。
「終活」「エンディングノート」という言葉を聞くと、どうしても年配の世代のモノであるという認識があります。そこでなぜ私が30代であるにも関わらずエンディングノート普及協会に携わっているかを自分の経験を基にお話をさせていただきました。
私の年齢を言うと最初は会場にどよめきが起こりましたが、体験を話している中でどうしてやっているのかということをわかっていただいた様子で頷いて聞いてくださる方が何名もおられてとてもスムーズに話をすることができたと思います。
チェックシートの解説からは、私に変わり代表理事の赤川が公園をさせていただきました。
協会独自のチェックシートを使い
と思っている方にも少しもで気づきがあればという気持ちでこのチェックシート使っています。
やはりチェックシートを使うと参加されてる方々の中にもご自身で気づいていなかったことが明確になったりするようで、ワークを真剣にされておられました。
その後、岡山県近辺の葬儀事情や、お墓事情を伝えさせていただいた後は、私どもの協会でしか行っていない
お薬手帳を使った終活
をお伝えさせていただきました。
をお伝えさせていただいたので、少しでも参加された方が行動に起こしてもらうことができればうれしく思います。
協会オリジナルコンテンツである「チェックシート」と「お薬手帳を使った終活」で、少しでも興味をもってる方の「終活」や「エンディングノート」をお手伝いできればと思っております。
みなさん「権利擁護」と聞いて、どんなことを考えますか?
そして、権利擁護と終活ってつながりますか?
今日は愛媛県東温市社会福祉協議会・地域包括支援センターの「老後の安心教室」にお集りのみなさまにお話しさせていただきました。
こちらでは「ご自身の権利についても考えていく」ということで、
終活と権利擁護
ということでお話しをさせていただきました。
最初にご依頼を受けた時には「終活と権利擁護の接点とは・・・・・」と考えてしまいましたが、実はとても簡単なことでした。
というよりも、
最期まで住み慣れた地域で尊厳を持って生きる
このことこそ、自分の権利を守ることに繋がるのですよね。
ということは、終活と密接な関係があるのだなと、私も再認識いたしました。
終活を始める時、誰か・・大切な人のことを考えて始める方が多いと思います。
もちろん、終活の中には
大切な人が苦労しないために
ということも、大きなテーマとしてはあります。
などなど、残された大切な人たちが困らないように準備しておくのも終活では大切なことですね。
しかし、もしも意識がなくなった時や認知症を発症してご自身の意思をうまく伝えられなくなった時など、自分ではやりたくないことや受け入れがたいことを押し付けられることもあります。
もちろん、皆さんのことを気遣ってこその行動ということが多いのですが、皆さんにとっては
ということもあるかもしれません。
たとえ血の繋がった家族であったとしても、本当の気持ちは伝えていなければわかりませんね。
そこは、やはり何かに書いておく、もし伝えることができないときでも、見ていただければある程度はわかるようにしておきたいものです。
今回もご自身のチェックシートからお薬手帳の活用方法までお話しさせていただきましたが、その中で気づくことは
延命治療についてどうするのか?どうしたいのか?
ということ。
ほとんどの皆さんは「延命治療NO!」と思っておらえるようですね。
しかし、何も準備をしないままにしていれば、今の日本では延命治療や過度な治療を行う方向に進むのは当然のことです。
毎回講座の中では
今のままならここにおられる8割以上の方が延命治療をするかもしれませんね
とお話しすると、非常に驚かれます。
しかし、よく考えてみてください。あなたの大切な人をあなたが判断するとしたら、どうですか?
あ、先生もういいです。これ以上必要ありません。
と、はっきり言えるでしょうか?
