カテゴリーアーカイブ 延命治療

著者:赤川 なおみ

権利擁護と終活@東温市地域包括支援センターさま

みなさん「権利擁護」と聞いて、どんなことを考えますか?

そして、権利擁護と終活ってつながりますか?

今日は愛媛県東温市社会福祉協議会・地域包括支援センターの「老後の安心教室」にお集りのみなさまにお話しさせていただきました。

こちらでは「ご自身の権利についても考えていく」ということで、

終活と権利擁護

ということでお話しをさせていただきました。

最初にご依頼を受けた時には「終活と権利擁護の接点とは・・・・・」と考えてしまいましたが、実はとても簡単なことでした。

というよりも、

最期まで住み慣れた地域で尊厳を持って生きる

このことこそ、自分の権利を守ることに繋がるのですよね。

ということは、終活と密接な関係があるのだなと、私も再認識いたしました。

自分らしく生きる権利

終活を始める時、誰か・・大切な人のことを考えて始める方が多いと思います。

もちろん、終活の中には

大切な人が苦労しないために

ということも、大きなテーマとしてはあります。

  • 通帳や返却物がなくて困った
  • どこの保険会社に加入しているのか探し回った
  • 相続後にカードローンの請求がきて困った

などなど、残された大切な人たちが困らないように準備しておくのも終活では大切なことですね。

しかし、もしも意識がなくなった時や認知症を発症してご自身の意思をうまく伝えられなくなった時など、自分ではやりたくないことや受け入れがたいことを押し付けられることもあります。

もちろん、皆さんのことを気遣ってこその行動ということが多いのですが、皆さんにとっては

  • それはやって欲しくない
  • そんなことは絶対いやだ!

ということもあるかもしれません。

たとえ血の繋がった家族であったとしても、本当の気持ちは伝えていなければわかりませんね。

そこは、やはり何かに書いておく、もし伝えることができないときでも、見ていただければある程度はわかるようにしておきたいものです。

尊厳死宣言とは?

今回もご自身のチェックシートからお薬手帳の活用方法までお話しさせていただきましたが、その中で気づくことは

延命治療についてどうするのか?どうしたいのか?

ということ。

ほとんどの皆さんは「延命治療NO!」と思っておらえるようですね。

しかし、何も準備をしないままにしていれば、今の日本では延命治療や過度な治療を行う方向に進むのは当然のことです。

毎回講座の中では

今のままならここにおられる8割以上の方が延命治療をするかもしれませんね

とお話しすると、非常に驚かれます。

しかし、よく考えてみてください。あなたの大切な人をあなたが判断するとしたら、どうですか?

あ、先生もういいです。これ以上必要ありません。

と、はっきり言えるでしょうか?

要するに、ご自身だけで考えていても、判断するのは周りの方。家族の方ということです。

ご自身の意識がない状態では、ご自身以外の方が判断することになる。

その時、皆さんが思っていた皆さんの意思を正しく伝えていただくためには、やはり何かに書き留め、周りの人に伝えておくことは大切ですね。

このことをエンディングノートに書いておくことはもちろんですが、より確実な手段としては尊厳死宣言書を作成する方法もあります。

尊厳死宣言書の作成にも、ご本人の意思はもちろんですがご家族の同意や署名捺印も必要です。

権利擁護と終活

文字にすると非常に重いこと、なんだか難しそうなことという感じがしますが、あなたが最期まであなたらしく生きるためには、今何を考え、何をしておくべきか?を考えることです。

  • やりたいことをやるために
  • 食べたいものを食べるために
  • 出かけたい時に出かけることができ
  • 会いたい時に会いたい人に会う

とても当たり前のことですが、日々楽しく生活するために今日からできること、やっておくことがありますね。

少し立ち止まって、今の生活を振り返ったり、これからの生活を考えてみる時間を持ってみませんか。

著者:赤川 なおみ

世代間ギャップと終活@地域サロン亀寿会さま

先日の福山市新市町内の地域サロンさまに続いて、同じ亀寿会館で活動されている亀寿会さまでお話しさせていただきました。

こちらは女性ばかりで、よりアットホームな雰囲気。

今回は、数年前に地域で配布された救急医療情報キットの見直しを中心とした終活のお話し。

どうしても、一度書いたものを冷蔵庫に入れてしまうと、そのまま月日が流れて「開けてみたら浦島太郎!」とまでは言いませんが「これいつの?」というような情報が記入されていることがありますね。

