特定非営利活動法人

エンディングノート普及協会

日別アーカイブ 2018年3月8日

著者:赤川 なおみ

北島三郎さんのご子息の訃報に思う「孤独死」とは?

北島三郎さんのご子息(次男さん)が亡くなっていたというニュースが飛び込んできました。

北島さんが81歳、息子さんは51歳。

記者会見では子どもに先立たれる、親としては一番辛い心境を語っておられました。

ニュースでは「孤独死」ともありましたが、私は孤独死とは少し違うように思います。報道では、少しでもインパクトのある言葉で表現したがる傾向にありますが。今回のようなことは一人暮らしの方なら、年齢問わず誰にでも起こりうること。

孤独なのではなく、身寄りがないわけでも疎遠なわけでもないけれど、亡くなってから日にちがたって発見されることなんて、普通にあると思うのです。

親の終活よりも自分の終活

皆さん終活やエンディングノートのお話しになると「親に書いて欲しい」「親にやってもらいたい」と言われるのですが、本当にそうでしょうか?

「親に書いて欲しい」「親にやってもらいたい」と言われるのは、ほとんど40代、50代の方。そうです、今回の北島三郎さんの息子さんも51歳。

長寿時代、100年時代と言われるようになり「うちの子が」という話の「うちの子」が、すでに70歳ということもよくありますよね。もちろん、幾つになっても親子は親子、我が子は我が子。

そうなると、親の心配もですが

自分のこと

も、とても大切になってきませんか?

親の終活より自分の終活

も大切だと思うのです。

そして40代、50代の終活は、自分のことだけではなく「親のこと」「我が子のこと」と3世代分の終活が必要なのです。

私のように一人っ子の場合、元気な今は親の最期まで自分で責任を持つつもりです。お墓のことだって、両親亡き後は墓じまいをして、本家の一人娘としての役割を果たすつもりです。

でも・・・3年前に病気をしてからは「もしかして自分が先だったら親はどうなる?」と、真剣に考えるようになりました。

両親も私に頼っているのはわかります。そうすると私に何かあったら、その両親が露頭に迷うのかも?ですよね。

子どもの方は、おかげさまで全員成人しましたから、とりあえず「あとはご勝手に!」と言っても大丈夫だけど・・・これが、お子さんが未成年の場合は、親のことも、子どものことも考えておかなくちゃいけませんね。

今回の北島三郎の息子さんは次男さんとのことなので、北島さんが一人取り残されるわけではなさそうですが、もし親一人子一人で子が先立ってしまったら・・・?

家族がいても発見が遅れることはある

今回は亡くなって1週間くらいたっての発見だったと報道されています。

先ほど「孤独死」について少し触れましたが、今回のように一人で生活していた方が亡くなって発見が遅れたら孤独死なのか?ということ。

確かに一人で、孤独に亡くなったと考えるかもしれませんが、北島三郎さんの会見でも

「息子は作曲を始めると没頭してしまい、連絡が取りづらくなることも多かったから」

と言われていました。

考えてみると、普通でも離れて暮らしている親子で毎日電話する・・・という関係は、なかなかありません。

昔のように伝達手段があまりなかった時代ではなくても「いつでも連絡できる」と思うからこそ頻繁には連絡しない親子はどこにでもいます。

一人暮らしの皆さんも考えてみてください。

もし家で突然倒れたら、すぐに誰かに気づいてもらえますか?

毎日朝晩、連絡を取り合っている人がいますか?

そうなのです。一人暮らしをしている全ての人は

亡くなっても発見が遅れる可能性

があるのです。これは10代、20代だってありえますよ。

今回のニュースを聞いて、やはり若い人にも終活やエンディングノートの必要性を考えていただかなければ!と改めて思いました。

終活やエンディングノートに年齢も始める時期も関係ありません。

気づいた時から始めましょう!

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著者:エンディングノート普及協会

お薬手帳から始める終活@浅口市老人クラブ連合会さま

本日は、岡山県浅口市老人クラブ連合会様で毎年行われている講演会で「お薬手帳から始める簡単終活」~私らしく生きるために~というテーマで登壇をさせていただきました。

さすがに老人会連合会総会の講演会ということで、会場も大ホールでたくさんの方が足を運んでくださって、約400名とのことでした。ステージから見た客席は圧巻・・・

お薬手帳から始める簡単終活がテーマでしたが、

①自己紹介
②協会の紹介
③エンディングノートの歴史
④チェックシート(ワーク)
⑤チェックシート解説
⑥お墓事情
⑦葬儀事情
⑧お薬手帳を使った終活

の順番で講演をさせていただきました。

「終活」「エンディングノート」という言葉を聞くと、どうしても年配の世代のモノであるという認識があります。そこでなぜ私が30代であるにも関わらずエンディングノート普及協会に携わっているかを自分の経験を基にお話をさせていただきました。

私の年齢を言うと最初は会場にどよめきが起こりましたが、体験を話している中でどうしてやっているのかということをわかっていただいた様子で頷いて聞いてくださる方が何名もおられてとてもスムーズに話をすることができたと思います。

チェックシートの解説からは、私に変わり代表理事の赤川が公園をさせていただきました。

協会独自のチェックシートを使い

  • まだしなくて良い
  • 必要ない

と思っている方にも少しもで気づきがあればという気持ちでこのチェックシート使っています。

やはりチェックシートを使うと参加されてる方々の中にもご自身で気づいていなかったことが明確になったりするようで、ワークを真剣にされておられました。

その後、岡山県近辺の葬儀事情や、お墓事情を伝えさせていただいた後は、私どもの協会でしか行っていない

お薬手帳を使った終活

をお伝えさせていただきました。

  • なぜお薬手帳が終活に繋がるのか
  • なぜ簡単に始めることができるのか

をお伝えさせていただいたので、少しでも参加された方が行動に起こしてもらうことができればうれしく思います。

協会オリジナルコンテンツである「チェックシート」と「お薬手帳を使った終活」で、少しでも興味をもってる方の「終活」や「エンディングノート」をお手伝いできればと思っております。