要するに、ご自身だけで考えていても、判断するのは周りの方。家族の方ということです。
ご自身の意識がない状態では、ご自身以外の方が判断することになる。
その時、皆さんが思っていた皆さんの意思を正しく伝えていただくためには、やはり何かに書き留め、周りの人に伝えておくことは大切ですね。
このことをエンディングノートに書いておくことはもちろんですが、より確実な手段としては尊厳死宣言書を作成する方法もあります。
尊厳死宣言書の作成にも、ご本人の意思はもちろんですがご家族の同意や署名捺印も必要です。
権利擁護と終活
文字にすると非常に重いこと、なんだか難しそうなことという感じがしますが、あなたが最期まであなたらしく生きるためには、今何を考え、何をしておくべきか?を考えることです。
とても当たり前のことですが、日々楽しく生活するために今日からできること、やっておくことがありますね。
少し立ち止まって、今の生活を振り返ったり、これからの生活を考えてみる時間を持ってみませんか。
先日の福山市新市町内の地域サロンさまに続いて、同じ亀寿会館で活動されている亀寿会さまでお話しさせていただきました。
こちらは女性ばかりで、よりアットホームな雰囲気。
今回は、数年前に地域で配布された救急医療情報キットの見直しを中心とした終活のお話し。
どうしても、一度書いたものを冷蔵庫に入れてしまうと、そのまま月日が流れて「開けてみたら浦島太郎!」とまでは言いませんが「これいつの?」というような情報が記入されていることがありますね。
この救急医療情報キットは、救急車を呼ばなくてはいけない時など、救急隊員がその人のことを正しく判断して最適な治療を行うためのものです。
なので、キットに入れているお薬の情報が古かったり、緊急連絡先の電話番号が変わっていて繋がらないというような内容では、せっかく準備していても役に立たないという残念なことになってしまいます。
講座の中では、一つずつ項目を見直しながら
など「なぜ書くのか?」をご説明しています。
というのも、このような情報キットを配布しても、めんどうだということで書いておられない、書いてもそのまま情報が古くなるなど、せっかくの取り組みが活かされていないという声が上がっているからなのです。
また、今回の見直しでは、緊急連絡先に指定している方との関係や、連絡から家に到着するまでの時間などを確認しながら、延命治療についても考えていただきます。
そして、家にいる時には冷蔵庫保管の救急医療情報キット、外出時にはお薬手帳を持ち歩くことで、もしも!の時のご自身の命を守る方法をお伝えします。
みなさんメモを取りながら真剣!
一通りお伝えすることを終えた後に「ところで・・・」という世間話しにも近い、ご近所のお話しや疑問に思ってるお話になりました。
その中で私と参加者さんの間で起こった「世代間ギャップ」。
一番は「戒名や法名」に関する考え方。
私は戒名や法名について、必要ないものとは思いません。しかし、私たちの世代では「絶対ではなくなっている」ということ。
先祖代々そうしてきているから、そのようにした方が良い。亡くなったらいただくもの、れがないとあの世に行けない!とまでは思わないということです。
参加者さんからは「え!戒名をもらわないと、今の名前で行くん?」と、すごく驚かれたのですが、どうでしょう?
この辺りは、語り継ぎ、守っていきたい部分もありますし、変わりゆく部分もあります。
どちらが正しいではなく、ご自身ならどうしたいのか?ということが大切。
ただ「今はそういう考えの人たちも増えているよ」ということを知っていただいて、本当に戒名や法名を大切に思っておられるなら、家族に伝えて置かなくてはいけない、ということです。
一見なんでもないようなことでも、話してみると「え?そんな風に思ってたの?」ということはたくさんあります。
エンディングノートも終活も、日常生活にあること、ご自身が大切にしていることや譲れないことからはじめてくださいね。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、救急医療情報キットの見直しや既存のエンディングノートの書き方など、今あるものを有効に活用するための講座のご依頼を受け付けております。
先週に引き続き、香川県仲多度郡まんのう町の商工会女性部様にお招きいただいて「お薬手帳から始めるエンディングノート」でした。
前回はエンディングノートや終活の基本的なことから、お薬手帳の活用についてお話をさせていただき、家系図を書いていただきました。
今回は1週間おいて2回の連続講座。みなさん2回連続で参加してくださいました。
前回は、協会推奨エンディングノートをお渡しして「書けたら次回までに書いてみてくださいね」とお伝えして終了したのですが、さて書けたでしょうか?
9割の方は「少しでも書いてみた」とお答えになりましたが、1割の方は「全く書いていない」という回答。
その理由は
ということ。
2つとも。エンディングノートを書こうと思っても書けない理由のトップにあがるものです。
実は、今回は連続講座だったので「次回までには」と期限を決められていたこともあるし、商工会女性部という顔見知りの仲間と参加している講座なので「書かなくちゃ」と思って書いてくださった方が多いと思います。
もし。一般的な講座であれば、
書く気持ちはあったけど、帰ったら書けなかった
と言われる方が8割かもしれません。
もちろん「書いてください!」と強制することもないのですが、やはりエンディングノートは必要なことだけでも書いていた方がいざという時には役にたつので、書いていただきたいと思っています。
だけど、私も家事や介護をしながら仕事もしている忙しい身です。
みなさんが時間に追われて書けない!
という気持ち。すごくわかります。
だから、今回のような連続講座はとても良いのです。次があるからなんとか書ける。
人間誰しも「期限あるからやる」というものですよね。
もう一つ連続講座の魅力は「深い話ができる」ということです。
人は誰しも、接触回数が増えれば親しくなるものです。ですから、講座だってその時限りよりも2回、3回と連続して行えば少しずつ関係が深まります。
今回も、1回目より2回目。1回目よりも質問もしやすくなりますし、参加してくださる方も、声が出やすくなります。
関係性が築けると、延命治療や認知症についても、深く突っ込んだ話をしやすくなるのです。
前回はお薬手帳に貼っていただくオリジナルシートの解説から、今回はエンディングノートの項目ごとの解説から、しっかりと延命治療に対する考え方をお伝えしました。
ご自身がエンディングノートに「延命治療を希望しない」と書くことで何が起こるのか。
家族はどう思うのか、どう判断するのか。
もし、あなたの家族が「延命治療をしない」と書いていて、本当に判断を迫られた時はどうするのか?