この救急医療情報キットは、救急車を呼ばなくてはいけない時など、救急隊員がその人のことを正しく判断して最適な治療を行うためのものです。

なので、キットに入れているお薬の情報が古かったり、緊急連絡先の電話番号が変わっていて繋がらないというような内容では、せっかく準備していても役に立たないという残念なことになってしまいます。

講座の中では、一つずつ項目を見直しながら

  • ここに書く内容は、このような時に役に立つことです
  • ここは救急隊員の方が早く知りたいことです

など「なぜ書くのか?」をご説明しています。

というのも、このような情報キットを配布しても、めんどうだということで書いておられない、書いてもそのまま情報が古くなるなど、せっかくの取り組みが活かされていないという声が上がっているからなのです。

また、今回の見直しでは、緊急連絡先に指定している方との関係や、連絡から家に到着するまでの時間などを確認しながら、延命治療についても考えていただきます。

そして、家にいる時には冷蔵庫保管の救急医療情報キット、外出時にはお薬手帳を持ち歩くことで、もしも!の時のご自身の命を守る方法をお伝えします。

みなさんメモを取りながら真剣!

一通りお伝えすることを終えた後に「ところで・・・」という世間話しにも近い、ご近所のお話しや疑問に思ってるお話になりました。

その中で私と参加者さんの間で起こった「世代間ギャップ」。

一番は「戒名や法名」に関する考え方。

私は戒名や法名について、必要ないものとは思いません。しかし、私たちの世代では「絶対ではなくなっている」ということ。

先祖代々そうしてきているから、そのようにした方が良い。亡くなったらいただくもの、れがないとあの世に行けない!とまでは思わないということです。

参加者さんからは「え!戒名をもらわないと、今の名前で行くん?」と、すごく驚かれたのですが、どうでしょう?

この辺りは、語り継ぎ、守っていきたい部分もありますし、変わりゆく部分もあります。

どちらが正しいではなく、ご自身ならどうしたいのか?ということが大切。

ただ「今はそういう考えの人たちも増えているよ」ということを知っていただいて、本当に戒名や法名を大切に思っておられるなら、家族に伝えて置かなくてはいけない、ということです。

一見なんでもないようなことでも、話してみると「え?そんな風に思ってたの?」ということはたくさんあります。

エンディングノートも終活も、日常生活にあること、ご自身が大切にしていることや譲れないことからはじめてくださいね。

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会では、救急医療情報キットの見直しや既存のエンディングノートの書き方など、今あるものを有効に活用するための講座のご依頼を受け付けております。

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著者:赤川 なおみ

福山市のふれあい・いきいきサロンにお邪魔しました

朝から雪が降る建国記念日となりましたが、福山市のふれあい・いきいきサロンとして新市町で毎月活動されているサロンでお話しさせていただきました。

ふれあい・いきいきサロンは、同じ地域の人同士で「担い手」と「利用者」が、協働で企画・実施している活動で、主には高齢の方や体の不自由な方など、自宅に閉じこもりがちな人が少しでも外出する機会を持つことができうよう、楽しい催しをおこなっておられます。

また、三世代交流などを行なっている地域もあるようで、現在は約400ヶ所に広がっているそうです。

今回お話しさせていただいたのは。実は隣町というか同じ町内のお隣学区にあるサロンさん。

約20人の方が寒い中を集まっておられるのは、担い手さんのご尽力のたまものだなぁと思います。

家族葬は安くて簡単?

今回は、葬儀の際にいまだ「隣組」のお手伝いが存在する地域において、葬儀をどのようにして決めていくのか?についてを中心に、救急医療情報キットの見直し、延命治療についてなどをお話しさせていただきました。

隣組が存在したり、、他人であってもご近所の葬儀には参列する習慣が残ってる地域において「家族葬」は何かと問題が多くなります。

家族や親族が少なかったとしても、ご近所さんは参列しますからそこそこの人数になります。

また、参列するご近所さんも「ちょっと面倒」という気持ちが全くないとは言わないけれど、やはり「お世話になったし最後のお別れをしよう」と思っています。

そして隣組がある私たちの地域では「お手伝いして当然」「参列して当然」と思っているし、お互い様という気持ちも強いので

家族葬ですからお手伝いも結構です

と言われてしまうと、あ〜よかったという気持ちよりも「え?そうなの?」という気持ちの方が強かったりします。

なんだかお付き合いをシャットアウトされた気分?でしょうか。

こうしたことを考えても、葬儀を家族葬にするのか、一般的な葬儀にするのか?は地域によって考え方が異なります。

そして

家族葬は簡単で安い(だけじゃない)

という謳い文句で決めないで〜!ということ。

今後は、これまで以上に葬儀に関する正しい理解やご近所づきあい、親戚づきあいなどを考えていく必要がありますね。

救急医療情報キットの情報更新

冷蔵庫に保管するタイプの救急医療情報キット。あちらこちらで普及しているようですが、キットの中の情報は新しいですか?

一度書いて冷蔵庫に入れたら、数年そのまま・・・という声をよく聞きます。

こちらのサロンが開催される地域でも、数年前に配布されたようなので、皆さんにキットをお持ちいただきました。

さて、中身は正しく記入できているでしょうか?

  • 緊急連絡先の電話番号は変わっていませんか?
  • 飲んでいるお薬の情報は古くありませんか?
  • かかりつけの病院は変わっていませんか?

様々なチェックポイントとともに、緊急連絡先に書いた人は、どのくらいの時間で駆けつけてくれますか?という質問もさせていただきました。

緊急連絡先・・・

確かに電話はすぐに繋がった。

でも「すぐいらしてください!』の救急隊員の言葉に

えっと・・・そこまで半日以上かかります・・・

半日ならまだしも「海外赴任中です」とか、大雨や大雪で交通機関が止まっていてすぐにいけません!などということも、現実としてあるでしょう。

そんな時、かけつけるまでどうするのか?ということも考えて家族で話し合いたいものです。

家族が遠ければご近所さんにまずはお願いするのも、一つの方法です。

誰もいないことに気づいたら、社会福祉協議会や地域包括センターなどにすぐに相談してみるなど。

救急医療情報キットの情報更新をするだけでも「今すぐできる終活」が見つかりますよ。

特定非営利活動法人エンディングノート普及協会は、このようなサロン活動の場にも講師派遣をいたしております。

その地域で必要なこと、地域の習慣や生活に根ざした終活の方法などをお話しさせていただきます。

気軽にご相談、お問い合わせください。

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著者:赤川 なおみ

介護に関わる立場から看取りを語っていただきました

11月11日は介護の日!

というわけではありませんが、特定非営利活動法人エンディングノート普及協会初の助成金事業「看取りとは?さまざまな立場の経験から〜第一回 介護の立場から〜」を開催いたしました。

第1部は、社会医療法人 社団 沼南会 管理栄養部 リハビリテーション部副部長で理学療法士の森田 裕治さんからのお話し。

様々なデータを提示していただきながら、考察、これからの課題まで、参加者の皆様にも考えていただきながら、充実の時間となりました。

地域ぐるみの連携と人生の自己申告の作成

日々講演活動をなさっている森田さん。

始まると同時に

はい、みなさん立ってくださ〜い

あれ?森田さんだから(理学療法士さんです)、まずは体を動かす?と思ったら・・・

ではみなさん、そのまま一つ前の席に移動をお願いしま〜す!

なんと!みなさんを前の席に誘導して、より聞きやすい場所に移動していただくよう促してくださいました。

この自然な流れ!素晴らしい!