最近では「家族に迷惑をかけたくないから延命治療を希望しない」と言われますが、その場になった時に本当に迷惑をかけないのか?ということです。
また、みなさん終末期は
など、身体的に生活が困難になるイメージをお持ちなのですが、認知症と診断された場合はどうでしょうか?
認知症と診断されたとしても、歩けるし、寝たきりにはならないかもしれない。
でも、自分のことが全て自分ではできないかもしれない。
ここまでお話すると「うーん・・・」とうなる方も出てきます。
こうして、様々なケースや状況を知っていただくことから、終活は始まるのです。
エンディングノートを書き上げたから完璧!というものではありません。
終活講座・エンディングノート講座の講師派遣
ありがたいことですが、終活講座やエンディングノート講座の講師のご依頼は全国からいただきます。
特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、講師派遣を全国対応で行っておりますので、喜んで伺います。
まずは正しい情報を知っていただくことからです。
気づいていただくことがはじめの一歩です。
10人でも100人でも、喜んでお話をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
そして、できれば連続講座をご検討ください!
香川県仲多度郡のまんのう町商工会女性部様の2回連続講座の第1回目。
こちらまんのう町商工会さんのJR最寄駅は琴平。そう「金毘羅さん」のある町。そうです、みなさんのご近所?にもあるかもしれない金刀比羅神社の総本宮ですね。
岡山からJRに乗って単線をガタゴト行くと、琴平駅の手前には「善通寺」があって、ホームには「弘法大使誕生の地」という看板が立っていました。
実は私の母は中学を卒業してからこの辺りに住んでいたことがあったので、駅について早速新しくなった駅舎をパチリ。
すぐにLINEで写真を送ると、とても懐かしいという返信がありました。
こうして全国あちこち行かせていただきながら、誰かの思い出の地ではその方に写真を送ったりして思い出を共有するのも、私のライフワークです。
さてさて、そんな香川県仲多度郡まんのう町では「お薬手帳から始めるエンディングノート」をテーマにお話しさせていただきます。
まずはエンディングノートを始める前のお話しから。
いつものように、終活とは?エンディングノートとは?の基本情報から、現代の葬儀事情、香川県のお墓情報などをお仕えしました。
商工会の会員様ということで、葬儀についても「どのような葬儀を選ぶ?」ということは気になるとこと。
最近では「家族葬」を選ぶご家族が多い中、メリット・デメリット・選んだ場合の予想される問題点などを具体的にあげていきます。
そして「エンディングノートを書く必要があるの?」という、よくあるご質問に対しては、講師を交代して終活サポート事業部の部長から、父を看取った経験を交えてお話しいたしました。
「元気な時に始めて、親子の会話のきっかけに」と、どこでもよく聞くフレーズですが、親の終末期に寄り添いながら、どのような状況だったのか、また看取った後自分がどう感じ、皆さんに何をお伝えしたいのか。
お互いを思いやるからこそ、本音をぶつけにくくなること、それでも「聞いておきたかった」という想い。
参加者の皆さんも、きっとご家族の顔を思い浮かべながら聞いてくださったと思います。
今回は2回連続講座ということで、一つ一つの項目にじっくりと取り組むことができます。
普段の90分の講座では、家系図をしっかり書く時間はありませんが、今回はしっかりと家系図をかいてみることにしました。
改めて親兄弟や親族を書き出してみると、どうしてるのかな?そういえば連絡先は変わっていないかしら?など、いろいろと気になる点も出てきます。
様々なエンディングノートにも家系図のページがあると思いますが、決して「これを書いておけば相続の際には大丈夫」というものではありません。
相続手続きの際には、戸籍謄本を取り寄せて確認し、相続関係図など正式な書類の作成が必要になります。
それじゃ書かなくても良いのでは?というご質問もありますが、まずはご自身でわかる範囲を書いてみていただきたいのです。
書いて目で見ることによって、様々な気づきがあるはずです。
そして、気になる点があればすぐに確認する。この行動を一つからでも始めることで、隠れていた大きな問題がみつかることも多々あるのです。
手書きの家系図一枚でも、そこに様々な情報を書き込むことで「これからの自分の終活」が見えてきますよ。
2回連続講座の第1回目、終盤は「お薬手帳」の活用法。
実際には
など、お薬手帳をお持ちでない方もいらっしゃいます。
もし持っておられない方は・・・
お薬手帳はお薬の情報がとても大切ではありますが、私たちはそれ以外のページへの記入や専用シートをお配りして活用法をお伝えしてます。
エンディングノートと同じく「なぜ必要なのか」「どんなことに役立つのか」をお伝えしていつも携帯していただくこと。
そして、エンディングノートを書く練習としても役に立つお薬手帳については、これからも各地でお伝えしてまいります。
約1時間半の第1回講座では、エンディングノートや終活についての基本、最近の終活事情、そしてエンディングノートを書く前にをお伝えしました。
次回は、実際に書いていただいたエンディングノートを持ってきていただき、よりしっかりと伝わる書き方のポイント、書いたらどうなる?などをお伝えいたします。
広島県福山市は、決して人口が多い方ではないのですが、地域情報系の雑誌やフリーパーパーがとても多いと思います。
その中でも、ビジネス情報さん・経済リポートさんは、備後地域の地域情報や経済の動向、地元企業の活躍などを細かく取材、掲載されている地域情報誌。
しかも、月に3回発行には頭が下がります。
ビジネス情報8月1日号
経済リポート8月1日号
こちらの2誌にEN日(エンディングノートの日)イベント@福山の情報を掲載していただきました!