この移動をしていただいたことで、会場と前で話す方の関係がより近くなって、私たちが準備していた以上に内容の濃い講演会になりました。(森田さんありがとうございます!)

流れるような森田さんの現場の取り組みのお話しは、

施設や専門職、家族、地域、行政の全てが情報を共有し、連携していく時代に向けてどう取り組むか?

そのためには「人生の自己申告」をしておくこと。

まさしくエンディングノートや自分ノートの作成の必要性を感じる内容でした。

家族の想いと介護士の想いはどこですれ違うのか?

第2部は、森田さんと介護福祉士さん2人の3人にご登壇いただいて、一般人代表の赤川の質問にお答えいただく形式で進めました。

今回の参加者さんの8割が介護に関わるお仕事の専門職さん。

みなさんお忙し中をお越しくださっただけあって、本当に熱心で「少しでも介護の現場を良くしていきたい!」という意気込みが伝わります。

家族とのコミュニケーション、連携が大切だ!とおっしゃる、そしてそのために動いておられるのに、家族との間にすれ違いが生じてしまうのはなぜだろう?

情報共有をして欲しいと望む介護関係者と、まだ大丈夫と先送りして手遅れになってしまう家族の間には、どんな考え方の違いがあるのだろう?

介護に関わるみなさんが、真剣に考えて頑張ってくださっているからこそ、その頑張りを理解できる家族でありたいと同時に

介護の制度も仕組みも、複雑すぎてついていけない

というのが一般人。

どのように伝えていくのか?どのようにコミュニケーションをとっていくのか?については、一般人代表の赤川から少し意地悪な質問をさせていただきました。

普段の生活で、連絡手段はLINEやメッセージが主流の今、介護施設からの連絡は電話かお手紙という超アナログ。昼間の連絡も、気になっても仕事中電話には出られないし、LINEやメールなら隠れて確認して返信もできるかもしれないのに。
それに、介護施設やサービスの情報を入手しようにも、HPやSNSが充実しているところは少なくて、情報収集が難しい。超アナログを改善できないものでしょうか?

これは個人的にもずっと思っていることです。

小学校や中学校でも、連絡網はLINEグループだったり、緊急のお知らせも一斉にメールが流れる時代。

「高齢者の方はそういうのは使わないので。。。」とおっしゃるけれど、みなさんが連絡をとっている相手は、40代〜60代のスマホ世代ではないのですか?

というのが私の意見でした。

これについては、コストもかかるしリスクマネジメントの問題もありますから、一足飛びに「やれば良いと思います!」といかないのは良くわかります。

それでも。今回投げかけさせていただいて、会場のみなさんにも考えていただけたこと、問題提起になったことはとても嬉しいことでした。

日本の未来は明るいかも!

今回とっても嬉しかったこと。

それは高校生の参加者さんがいらしたこと。

チラシを見たとお電話をいただき、学校帰りに参加してくださいました。

一人で参加してくださった学生さん。どんなことを感じ、考えてくださったのでしょう。

帰り際に声をかけると「次回も参加して良いですか?」とのこと。

もちろん喜んで!大歓迎!

こうして、一人でも関心をもってくれることが大切で、そこから少しずつ輪が広がっていくのだと思います。

彼女の行動力に敬意を表し、これからの活動に勇気をいただいたのでした。

会場では、看護・介護のケアにメディカルアロマを取り入れる活動をしておられるNursing roseさんによる、アロマハンドトリートメントの体験コーナーも設置され、会場を和ませてくださいました。

次回は12月16日(土)に第2回「医療の立場から」と題して、在宅医療専門のまるやまクリニック院長  丸山先生にご登壇いただきます。

第2部では、在宅医療専門クリニックの看護師、訪問看護認定看護師、在宅専門薬剤師の3人の方にご登壇いただき、在宅医療の今をお話しいただきます。

 