今年初めてとなるEN日(エンディングノートの日)ですが、一人でも多くの方に
エンディングノートを書いてみようかな?
と思っていただけるよう、きっかけ作りの日、そしてきっかけ作りの2週間になって欲しいと思っています。
8月1日には、EN日週間のトップを切って、福山市男女共同参画センター2階のまちサポセミナールームにて、
の講座を開催します!
ご希望の方は、こちらからお申込みくださいね。
講座お申込みフォーム
今日は2箇所の講演&ラジオ出演と、かなりハードな1日でした。
午前中は、4月から参加させていただいている、広島市西区で開催されている「庚午カフェ」さんのつながりで、庚午中4丁目集会所で毎月1回開催されている「仲良し会」さんの集まりで、お話させていただきました。
今回は、お薬手帳から始めるエンディングノート&終活ではありますが、お盆前バージョンということで「お盆に確認したいこと!」をメインにしました。
お盆に家族が集まるから、親族が集まるからという方には、ぜひとも確認したり自分の思いをを伝えてみていただきたいこと・・・
「伝えてほしいこと」と言っても。実は特別なことではないのです。
きっと講座を聞いてくださった方も「そんなこと?」「それくらいのこと?」って思われたのではないでしょうか。
例えば・・・
家の宗派を子どもさんに伝えてください
え?って思われますか?
しかし、実際のところ「我が家の宗派は◎◎です」と言える人が少なくなってきています。
葬儀や法事でお寺さんがくるのはわかっていても「はて?我が家は何宗?」ってことは、よくあります。
もう一つ
戒名(法名)が必要かどうか
これも伝えてあげてください。
40〜50代になると「お金がかかるし必要ない」と思っている人も多いもの。それでも「親にはつけてあげないとなぁ」とも思っているのです。
もし、すでにお持ちなら、そのことも併せてお伝えくださいね。
それから不動産について。
家や土地はわかったとしても、山や畑はわからない。そんなことも多いもの。
固定資産税の納税通知を見ながら「これってどこ?」「こんな畑があったの?」と、後になってびっくり!ということも多いものです。
普段目にしない不動産については、ぜひ早めにお伝えくださいね。「そんなこと言うけど、税金だって微々たるもんだ」と言われるかもしれませんが、ちりもつもれば・・・ですよ!
先ほどのようなことを何度もお伝えするのには、わけがあります。
それは「皆さんいつかは伝えようと思っているのに、実際には聞いておけばよかったということが多い」からです。
きっと誰しも「伝えなくちゃ」「いつか言おう」と思っているのです。ただ、そのタイミングを見計らっているうちに、言わずじまいになってしまうことが多いだけ。
今度会ったら、この次に帰ってきたら・・・そう思っているうちに、あっという間に半年、一年とたってしまうのはよくあることです。
あら?これって・・・
そうですね、片付けやエンディングノートと同じなんです。
「いつから始めるか」を後延ばしにしてしまって、気づいたら遅かった!ということも多々ありますね。そうなる前に・・・だから、何度でもお伝えします。
もうええよ!もうやるよ!
そう言われるまで、何度でも(笑)
そして、このきっかけ作りの一つになれば・・・と、今年から始めるのがEN日(エンディングノートの日)なのです。
福山会場はもちろんのこと、東京、掛川、松山でイベント開催のほか、EN日週間の8月1日〜15日には、全国で40回以上エンディングノート講座やワークショプが開催されます。
いつから?と言わず、ぜひEN日から始めてください!
詳しくはこちらから