著者:赤川 なおみ

延命治療はイヤ!そのとき家族は@あさイチ

朝の情報番組「あさイチ」では、よく終活関連の特集をしています。

今朝は「延命治療」だったのですが、その中でも難しい「延命治療はしない」と本人が言ったときの、家族の対応や気持ちについてでした。

私が終活セミナーでよくお話しすることですが「延命治療をしたくない!と思っている方は、必ず事前に家族に伝えてくださいね」ということ。

延命治療については、セミナーでも「延命治療はしない」という方が99.9%です。

医療が進み、どんどん寿命が長くなる中で、みなさん「管を着けてまで生きていたくない」とか「長くなるのは家族に負担がかかる」ということで、延命治療を希望しない方が増えているように思います。

それほどまでに、99.9%もの人が「延命治療はしたくない」と言っているのに、それでも多くの方が延命治療をしてなくなるのはなぜなのか?ということです。

私が入院している間にも、100歳になるおばあちゃまを「もっと生きてほしいんです」と大変な治療を懇願する80代の息子さん夫婦の声を聞きました。

ご本人は本当に、これ以上の治療を望んでいるのだろうか?

看護師さんが触れるたびに「痛い」と訴えている状態で、これ以上痛いことを続けてほしいのか?

私はやり取りを聞きながら「やはり、延命治療をするのは家族なんだよなぁ」と思ったものでした。

テレビでもありましたが、病院側は本人の意思よりも家族の意志を重視します。

それは、亡くなった後の「病院が何もしなかった」という、家族や身内からのクレームを防ぐためです。

いくら本人の意思だったとしても、死人に口なしです。

生きている家族や身内が「病院が」「医者が」と言い出したら・・・

情けないことですが、えらいこっちゃです。

とは言え、判断する立場になれば「これで良いのか」「本当にこれで良かったのか」の繰り返し。

しっかりと本人が「延命治療はしない」と意思表示をしていたとしても、いざ決断する時には、やはり苦悩するでしょう。

それは、人の人生を左右することですからね。どんなに準備していたとしても、多少の同様や悩みはあるはずです。

また、その判断をどの段階でするのか?という、状態にもよりますから。

やはり「延命治療はイヤ!」と言われたら、その時あなたはどうするでしょう?というのは、永遠の課題かもしれません。

それでも、テレビの中でも「話し合うことができて、お互いの気持ちを確認することができて良かった」と言われていたように、この「話し合う」「気持ちを確認し合う」ことが大切なんですよね。

その一つのツールがエンディングノートなのだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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著者:赤川 なおみ

終末期を自分で決められない? 日本の理想と現実

 
エンディングノートの書き方講座で他県版に記入して頂く際、介護の場所の希望のところでは「介護施設」と答える人が多いのですが、本心は「自宅」という方がほとんど。

本心を書けないのは「家族や大切な人に迷惑をかけたくないから」。

自宅での介護はてがかかり、迷惑をかけるというイメージからくるものでしょう。

そして日本では、終末期についての「本人のどうしたい」という意思よりも、医師や家族の「こうした方が良い」という意見の方が強いという現実。

講座でお話しをさせて頂く時に「延命治療をしたくないと言う方は、しっかりと意思を表示して伝えておく事が必要です」と何度もお伝えします。

「そこまで言わなくても」と思う方が多いのですが、調査によると「治療や看取りの方針を決定する人」という項目では、「理想は本人」が75,6%に対して「現実に本人となる」は14%(国民長寿センター研究報告書より)と理想と現実のギャップの大きさがはっきりと出ています。

日本では、医師も家族なども「本人の意思」よりも「生存時間」重視。

少しでも長く生きることが第一条件となることが多いのです。

その次に大切にされるのが「家族の意向」。だから本人は延命治療を希望しないのに、最終的に管に繋がれるわけです。

海外では「管に繋がれて少し長く生きることよりも、人として食べたり意思を伝えられる事の方が大切」と考える人が多いので、日本のように延命治療は進まないのだそうです。

福祉大国デンマークでは、医療従事者でさえ「延命治療はみたことはある」というくらい稀なことなのだそう。

だからと言って、家族がつきっきりで終末期を過ごしたり、介護のために家族が自分の生活を犠牲にするということはありません。

デンマークの高齢者の9割近くが夫婦又は単身で生活しているというのですから、日本の「一人は不安だ」という終末期とは違います。

確かに制度の差もあるので、今の日本で安心して単身の生活ができる場合ばかりではありません。

それでも、これからは政府も「在宅介護・在宅医療」をすすめていきます。そんな時、日本のギャップはどのように埋めていくのでしょう?

家族想いの優しい日本人。

そうでしょうか?それも否定はできませんが、現実問題「先生に決めてほしい」と治療について家族が決断できないので、そのまま延命治療になるというケースも珍しくありません。

「自分らしい生き方」「自分らしく生きる」と自分を見つめ、自分で決めた人生を歩む人が多くなったのに、最期はまるなげ?はやめたいもの。

自分らしく生きたい方、最期まで自分らしく生きる方法を考えてみませんか?
自分らしさ発見!ジブツタ(エンディングノート)活用法

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著者:赤川 なおみ

延命治療をしないと決めた家族の苦しみ

こんにちは。
「記念日にはエンディングノートを!」を推奨する、エンディングノートナビゲーター・エンディングノートの書き方講師の赤川 なおみです。

延命治療をするかしないか?

医療の技術が進み、昔のようにご自宅で最期を迎える方よりも、病院で最期を迎える方が多くなりました。

救急医療が発達し「何かあったら119番!」が定着したこともあります。

とはいえ、このことで多くの命が助かることは間違いなく、医療の進歩はありがたいことです。

しかし、一方で「延命治療」という文字通り「生命を延長する」ための医療。この治療が今色々と問題になったり、見直されたりしています。

エンディングノートの書き方講座をさせて頂く時、エンディングノートや終活のお話しををさせて頂く時、この項目はどうしても長くなります。

エンディングノートを記入する本人は「延命治療はしない」とほとんど書かれます。

それは「残される大切な人が介護で大変にならないように」という想いからです。

しかし、家族はどうでしょうか?

本人の希望でもあり、多くの人が「延命治療なんてするもんじゃない」と口々に言う。

ということは「しても良いことはない」ということですよね?みんなそう思っているはですよね?

しかし、見守る家族や、医師に延命治療はしませんと答えた家族はどうか?

ほとんどの方が「やはり呼吸器を付ければよかったのではないか」「何かすればもう少し生きられたのではないか?」「もっと生きたかったのではないか?」と悩み苦しむのです。

「だからエンディングノートで延命治療はしないって書いておくんでしょう」と思われますよね?

もちろん、その人の意思がわかれば、家族や大切な人も医師から「延命しますか?」と聞かれた時に判断はしやすくなります。

それでも、悩み苦しむ。

じゃどうすればいいの?ですよね。

ぜひ書いたらお話ししてください。
ご自身がどのような気持で「延命治療をしない」と書いたのか。

気持までしっかりと伝えてあげてください。

そうすれば「あんな風に書いていたけど、本当はしてほしかったんじゃないのか」と悩むことは少なくなるはずです。

そして「書いておいても家族は悩む・苦しむ」ということを知ってください。

エンディングノートや終活に悩んでしまったら・・
お気軽にエンディングノート普及協会へ。

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著者:赤川 なおみ

チーム・バチスタで尊厳死について語る

こんにちは。
エンディングノートナビゲーター、エンディングノート作成講師 赤川 なおみです。

フジテレビのドラマ チーム・バチスタ4で「尊厳死」「尊厳死宣言」についての話がありました。

尊厳死は「人間が人間としての尊厳を保って死に臨むことである。」とウィキペディアには書かれています。

そして「尊厳死宣言」は「本人が自らの考えで尊厳死を望み,延命措置を差し控え、中止してもらいたいという考えを書面にて宣言するもの。

尊厳死宣言には、
・公証人の面前で宣言し、公証人がこの事実を公正証書として記録するもの。事実実験公正証書の一種。
・日本尊厳死協会が発行する「尊厳死の宣言書(リビング・ウィル)」
の二種類があります。

ただ、どちらにしても書いてはいても、その時に対応する医師の全てが受け入れ、尊厳死を認めるわけではありません。

それでも、宣言書があれば9割以上が意思を尊重されるというデータもあります。

これもいつも講座でお話しさせていただくのですが「私は延命治療は望まないから」とだけ言っておくのでは弱く、本当にそうしてほしいと思えば、遺言書と同じくきちんと書いておく必要があります。

そして、書いたらやはりご家族や近親者にその意思を伝え、よくお話しをすること。

簡単な問題ではありませんが、終末期医療が見直されるようになり、エンディングノートで自分の思いを伝えるようにもなりました。

エンディングノートも「書くだけ」では何も解決しません。

「書いたら伝える」「書いたら話し合う」そのための第一歩がエンディングノート。

今一度しっかりと考えてみませんか??

「ちょっと助けて!」そんな時には

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著者:赤川 なおみ

延命治療の考え方

こんにちは。

「夢をあきらめない生き方」「最期まで自分らしく生きる!」をエンディングノートを通してナビゲートする赤川 なおみです。

エンディングノートに書く内容の中に「延命治療について」という項目があります。

これまで延命治療には「人工透析」も入るということをお伝えしたり、延命治療の判断については案外もめますよということをお伝えしてきました。

昨日のグループ作成講座でも、この「延命治療」については、みなさん気になることだし、エンディングノートに書きたいことだと言われました。

しかし、その判断基準は様々。

「医師から『延命治療をしますか?しませんか?』と聞かれる状況=手は尽くしたが、ほぼ助かる見込みがない」ということ。

・それでも万が一の奇跡を信じて治療を続けてほしい
・残りの時間をできる限り有意義に過ごしたい

そのほかにも、人それぞれ思うことがあるでしょう。

この選択を考えるにあたっては
「自分の最後の迎え方」をどうするか、しっかり考える必要があるということです。

余命を宣告された時、薬や治療で3ヶ月の命を半年まで延ばしてでも、少しでも長く生きたいのか。

治療をしても3ヶ月しか違わないのなら、ベッドの上で天井をみて過ごすより、自宅で好きなことをして過ごしたいと思うのか。

「管を繋がれてまで長生きしたくない」というところだけでなく「最期まで自分らしい」とはどういうことなのか?を今一度考えてみてください。

エンディングノートに「延命治療をする・しない」を記入する。

これは、単に意思表示をするということだけではなく、こうして「自分の生き方」「最期まで自分らしく生きるとは」ということを考えるきっかけにもなるのです。

みなさんは、延命治療についてどう考えますか?

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著者:赤川 なおみ

まずは正しく知ることから 「延命治療って?」

こんにちは。
「夢をあきらめない生き方」「最期まで自分らしく生きる!」をエンディングノートを通してナビゲートする赤川 なおみです。

「延命治療?絶対しない!」
「管に繋がれてまで生きたくない」

これはよく聞きますよね。読者のみなさんはどうですか?

では、腎臓が弱ってしまい「人工透析」しかありませんといわれた時、「それは結構です」とどのくらいの方が言うのでしょう?

実は延命治療とは「人工呼吸」「人工栄養」「人工透析」のことだそう。みなさん「人工呼吸」のことをイメージして「しない」と言ってないのかな?

延命治療は「この処置をしなければ命の保障がありません」というときに行いますよね。確かに人工透析も、透析をしない=命の保障がないのです。

人工栄養もそうですよね。自力で食べて飲み込むことができないから管で栄養を送る。体に栄養が入らなければ命の保障はない。

人工呼吸同様、人工栄養も人工透析も、みなさんが「NO」と言っている延命治療。

そうなると、少し考えたくなる方もいらっしゃるはずです。いくらなんでも「透析さえすれば生活できる」のに「延命治療だ」と言われたら・・・

家族も、大切な家族が「透析はしない」と言ったらどうですか?
「透析さえやれば、家で生活できるんだよ」「がんばってやろうよ」って言いたくなりませんか?

ですから「まずはみんなが正しく知ること」これが一番大切。

そして、自分の命や残される家族の気持ちをしっかり考え、話し合ってみることが大切ですね。

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